講義内容詳細:卒業論文Ⅰ

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 卒業論文Ⅰ
英文科目名/Course Title (English) Research Seminar for Graduation Thesis I
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 横田 千賀子
英文氏名/Instructor (English) YOKOTA Chikako

講義概要/Course description
 各⾃が設定した研究テーマに基づき、研究計画からデータ収集、論⽂形式でのレポート執筆、発表を⾏うまでの⼀連の研究プロセスを遂⾏します。それぞれのプロセスにおいて教員の助⾔・指導のもと、ゼミメンバー間でのディスカッションを⾏いながら研究を深めます。なお卒業研究Ⅰを履修しており、研究の形式的側⾯を理解していることを前提とします。また先⾏研究の単なる追試ではなく、独⾃のテーマを探求し、先⾏研究や⼼理学的視点に基づいて検討・遂⾏しようとする姿勢が必要です。選択必修科⽬ですが、特に⼤学院進学や⼼理専⾨職を志望する学⽣は必ず履修してください。
 卒業論文Ⅰ(前期)は、各自のテーマに応じて先行研究のレビューと予備研究を通して、研究デザインと研究スケジュールを立てます。
※卒業論文Ⅱ(後期)と合わせて、最終成果としての卒業論文を執筆・提出することと、口頭発表を行うことを目指します(なお、半期のみの履修・単位認定も可とします)。前年度の予備登録(⼼理学科研究室)により指導担当が決定しています。


達成目標/Course objectives
⼼理学に関する実証的研究を実施し、卒業論文としてまとめるため、先行研究のレビューと予備研究を行い、研究デザインと研究スケジュールを立てる。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
卒業研究Ⅰを履修済みであること。 
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 卒業論文Ⅰ・Ⅱ(/卒業研究Ⅱ)の進め⽅の説明、論⽂執筆までのスケジュールの確認:【オンライン(オンデマンド型)】
事前学習/Preparation 卒業論⽂に向けて関⼼あるテーマ、キーワードを収集する
事後学習/Reviewing 先⾏研究を調べる
2
授業計画/Class 先⾏研究レビュー
事前学習/Preparation テーマ・キーワード関する先⾏研究を収集する
事後学習/Reviewing 複数の先⾏研究を読み、知⾒の関係性や研究⽅法をまとめる 
3
授業計画/Class 先⾏研究レビュー
事前学習/Preparation テーマ・キーワード関する先⾏研究を収集する
事後学習/Reviewing 複数の先⾏研究を読み、知⾒の関係性や研究⽅法をまとめる 
4
授業計画/Class 研究デザイン
事前学習/Preparation 先⾏研究から、研究論⽂の⽬的を考える
事後学習/Reviewing ⽬的に対する研究デザインを記述する
5
授業計画/Class 研究デザイン 
事前学習/Preparation 研究論⽂の⽬的・⽅法を明確にする 
事後学習/Reviewing ⽬的・方法に対する研究デザインを記述する
6
授業計画/Class 研究進捗報告会①︓研究デザインのゼミ内発表 
事前学習/Preparation 研究デザインを記述し、発表の準備をする
事後学習/Reviewing ディスカッションで出た意⾒をもとに研究デザインを修正する
7
授業計画/Class 研究デザインにおける仮説を⽴てる
事前学習/Preparation 仮説を⽴てる
事後学習/Reviewing ⽬的と仮説の関係性を検討する 
8
授業計画/Class 研究デザインにおける仮説を⽴てる
事前学習/Preparation 仮説を⽴てる
事後学習/Reviewing ⽬的・⽅法と仮説の整合性を検討する
9
授業計画/Class 研究倫理、臨床的な倫理的配慮について確認する 
事前学習/Preparation 研究倫理について、学会の指針を確認する
事後学習/Reviewing ⾃分の実験を遂⾏する上での倫理的問題について考える、必要があれば倫理審査を受ける 
10
授業計画/Class 研究進捗報告会②
事前学習/Preparation 研究デザインを記述し、発表の準備をする
事後学習/Reviewing ディスカッションで出た意⾒をもとに研究デザインを修正する
11
授業計画/Class 予備研究の準備
事前学習/Preparation 研究に必要な準備について記述する
事後学習/Reviewing 予備研究のスケジュールをたてる
12
授業計画/Class 予備研究の準備
事前学習/Preparation 研究に必要な準備について記述する
事後学習/Reviewing 予備研究のスケジュールをたてる
13
授業計画/Class 予備研究の実施
事前学習/Preparation 予備研究の準備
事後学習/Reviewing 予備研究実施後のまとめ、課題の記録
14
授業計画/Class 予備研究の実施
事前学習/Preparation 予備研究の準備 
事後学習/Reviewing 予備研究実施後のまとめ、課題の記録 
15
授業計画/Class (前期まとめ)研究進捗報告③
事前学習/Preparation 研究デザインから予備研究段階までの進捗状況について発表準備をする 
事後学習/Reviewing 教員と他の学⽣からの助⾔・意⾒を受けて、内容をブラッシュアップする
授業方法/Method of instruction
本授業は、第1回はオンライン・オンデマンド授業、第2回以降はオンライン・リアルタイム授業で実施します。

⽇常的な情報交換・指導はWebex Teamsを利⽤します。
研究の進捗に応じて、個別に指導⽇を設定する場合もあります。

⾃らのテーマを設けて⼼理学研究および論⽂執筆を⾏います。
障害・発達・⽀援をテーマとする場合にはヒトを対象とした研究として厳しい倫理的配慮が求められるものもあります。また研究⽅法によっては対象となる⽅や機関との関係形成やその維持に、臨床的な⼼配りも⽋かせません。それらの研究遂⾏に伴う、さまざまな臨床的・研究的な姿勢についても同時に学ぶ機会になります。
研究デザインの作成と、研究スケジュールの⾃⼰管理と遂⾏が論⽂執筆と研究成果を得るまでの重要なポイントになります。⾒通しと余裕をもって取り組めるようにしましょう。
成績評価方法/Evaluation
1 100% ①研究実施過程に対する評価
②ディスカッションの貢献度
自他の研究に対する努力や取り組みの態度と、研究デザインと研究スケジュールの立案と達成度によって総合的に評価します。
メッセージ/Message
前年度の予備登録で決定・発表された教員の授業に登録してください。 
その他/Others
※障害等の理由で、情報保障・合理的配慮を希望する場合は個別に対応します。事前に相談してください。