講義内容詳細:基礎演習Ⅱ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 基礎演習Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) Orientation to Advanced Studies Ⅱ
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 西本 あづさ
英文氏名/Instructor (English) NISHIMOTO Azusa

講義概要/Course description
アメリカ短編小説・エッセーを読む

このクラスでは、少人数の演習形式で19世紀末から21世紀初頭に多様なバックグラウンドを持つ作家によって書かれた短編小説やエッセーを精読しながら、3,4年生の専門課程での勉強に必要なアメリカ文学・文化についての知識を増やすとともに、文学的テクストを分析し知的な議論へと展開する力を養います。

授業ではとりわけ、何らかの境界線──人種・エスニシティ、ジェンダー、セクシュアリティ、世代等々──を隔てた他者との出会いと自己認識をめぐる短編小説とエッセーを読み解きながら、アメリカ合衆国の歴史、文化、社会について知見を深め、その中で生きる人々の営為を垣間見たいと思います。他者との出会いは、個人の中に鮮烈な発見や成長をもたらすこともあれば、複雑な葛藤や拒絶、恐怖などを引き起こすこともあります。また、時には、身近な人々や自分自身の中に思いがけない「見知らぬ存在」が見出されることもあるものです。

前期のⅠでは白人作家たちの作品を読みましたが、Ⅱでは日系やアフリカ系の作家の作品も読む予定です。

それぞれに個性ある文体のテクストを精読しながら、専門課程の勉強に必要な正確かつ深い読解力を養うとともに、専門課程の勉強に必要な背景知識の調査の仕方や、クラスでのプレゼンテーションの仕方、レポートの書き方などについても訓練します。
 
達成目標/Course objectives
1.専門科目を学ぶ上で必要な英文テクストを精読し分析する力を磨く
2.専門科目を学ぶ上で必要なアメリカ文学・文化についての基礎知識を身につける
3.テクストの背景知識を調査する方法を身につける
4.3、4年生の演習への導入として、学生によるプレゼンテーションとディスカッション主体の授業形態を体験する
5.3、4年の専門科目に対応できるレポートの書き方を身につける
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class はじめに
基礎演習Ⅰの振り返りと基礎演習Ⅱのイントロ
初回から対面授業(通常型)で行いますので教室に集まってください。
第2回からグループでのプレゼンに入るため、最初のテクストは9月の授業開始前にCourse Powerで配布します。後期最初のプレゼンを担当するグループもCourse Powerを通じて事前に当てますので、見逃さないようにしてください。
2
授業計画/Class William Faulkner, "Pantaloon in Black"(1940) ①
3
授業計画/Class William Faulkner, "Pantaloon in Black"(1940)
4
授業計画/Class William Faulkner, "Pantaloon in Black"(1940)
5
授業計画/Class William Faulkner, "Pantaloon in Black"(1940)
6
授業計画/Class William Faulkner, "Pantaloon in Black"(1940)⑤
7
授業計画/Class Hisae Yamamoto, "Seventeen Syllables" (1949)①
8
授業計画/Class Hisae Yamamoto, "Seventeen Syllables" (1949)②
9
授業計画/Class Hisae Yamamoto, "Seventeen Syllables" (1949) ③
10
授業計画/Class Hisae Yamamoto, "Seventeen Syllables" (1949) ④
11
授業計画/Class Octavia Butler, "Bloodchild" (1984)①
12
授業計画/Class Octavia Butler, "Bloodchild" (1984)②
13
授業計画/Class Octavia Butler, "Bloodchild" (1984)③
14
授業計画/Class Octavia Butler, "Bloodchild" (1984)④
15
授業計画/Class Octavia Butler, "Bloodchild" (1984)⑤ ~ 後期のまとめ
 
事前学習/Preparation 以下の通り全員が準備をする。
 ・ 全員がテクストに目を通し、知らない単語はすべて辞書を引き自分なりに予習をしておく。
 ・ (学生によるグループ発表に切り替えた後は)発表者は、前週の土曜日中にCourse Powerに担当部分のレジュメをPDFファイルで提出する。
 ・ それ以外の受講者は、日曜日の正午までにCourse Powerにアップされた発表者のレジュメに目を通して、疑問点やディスカッションポイントについての自分の意見をまとめておく。

事後学習/Reviewing 授業内容を復習し予習段階の疑問点が解消し理解が深まったかどうか確認する。
グループ・ディスカッションの記録など授業で課された課題を提出する。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面授業(通常型)で行います。ただし、状況や必要に応じて、オンライン(リアルタイム型)とする場合もありえます。
学生主体のグループでのプレゼンテーションとディスカッションにより授業を進めていきます。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% グループ発表のレポーターとしてのプレゼンの内容とクラス全体やグループでのディスカッションへの貢献度、提出物などを総合的に評価する。
通年科目履修者の成績評価では25%とする。
2 レポート Report 50% 期末レポートの内容で評価する。
通年科目履修者の成績評価では25%とする。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
授業を通じて随時フィードバックを行う。
期末レポートはコメントをつけて返却する。
教科書/Textbooks
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1 プリント教材を配布する
参考書/Reference books
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1 教室で適宜紹介する