講義内容詳細:世界遺産入門

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 世界遺産入門
英文科目名/Course Title (English) Introduction to the World Heritage
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 細谷 正文
英文氏名/Instructor (English) HOSOYA Masafumi

講義概要/Course description
本授業は、特定⾮営利活動法⼈世界遺産アカデミーの寄附講座です。
世界遺産は現在世界中に計1154件あります。それらはその国や地域・人々と密接に結びついており、それを学ぶことはその国の「地理」「歴史」「文化」「民族」「宗教」他を総合的に学ぶことに他なりません。たいへん広い知識と見識が求められますが、考えようによってはそれらを同時に身につけることができる、とてもお得な学問と言えるかもしれません。そしてそれは自国とは違う異文化の世界と人々への理解につながり、これからの社会でグローバルに活躍する人材にとって必要不可欠な素地となります。
 この講座では代表的な世界遺産について、それを理解するための周辺知識を含め、幅広く学んでいきます。さらに、この講座を履修することによって世界遺産検定試験3級合格レベルの知識修得につながります。
達成目標/Course objectives
世界遺産を学ぶことで、世界の多様な自然・歴史・文化・民族を・宗教を知り、異文化を理解した上で、国際的なコミュニケーションを可能とするための基礎を作る。
かつ、できれば世界遺産検定試験資格(3級以上)を取得し、就職活動にも生かす。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特に事前の履修は要しないが、中学高校レベルの「地理」「世界史」「日本史」の知識を復習しておくと、より理解が容易となる。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class (オンライン授業(オンデマンド)で実施)
1.ガイダンス
・世界遺産を学ぶ意義と楽しみ
・前期の講義予定・内容
・7月の世界遺産検定試験案内

2.世界遺産を学ぶための事前知識(1) 世界遺産条約、世界遺産の登録と保全  等
2
授業計画/Class 世界遺産を学ぶための事前知識(2) 「地球の歴史」「人類の進化」と関連する世界遺産
3
授業計画/Class 世界遺産を学ぶための事前知識(3) 「古代文明」「ローマ帝国」と関連する世界遺産
4
授業計画/Class 世界遺産を学ぶための事前知識(4) 「世界宗教」と関連する世界遺産
5
授業計画/Class 世界遺産を学ぶための事前知識(5) 「ルネサンス」「宗教改革」「大航海時代」と関連する世界遺産
6
授業計画/Class 世界遺産を学ぶための事前知識(6) 「アジア(インド・中国・中東)の歴史」と関連する世界遺産
7
授業計画/Class 世界遺産を学ぶための事前知識(7)
1.日本の歴史と各時代の世界遺産
2.「古墳」と関連する世界遺産
8
授業計画/Class 検定対策(1)
・検定試験合格のための効率的勉強法
・試験によく出る「基礎知識」(UNESCO、世界遺産条約、登録の条件等)
9
授業計画/Class 検定対策(2) 試験によく出る「日本の遺産」(「知床」から「琉球王国のグスク」まで)
10
授業計画/Class 検定対策(3) 試験によく出る「世界の文化遺産」(ピラミッド、万里の長城、フィレンツェ他代表的なもの)
11
授業計画/Class 検定対策(4) 試験によく出る「世界の自然遺産」(イエローストーン国立公園、グレートバリアリーフ等)
12
授業計画/Class 検定対策(5) 直前対策・模擬テスト
13
授業計画/Class 世界遺産の現状と課題(1)
・UNESCOの組織としての問題
・世界遺産の制度としての問題(登録数と質、調査機関の判定と委員会審議結果の乖離)
・世界遺産の保護保全面の課題(地域経済開発との両立、文化遺産の修復方法)
14
授業計画/Class 1.世界遺産の現状と課題(2) 地域社会への影響、観光被害の現状
2.世界遺産以外の保護保全制度 「無形文化遺産」「世界の記憶」
3.その他トピックス
15
授業計画/Class 1.総まとめ・理解度確認
2.今後の世界遺産の学習について
 
事前学習/Preparation 前半の事前知識編においては予習は不要。
後半の検定対策編においては、次回講義のテーマにつき、テキストの該当箇所を事前に熟読してくること。
事後学習/Reviewing 前半については、CoursePowerに掲載したスライドや配布した資料等で必ず講義内容を復習すること。
後半については、課題として課す練習問題にトライし、知識を確実にすること。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notesテキストと講師作成のPowerpointスライドによる解説を主とし、復習のための課題を課す場合がある。(対面授業)
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 100% 期末試験の点数のみで評価する。
7月の世界遺産検定試験(3級以上)を受検した場合は成績評価において優遇する。
教科書/Textbooks
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1 NPO法人 世界遺産アカデミー きほんを学ぶ世界遺産100 第3版 マイナビ出版 2021年 9784839975654 1450 世界遺産検定3級公式テキスト
参考書/Reference books
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価格
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1 NPO法人 世界遺産アカデミー 世界遺産検定公式問題集 3,4級 2022年度版 マイナビ出版 2022年 1300 世界遺産検定3級の過去問題集
メッセージ/Message
世界遺産検定試験は必須ではないが、学習成果の確認(マイルストーン)として受検を強く推奨する。
せっかく同じ勉強をするならば、「資格」も取得した方がよい。
検定試験(3級以上)を受検した場合は成績評価において優遇する。
その他/Others
担当する教員は、世界遺産マイスター資格者で、多くの大学や専門学校での当該科目の実績がある。
その経験を活かし、単にテキストの知識の切り売りに止まらず、幅広い視野を持てるような学習方法を提供する。
また、画像を多用しvisualで飽きない授業を実施する。
キーワード/Keywords
実務経験