講義概要/Course description
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本授業では、スペイン語圏、特にラテンアメリカの歴史、社会、文化を概観し、現代のラテンアメリカ世界がいかに形成されそして現状があるのか、また今後どこへ向かっていくのかを考察します。 現代のラテンアメリカでは、多くの国がスペインによる植民地期を経験した結果、スペイン語を公用語として用いています。また当然ながら、それらの国々の植民地期以前の歴史は長く、植民地期以前の社会や文化の要素、そして言語をとどめながら、現代ラテンアメリカ世界を形成してきました。そのためラテンアメリカと一言で言っても、それぞれの地域(国家)が、それぞれに変容し、多様な世界が生まれています。またこの多様性は、近現代における政治状況(とくにアメリカとの関係)や人の移動(奴隷から始まり移民等)などの事象にも、多大な影響を受けています。また、ラテンアメリカはスペインを通して様々な影響を受ける一方で、スペインを通じていわゆる「旧世界」とつながり、「旧世界」に影響をもたらしました。この歴史における相互交流は対等なものではなく、常にアンバランスな権力関係の下でなされてきました。この状況は、現代ラテンアメリカ世界にも少なからず影を落としています。 本講義では、近現代の状況を考察するために、まずは歴史を概観します。そして現代の具体的な事象を歴史的視点を持って分析し、現代ラテンアメリカ世界に対する考察を行っていきます。具体的な事象は、講義担当者が専門とするペルーの事例が中心となりますが、より一般化できる視点を引き出していきたいと思います。
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達成目標/Course objectives
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ラテンアメリカに関する基本的な知識の習得や、歴史的な交流のプロセスの理解を通し、ラテンアメリカの現状について世界との関わりで考察する分析視点を得る。ラテンアメリカの多様性を理解し、それを一例として、多様な現代世界そのものに対する洞察を得る。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
「初回授業は、オンライン授業(オンデマンド型)での実施」 イントロダクション、履修者のスペイン語圏ラテンアメリカへの関心の確認 |
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2
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授業計画/Class |
「ラテンアメリカ」の呼称とスペイン語圏の地理概要 |
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3
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授業計画/Class |
先コロンブス期①:メソアメリカ地域 |
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4
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授業計画/Class |
先コロンブス期②:アンデス地域 |
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授業計画/Class |
ラティーノとアメリカ:移民・音楽・麻薬 |
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授業計画/Class |
現代社会におけるラテンアメリカ先住民 |
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事前学習/Preparation |
各回のテーマに関する事柄を調べてみること。関連する文献を読むこと。 |
事後学習/Reviewing |
講義内で紹介された文献を選んで読んでみること。分からなかった用語を調べてみること。講義に関する要約を作り、自分なりの意見をまとめること。
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular |
活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
レポート Report
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70%
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期末レポートを課題として提出してもらいます。
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2 |
平常点 In-class Points
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30%
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リアクションフォームの提出と内容、授業への参加状況。
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教科書/Textbooks
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| コメント Comments |
1 |
教科書は指定しません。
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参考書/Reference books
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| コメント Comments | |
1 |
参考文献は、各回に適宜示します。
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メッセージ/Message
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スペイン語圏に関心のある方だけでなく、文化・文明の衝突や交流に関心のある方、「第三世界」の状況に関心のある方等、歓迎します。講義の中心はラテンアメリカの事象ですが、そこから得られる分析視点を用いて、自らの関心事に敷衍するよう努力してください。思考の練習をする場だと考えてもらえるとよいです。
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その他/Others
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初回授業は大学の方針の通り、オンライン授業(オンデマンド型)での実施となります。第1回目の本来の授業開始時間にCourse Powerに授業をアップしますので、本来の時間に必ずアクセスしてください。第2回目以降は対面授業となります。 授業回数の3分の1を超えて欠席した場合(リアクションフォームの提出がないということです)、期末レポートを提出しなった場合は評価しません。リアクションフォームの中身ももちろん評価対象です。積極的にリアクションしてください。
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キーワード/Keywords
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ラテンアメリカ
植民地
先住民
移民
テロリズム
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