講義内容詳細:心理学応用演習/心理学演習ⅠA

戻る
年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 心理学応用演習/心理学演習ⅠA
英文科目名/Course Title (English) Advanced Seminar in Psychology/Seminar in Psychology ⅠA
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 駒屋 雄高
英文氏名/Instructor (English) KOMAYA Yutaka

講義概要/Course description
*コロナウイルスの感染状況によって、一部オンライン(リアルタイム)での授業形態をとることがあることを了承の上、受講してください*
臨床心理学の研究,特に事例研究について学ぶ。具体的には,本邦の臨床心理学関連の論文の中から,受講生が選択した論文を受講生自らがプレゼンテーションを行い,その後担当教員,他の受講生とディスカッションをし,現在の臨床心理学関連の研究についての理解を深める。選択する論文は基本的には事例研究論文とし,臨床心理学の実践が,どのような形をへて論文となっていくかを学ぶとともに、実際の心理支援がどのような流れで行われているのかについての知識を得る機会とも考えている。なお,受講生が興味を持てば,海外の古典的な症例の研究論文についてもプレゼンテーション,ディスカッションをしていく。

達成目標/Course objectives
臨床心理学の現在の研究動向について学ぶとともに,研究論文を批判的に読み,その研究を自らが論じた場合には,どのような展開となるのかなど,臨床心理学の研究者の視点を養うことを目標とする。また論文を講読を通して、心理支援の実際場面への思いを展開させることや、そこでの支援において何が重要となってくるのかについて理解できるようになることも目標としている。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
ある程度の臨床心理学の知識を前提として講義を行います。学科が開講している臨床心理学関係の授業を一度は受講していることが理解の幅を広げるかと思います。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション 【オンライン授業(オンデマンド型)】
事前学習/Preparation 臨床心理学研究とは,どのようなものか,自分なりに考えておくこと
事後学習/Reviewing 自身が発表をする論文を探し始めてください
2
授業計画/Class 臨床心理学研究の成り立ち
事前学習/Preparation 参考文献に目を通しておいてください
事後学習/Reviewing 授業で学んだことを復習し,次回以降の論文読み込みにいかすようにしてください。
3
授業計画/Class 既存論文をどう読んでいくのか:2つの論文の検討
事前学習/Preparation 指定する論文を読み込んでおいてください。
事後学習/Reviewing 論文講読後,自分なりの感想をまとめておいてください。
4
授業計画/Class 既存論文をどう読んでいくのか:精神分析的心理療法における3論文の検討
事前学習/Preparation 指定する論文を読み込んでおいてください。
事後学習/Reviewing 論文講読後,自分なりの感想をまとめておいてください。
5
授業計画/Class 学生によるプレゼンテーション
事前学習/Preparation 発表学生はレジュメを用意してください。その他の学生は必ず論文を読み込み、自分の意見を持って講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 討論された論文をもう一度読み直すことで、新たな視点をもてるようにしてください。
6
授業計画/Class 学生によるプレゼンテーション
事前学習/Preparation 発表学生はレジュメを用意してください。その他の学生は必ず論文を読み込み、自分の意見を持って講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 討論された論文をもう一度読み直すことで、新たな視点をもてるようにしてください。
7
授業計画/Class 学生によるプレゼンテーション
事前学習/Preparation 発表学生はレジュメを用意してください。その他の学生は必ず論文を読み込み、自分の意見を持って講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 討論された論文をもう一度読み直すことで、新たな視点をもてるようにしてください。
8
授業計画/Class 学生によるプレゼンテーション
事前学習/Preparation 発表学生はレジュメを用意してください。その他の学生は必ず論文を読み込み、自分の意見を持って講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 討論された論文をもう一度読み直すことで、新たな視点をもてるようにしてください。
9
授業計画/Class 学生によるプレゼンテーション
事前学習/Preparation 発表学生はレジュメを用意してください。その他の学生は必ず論文を読み込み、自分の意見を持って講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 討論された論文をもう一度読み直すことで、新たな視点をもてるようにしてください。
10
授業計画/Class 学生によるプレゼンテーション
事前学習/Preparation 発表学生はレジュメを用意してください。その他の学生は必ず論文を読み込み、自分の意見を持って講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 討論された論文をもう一度読み直すことで、新たな視点をもてるようにしてください。
11
授業計画/Class 学生によるプレゼンテーション
事前学習/Preparation 発表学生はレジュメを用意してください。その他の学生は必ず論文を読み込み、自分の意見を持って講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 討論された論文をもう一度読み直すことで、新たな視点をもてるようにしてください。
12
授業計画/Class 学生によるプレゼンテーション
事前学習/Preparation 発表学生はレジュメを用意してください。その他の学生は必ず論文を読み込み、自分の意見を持って講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 討論された論文をもう一度読み直すことで、新たな視点をもてるようにしてください。
13
授業計画/Class 学生によるプレゼンテーション
事前学習/Preparation 発表学生はレジュメを用意してください。その他の学生は必ず論文を読み込み、自分の意見を持って講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 討論された論文をもう一度読み直すことで、新たな視点をもてるようにしてください。
14
授業計画/Class 学生によるプレゼンテーション
事前学習/Preparation 発表学生はレジュメを用意してください。その他の学生は必ず論文を読み込み、自分の意見を持って講義に臨んでください。
事後学習/Reviewing 討論された論文をもう一度読み直すことで、新たな視点をもてるようにしてください。
15
授業計画/Class 全体のまとめ
事前学習/Preparation 今まで発表された論文を通して,自分なりの臨床心理学研究についての知見をまとめておいてください。
事後学習/Reviewing 自分なりの臨床心理学研究についてのビジョンを持てるように復習をしてください。
授業方法/Method of instruction
講義前半は講師による「臨床心理学研究」についての概略の説明、指定論文の読み込みとディスカッションを行います。中盤からは参加学生による論文の発表およびディスカッションという形で進行していきます。参加人数にもよりますが、一人2回から3回の発表があります。発表方法は論文のサマリーを作成し、プレゼンテーションを行い、その後疑問点・感想などを担当教員と参加学生皆でディスカッションしていきます。
成績評価方法/Evaluation
1 100% 平常点(50%),発表点(50%)の合計で評価をする。期末レポートに関しては、授業の展開によって課す場合がある。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 特になし。研究論文は心理学科合同研,大学図書館にて閲覧可能なものでかまわない。

参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
 
1 山本力・鶴田和美編 心理臨床家のための「事例研究」の進め方 北大路書房
2 津川律子・遠藤裕乃著 初心者のための臨床心理学研究実践マニュアル 金剛出版
3 下山晴彦編 臨床心理学研究の技法 福村出版
メッセージ/Message
臨床心理学は実践については様々に言及されてきていますが,研究についてはまだまだ発展途上の領域だと考えています。その発展途上の領域について,色々と思うことを話し合っていきたいと思っています。 特に将来、臨床心理士資格・公認心理師資格取得を考えている学生は受講を推奨いたします。
授業は各自の発表原稿を読み上げていくことから始まりますので,事前準備にはある程度の時間と労力がかかると思ってください。また発表回数等,細かい箇所は受講生の人数等によって若干調整いたします。基本的には毎回必ず一回は発言をしてもらいますが、自分の意見や考えを発表する良い機会だと思っていただきたいと思います。また他の学生の意見を聞くことで、視野・視点を広げてもらいたいと思います。実際、授業を進めていくにつれて、受講生の視点は鋭く、深くなっているのを感じています。今年度も皆さんの積極的な参加を期待しております。
その他/Others
臨床心理士・公認心理師としての地域支援・心理療法・心理査定という実践がどのような形で、研究というまとまりになるのか。講師の実際体験も踏まえて検討していく。
キーワード/Keywords
臨床心理学     事例研究     臨床心理士     公認心理師