講義内容詳細:サービス・ラーニングⅠ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) サービス・ラーニングⅠ
英文科目名/Course Title (English) Service Learning Ⅰ
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 河見 誠
英文氏名/Instructor (English) KAWAMI Makoto

講義概要/Course description
タイトル:グローバル時代の社会課題-国際協力の取り組みから体得する

 サービス・ラーニングとは、サービス(社会貢献)活動に、市民として(「自分ごと」として)、組織的継続的に取り組むために必要なことを考え、見いだし、体得していく学びです。そのため、NPO/NGO等での実習(実際の活動への参加)を中心において、事前学習、事後学習を行うというスタイルの授業となります。
 この授業では、グローバル時代に噴出している社会課題への取組をテーマにします。グローバリズムは国境(ボーダー)を超えた人とモノの行き来を拡大(ボーダーレス化)していきます。そのことに伴う格差・矛盾もまたボーダレスに拡大している感があります。そのような「世界のグローバル化」のもたらす課題に向き合い、いわゆる途上国の人・子どもに寄り添い支援している国際協力NGO/NPO等を実習先とし、学生はいずれか一つの団体で、実際の支援活動に参加させていただくことになります。

 現在予定している実習先は、ACEF(アジアキリスト教教育基金)、チャイルド・ファンド・ジャパン、グローブジャングル、JVC(日本国際ボランティアセンター)の4団体です。


達成目標/Course objectives
・サービス(社会貢献)とは何かを理解すること
・サービス(社会貢献)の視座(社会課題の構造的把握力)を形成すること
・サービス(社会貢献)の姿勢を身につけること
・サービス(社会貢献)のネットワーク形成に取り組む力を体得すること
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
・主体的参加の意思:チームでのプレゼンテーション、実習活動を内容としますから、責任をもって主体的に参加する意思を持つことが求められます。

・履修者選考:履修を希望する学生は、CoursePowerで本授業に仮登録をしたうえで、必ず課題提出期限内に、以下の課題を提出すること。また、前期青山スタンダード履修案内を事前に確認すること。
 /選考課題:予めコースパワーにアップしている動画を、課題の提出期限までに全部見た上で、同じくコースパワーにアップしている選考課題を提出してください。
 /提出期限:4月8日(金)9:00 ~ 17:00
 /選考結果:4月11日(月)授業前までに、学生ポータルにて通知

・定員:実習活動受け入れ先との調整のため、定員は15名を上限とする予定です。

・第1回(4/11)の持ち方:履修が認められた学生により第1回から授業を本格的に始めます。授業の持ち方(webexオンライン・リアルタイムを予定)については授業当日午前にコースパワーで連絡しますから、必ずチェックしてください。

授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス:サービス・ラーニングで何を学ぶか-ボランティアとサービス・ラーニングの違い-
2
授業計画/Class 実習先ゲスト講演1
3
授業計画/Class 実習先ゲスト講演2
4
授業計画/Class 実習先ごとのグループでの話合い(+次回の授業までに、実習受け入れ団体にアポを取って事前打合せを行う。)

5
授業計画/Class 事前学習プレゼンテーション1
6
授業計画/Class 事前学習プレゼンテーション2
7
授業計画/Class NPO/NGO等での実習活動:(7回目から11回目の期間の間で実習先と調整)
8
授業計画/Class NPO/NGO等での実習活動
9
授業計画/Class 中間報告会(この日は全員クラスに集合)
10
授業計画/Class NPO/NGO等での実習活動
11
授業計画/Class NPO/NGO等での実習活動
12
授業計画/Class 活動体験のシェア
13
授業計画/Class 事後学習プレゼンテーション準備のグループワーク
14
授業計画/Class まとめ:事後学習プレゼンテーション1(受け入れ団体を交えたディスカッション)
15
授業計画/Class まとめ:事後学習プレゼンテーション2(受け入れ団体を交えたディスカッション)
 
事前学習/Preparation 原則として毎回、授業前に準備すること(個人的にand/orグループとして)を指示します。
事後学習/Reviewing 原則として毎回、授業後になすべきこと(個人的and/orグループとして)を指示します。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes

活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% 事前・事後学習のプレゼンテーション、実習活動参加状況
2 レポート Report 50% 期末レポート
教科書/Textbooks
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1 必要に応じて指示します。
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 適宜指示します。
メッセージ/Message
 実習活動を核にして、事前学習、事後学習でのプレゼンテーションというように、この授業では、学生の主体性が強く求められます。プレゼンテーションもそうですが、特に実習活動はチームで行います。実習先との連絡、実習の準備と実際の活動いずれの段階においても、チームを組む学生同士、受け入れ団体、そして活動において直接間接に関わる方々に対して、責任を持って行動することが求められます。

 この科目は、青山学院が目標としている「サーバント・リーダー」育成を目指す科目です。シビック・エンゲイジメント・センターの協力のもと、大学での学びと社会での実践を結びつけていく試みとして取り組んでいます。現場での出会いを通して、社会に貢献し、人々をつないでいくための鍵を体得してもらいたいと願っています。
キーワード/Keywords
サービス・ラーニング     NPO/NGO     グローバリズム     国際協力     アジア