講義内容詳細:地域実習B2

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 地域実習B2
英文科目名/Course Title (English) Practice in Local Community B2
学期/Semester 集中 単位/Credits 1
教員名/Instructor (Japanese) 輪島 達郎
英文氏名/Instructor (English) WAJIMA Tatsuroh

講義概要/Course description
 コミュニティ人間科学部の履修プログラムに対応した諸領域における地域活動の実際について、「国立赤城青少年交流の家」での5日間(予定)の実習を通して学びます。地域実習1での「国立青少年教育振興機構」や「国立赤城青少年交流の家」の活動についての学び、およびこの活動を通した子ども・若者支援の意義や課題についての学びをふまえて、「公益財団法人前橋市まちづくり公社」が主催する「赤城山トレイルリレーマラソン」の運営に実際に参加することで、地域における子ども・若者支援、女性活動支援、およびコミュニティ活動支援の実態と課題を構造的に把握します。
 なお、コロナウィルス感染症の影響により、「赤城山トレイルリレーマラソン」の開催時期・開催方法について変更がある可能性があります。また、それによって実習内容が大幅に変更される可能性もあることを承知しておいてください。
達成目標/Course objectives
 実習に臨む前に各自のテーマを設定し、このテーマに沿って観察すべきポイントと質問項目を入念に準備しておきます。実習先では関係者へのインタビューや運営への参加を通して確認された事項、はじめてわかった事項、浮上した疑問点などをつねに意識し、参加者間で共有します。実習後は、実習中に収集したデータ(素材)を整理して構造化し、ストーリーラインを作成します。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
「地域実習B1」の単位取得者のみ履修できます。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 事前学習(1) オリエンテーション
事前学習/Preparation このシラバスと地域実習B1で作成した「基本資料集」を読んでおくこと。
事後学習/Reviewing 授業中に示された課題を行うこと。
2
授業計画/Class 事前学習(2) テーマ設定のためのワークと討論
事前学習/Preparation 自分のテーマを設定し、そのテーマに関する調査をしておくこと。
事後学習/Reviewing 授業中に示された課題を行うこと。
3
授業計画/Class 事前学習(3) M-GTA法の演習
事前学習/Preparation M-GTA法の概略を理解しておくこと。
事後学習/Reviewing 授業中に示された課題を行うこと。
4
授業計画/Class 現地での実習(1) 現地でのオリエンテーション
事前学習/Preparation 自分のテーマに即した文献を読んでおくこと。
事後学習/Reviewing 授業中に示された課題を行うこと。
5
授業計画/Class 現地での実習(2) グループごとの実習 第1日
事前学習/Preparation 自分のテーマについて、実習地に関わる情報を収集しておくこと。
事後学習/Reviewing シェアリングのための準備として、実習中に収集したデータを整理しておくこと。
6
授業計画/Class 現地での実習(3) シェアリング 第1日
事前学習/Preparation 整理したデータを分析し、シェアできるような形態にしておくこと。
事後学習/Reviewing 他のメンバーのデータや分析視点を翌日以降の実習に活かせるよう整理しておくこと。
7
授業計画/Class 現地での実習(4) グループごとの実習 第2日
事前学習/Preparation この日の実習に必要な情報を収集しておくこと。
事後学習/Reviewing シェアリングのための準備として、実習中に収集したデータを整理しておくこと。
8
授業計画/Class 現地での実習(5) シェアリング 第2日
事前学習/Preparation 収集したデータを整理分析し、シェアできるような形態にしておくこと。
事後学習/Reviewing 他のメンバーのデータや分析視点を翌日以降の実習に活かせるよう整理しておくこと。
9
授業計画/Class 現地での実習(6) グループごとの実習 第3日
事前学習/Preparation この日の実習に必要な情報を収集しておくこと。
事後学習/Reviewing シェアリングのための準備として、実習中に収集したデータを整理しておくこと。
10
授業計画/Class 現地での実習(7) シェアリング 第3日
事前学習/Preparation 収集したデータを整理分析し、シェアできるような形態にしておくこと。
事後学習/Reviewing 他のメンバーのデータや分析視点を翌日以降の実習に活かせるよう整理しておくこと。
11
授業計画/Class 現地での実習(8) グループごとの実習 第4日
事前学習/Preparation この日の実習に必要な情報を収集しておくこと。
事後学習/Reviewing シェアリングのための準備として、実習中に収集したデータを整理しておくこと。
12
授業計画/Class 現地での実習(9) シェアリング 第4日
事前学習/Preparation 収集したデータを整理分析し、シェアできるような形態にしておくこと。
事後学習/Reviewing 他のメンバーのデータや分析視点を翌日以降の実習に活かせるよう整理しておくこと。
13
授業計画/Class 現地での実習(10) グループごとの実習 第5日
事前学習/Preparation この日の実習に必要な情報を収集しておくこと。
事後学習/Reviewing 分析ワークシートの作成のための準備として、実習中に収集したデータを整理しておくこと。
14
授業計画/Class 事後学習(1) M-GTA法による分析ワークシートの作成指導
事前学習/Preparation 実習中に作成したデータを整理し、仮の分析ワークシートを作成しておくこと。
事後学習/Reviewing 授業での指導をふまえて、データの整理分析を再検討し、分析ワークシートを修正しておくこと。
15
授業計画/Class 事後学習(2) 分析ワークシートのシェアと討議
事前学習/Preparation 分析ワークシートを共有できるようにしておくこと。
事後学習/Reviewing 討議をふまえて分析ワークシートを修正し、それにもとづいてストーリーラインを作成すること。
授業方法/Method of instruction
本講義はすべて対面授業(通常型)で行います。事前学習ではM-GTA法によるデータの収集・整理・分析方法を学び、現地での実習においてはこれを前提としてデータを収集します。シェアリングを1日ごとに行って、データの整理・分析視点を洗練させていきます。事後学習においては、分析ワークシートを作成して理論を抽出し、最終的なストーリーラインとしての報告書を作成し、提出していただきます。
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% 授業、実習への取り組み。
2 レポート Report 50% 最終報告書の完成度。
教科書/Textbooks
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参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
価格
Price
 
1 木下康二 定本 M-GTA 実践の理論化をめざす質的研究方法論 医学書院 2020 3200+税
授業関連情報/Class-related information
 件名/Title内容/Contents備考/Memo
1 調査研究方法の解説「参加観察法」と「グラウンデッド・セオリー・アプローチ」 http://www.niye.go.jp/kikaku_houkoku/upload/report/38/08noto0110-1.pdf M-GTA法がきわめて簡明に、わかりやすく解説されています。ぜひご一読を。