講義内容詳細:キリスト教概論Ⅱ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) キリスト教概論Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Christianity Ⅱ
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 細井 茂徳
英文氏名/Instructor (English) HOSOI Shigenori

講義概要/Course description
青山学院の建学精神であるキリスト教信仰について学ぶ。現代社会の中にあって、「キリスト教信仰に基づき、すべての人と社会に対する責任を進んで果たす人間形成」に生かされていく授業を目指したい。キリスト教信仰とは何であるのか、何を大切にしているのか、聖書が説くキリスト教の基本的な教理について、単に知識を伝えられ、理解できるようになるだけでなく、各テーマが日頃の実際生活に適用され、キリスト教のもたらす豊かさと喜びを分かち合う場としたい。現代世界におけるキリスト教の意義を模索し、疑問や異なる考えにも耳を傾けながら、お互いに成長できる学びとしたい。

達成目標/Course objectives
1.キリスト教の基本思想を学ぶことで本学院の建学精神の理解を深める。 2.旧新約聖書の思想を通して、人間観、世界観を深め、自分自身の生き方や探求する方法を身につける。 3.そのとき、本大学において行われている礼拝と祈り、宗教教育の大切さを理解し、主体的に参加するよう促される。

履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
キリスト教概論Ⅰ(必須)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション、自己紹介
2
授業計画/Class なぜ大学で宗教(キリスト教)教育は必要なのか?  “人格(person)“の大切さを考える。
3
授業計画/Class 信じるって? 本当に信じて大丈夫?  「信じること」の大切さと「疑うこと」の大切さを見つめ直す。
4
授業計画/Class 神さまって、どうやって知れるの?  キリスト教の探求はイエス・キリストから始めるべきことに気づく。
5
授業計画/Class 聖書って、何が書かれているの?① キリスト以前の旧約聖書の概説
6
授業計画/Class 聖書って何が書かれているの?②  キリスト誕生後の新約聖書の概説
7
授業計画/Class イエス・キリストが言っていること、それって大丈夫?  イエス自身が主張した内容を吟味する。
8
授業計画/Class イエスの品性って、どうだったの? 
イエス・キリストの人柄や他者との接し方からキリストの人格を学ぶ。
9
授業計画/Class キリストの復活って本当? どんな意味があるの? 
キリスト教は何を信じているのか、その中心とも言える”復活信仰“について探る。
10
授業計画/Class 私たち自身とキリストと何の関係があるの? キリスト教から見た人間観、罪の問題を考える。
11
授業計画/Class 救いって? 十字架とは? イエス・キリストの十字架と意味を見つめ、“福音の核心”に触れる。
12
授業計画/Class 実際生活への適用① 学院精神の「地の塩、世の光」ついて考えを深め合い、今後の生活に生かす。
13
授業計画/Class 実際生活への適用② 困難なことや難儀なことに直面したときどう向き合うべきか。
14
授業計画/Class 実際生活への適用③ 「聖書における愛」とその実践について考えを深める。
15
授業計画/Class まとめ これまでの授業のおさらい。また、提出してもらったノートで気になったコメントや質問を取り上げる。
 
事前学習/Preparation Course Power に毎回更新される内容をチェックすること。アンケートや聖書箇所、また資料が添付してあることがあるので、それに目を通して予習しておくこと。
事後学習/Reviewing 毎回授業ノートを取り、内容の要約・要点、それと共に感想が自分の意見などを Course Power に提出する。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes初めに各テーマに沿った発題を行い、そこから各回毎のテーマの説明を聖書に基づいて解き明かしていく。そして、適用として、それが自分自身とどう関わっていくのかの視点へと深めていくことを試みる。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% 授業への参加と態度 10%
毎回授業から学んだ内容と要約・感想(レスポンス)などを1~2ページ程度(1200文字以上)のノートに書き留める(授業内容を理解し、自分の言葉で表現する) 70%
課題(5回の礼拝レポート。内、大学が配信しているチャペル礼拝のレポート) 20%
教科書/Textbooks
 著者名
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出版社
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出版年
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1 『聖書 聖書協会共同訳』 日本聖書協会 2018年 大学で使用する新しく翻訳された「聖書協会共同訳」を授業で用います。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
価格
Price
 
1 John Stott(ジョン・ストット) Basic Christianity(邦訳 『信仰入門』) Inter-Varsity Press(邦訳 いのちのことば社) 2020年 1980円(税込)
2 アリスター E. マクグラス 総説 キリスト教 キリスト新聞社 2008年
メッセージ/Message
必ず聖書は持参のこと。授業中に指名した者に聖書箇所を読んでもらう(授業参加・態度の評価に加味する)。毎回の授業内容と要旨、感想(リスポンス)をノート1枚にまとめ提出してもらう(すなわち14枚分のノート。1回分につき1200文字以上)。課題の礼拝レポートについては、指定した回数以上出席し、レポートを提出した者には加点を考慮する。但し、レポート用紙に必ず「いつ」「どこ」「説教者の名前」「聖書箇所」「説教題」などを明記すること(出席した教会の「週報」などのリーフレットを添付すると良い)。
その他/Others
やむを得ない理由を除き、原則欠席には減点を課す。Course Powerに設定された「出席ボタン」で出欠確認をとります。授業開始10分前から、授業開始後20分までに出席ボタンを押して下さい。それ以降に入室した者は遅刻扱いとします(尚、何らかのインターネット上の不具合が生じた場合、レポートにその旨を記載してください。考慮します)。遅刻2回で1回分の欠席とみなす。尚、無欠席者には加算点を考慮する。全15回授業のうち4回以上の欠席は、十分な講義内容を修得することは不可能なので評価なしとし、不合格とする。