講義内容詳細:日本の法と社会A

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 日本の法と社会A
英文科目名/Course Title (English) Japanese Law and Society A
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 後藤 究
英文氏名/Instructor (English) GOTO Kiwamu

講義概要/Course description
「社会あるところに法あり」という格言が示すように、皆様の生活と法は切り離せない関係にあります。法とは、平たく言えば、我々が社会の中で生活するうえで守るべきルールです。では、具体的にはどんなルールが存在するのでしょうか?また、それらはなぜ存在するのでしょうか?そして、我々が日常生活を送る中で、法が定めるルールあるいは法的な思考力はどのような意味を持つのでしょうか?こうした疑問に対する解答を探求することが本講義の概要となります。
なお、最近のホットなテーマを適宜交えながら、皆様の積極性・主体性を引き出しつつ、双方向型の授業ができるように心がけたいと考えております。

達成目標/Course objectives
①身近な現象や今日的社会問題を法的に把握する力を養う
②「法学=説得の学問」という認識の下で、多様な意見を持つコミュニティーの中で周囲を納得・共感させることのできる思考力を養う
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特にありません。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション・法学を学ぶ意義を理解する・法システムの全体像を把握する
初回授業のみ「オンライン授業(オンデマンド型)」での実施
事前学習/Preparation 簡単な自己紹介(=関心のある社会問題の説明等)の準備をしておく。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
2
授業計画/Class 刑法の基礎:「刑罰がなぜ必要なのか?」を理解する
事前学習/Preparation 教科書の第1章を事前に読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
3
授業計画/Class 刑法の応用テーマ:AI・ロボットの刑事責任(?)
事前学習/Preparation 第2回の授業の際に提示する関連文献を読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
4
授業計画/Class 刑事訴訟法の基礎:裁判を受ける権利・手続の重要性を理解する
事前学習/Preparation 教科書の第2章を事前に読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
5
授業計画/Class 不法行為法の基礎:私人間での紛争解決のあり方と不法行為法の仕組みを理解する
事前学習/Preparation 教科書の第3章を事前に読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
6
授業計画/Class 不法行為法の応用テーマ:使用者責任が問題となるケースから学ぶ
事前学習/Preparation 第5回の授業の際に提示する関連文献を読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
7
授業計画/Class 契約法の基礎:私的自治の原則、契約自由の制限、債務不履行に対する救済のあり方を学ぶ
事前学習/Preparation 教科書の第4章を事前に読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
8
授業計画/Class 契約法の応用テーマ:公共放送の受信料契約と契約自由
事前学習/Preparation 第7回の授業の際に提示する関連文献を読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
9
授業計画/Class 家族法の基礎:家族・親族の生活関係についての法的ルールを把握する
事前学習/Preparation 教科書の第5章を事前に読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
10
授業計画/Class 家族法の応用テーマ:夫婦別姓や同性婚等の今日的課題を理解する
事前学習/Preparation 第9回の授業の際に提示する関連文献を読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
11
授業計画/Class 憲法①:統治機構の基礎を学ぶ
事前学習/Preparation 教科書の第6章を事前に読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
12
授業計画/Class 憲法②:諸外国の事例を参考に、コロナ禍における違憲審査権の意義と機能を学ぶ
事前学習/Preparation 第11回の授業の際に提示する関連文献を読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
13
授業計画/Class 憲法③:基本的人権の基礎を学ぶ
事前学習/Preparation 教科書の第7章を事前に読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
14
授業計画/Class 憲法④:ヘイトスピーチをめぐる問題を学ぶ
事前学習/Preparation 第13回の授業の際に提示する関連文献を読んできてください。
事後学習/Reviewing 授業終了後に提示する「確認テスト」を実施してください。
15
授業計画/Class 重要論点の総復習
事前学習/Preparation 皆様の関心事に合わせて、トピック・課題を指定します。
事後学習/Reviewing 期末レポートの作成
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 50% 期末レポートです。全15回の授業の中で扱ったトピックの中から、最も関心が高いものを各自選んでいただき、深堀的に考察していただきます。
2 平常点 In-class Points 50% 毎回の授業の復習用に「確認テスト」を実施いたしますので、その取り組み状況に応じて採点します。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
上記「確認テスト」については、翌週の授業の中で復習と解説の時間を設けます。
期末レポートについても、「良く取り組めている点」と「もっと良くなる点(改善点)」を中心にコメントをフィードバックします。
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
1 松井茂記=松宮孝明=曽野裕夫 はじめての法律学-HとJの物語(第6版) 有斐閣 2020年 9784641221604 定価1870円
参考書/Reference books
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その他/Others
受講生の皆様のご意見やご関心に応じて、カリキュラム内容を一部修正する可能性もあります。