講義内容詳細:フランス文学史概説Ⅰ

戻る
年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) フランス文学史概説Ⅰ
英文科目名/Course Title (English) History of French Literature Ⅰ
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 福田 美雪
英文氏名/Instructor (English) FUKUDA Miyuki

講義概要/Course description
各回の授業で、特定の時代をとりあげ、代表的な作家・作品の概要を説明しながら、作品が生まれた時代背景について学ぶ。中世から現代にいたるまでの、多彩なフランス文学作品に触れ、「テクストを読む」とはどういうことか、通時的に理解する。(諸事情により授業の一部をオンラインで行う可能性もあります。その場合は事前に予告します。)
達成目標/Course objectives
フランス文学史上の著名な作家、作品、また基本的な文学用語についての知識を身につける。詩、戯曲、日記、書簡、小説など、できるだけ多様なジャンルに触れ、「読み」の技術についても解説する。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 「読むこと」についてのオリエンテーション【オンライン授業(オンデマンド型)】
2
授業計画/Class 叙事詩・伝説・民話について
3
授業計画/Class 十字軍の時代:『ローランの歌』
4
授業計画/Class 中世の騎士道文学:『トリスタン・イズ―物語』
5
授業計画/Class ルネサンスの人文学:ラブレー『ガルガンチュア・パンタグリュエル物語』
6
授業計画/Class ラブレーの『ガルガンチュア』『パンタグリュエル』について
7
授業計画/Class 17世紀の哲学・思想:モンテーニュ、デカルト、パスカル
8
授業計画/Class 第1回のまとめテスト。範囲はそれまでの授業回で扱った作品です。
9
授業計画/Class 17世紀のモラリスト:ラ・ロシュフーコーとラ・フォンテーヌ
10
授業計画/Class 歴史小説の登場:ラファイエット夫人『クレーヴの奥方』
11
授業計画/Class ルイ14世時代の演劇:ラシーヌとモリエール
12
授業計画/Class 18世紀の思想(1):モンテスキューとヴォルテール
13
授業計画/Class 18世紀の思想(2):ディドロとルソー
14
授業計画/Class 18世紀のリベルタン文学:サドとラクロ
15
授業計画/Class 第2回まとめテスト。範囲は第9回から第14回までで扱った作品です。
 
事前学習/Preparation シラバスに記載された作家・作品について、各回授業前に読んでくる。
事後学習/Reviewing 講義内容を踏まえて、資料記載のその他の作品を読む。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ハイフレックス形式 / hybrid high flex
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% 毎回の授業の締めくくりに、授業の内容を踏まえたコメントペーパーないし小テストを課す。その点数の積算で成績評価を定める。
2 試験 Exam 50% 学期中に2度、まとめテストを実施します。出題範囲はあらかじめ授業で予告します。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
 
1 野崎歓(編著) 『フランス文学を旅する60章』 明石書店 2018年
2 永井敦子・畠山達・黒岩卓(編著) 『フランス文学の楽しみ方』 ミネルヴァ書房 2021年