講義内容詳細:日本学入門

戻る
年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 日本学入門
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Japanese Studies
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 梅田 径
英文氏名/Instructor (English) UMEDA Kei

講義概要/Course description
この講義では、日本学をテコとして、日本の文化や社会を考えるための視座を身につける。上古から現代まで、国際的な政治力学・経済交流・人的往来が生み出した文化の諸相を考えていく。
達成目標/Course objectives
・交流から生み出される文化について学び、知り、考える。
・日本の枠組みを相対的に考えることができるようになる。
・歴史的資料を読み解くための基礎能力を涵養する。
・国際的な議論について参加し、現代をみつめる視座を獲得する。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス
日本とニッポン――二つの日本といくつかの日本学――
初回のみオンライン授業(オンデマンド型)とします。
事前学習/Preparation シラバスを読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
2
授業計画/Class 文字の利用とさまざまな日本語――漢字・万葉仮名・平仮名・片假名・悉曇章・難読文字――
事前学習/Preparation 悉曇文字、神代文字について調べておく。
事後学習/Reviewing 復習する。
3
授業計画/Class 宮廷文化と対外観――漢詩・和歌集と辞書の序文から――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
4
授業計画/Class 地図からみる世界像――行基図から崑崙図まで――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
5
授業計画/Class 使節と交易と外交――思想と書物の伝来と交通――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
6
授業計画/Class 中世における外交と戦争――寧波の乱に至るまで――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
7
授業計画/Class 僧侶たちの中近世――禅僧の活躍と外交文書の作成――
事前学習/Preparation 配付資料を学んでおく
事後学習/Reviewing 復習する。
8
授業計画/Class キリスト教と科学技術――戦国期における宗教と外交――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
9
授業計画/Class 野蛮と雄弁――宣教師たちの記録と論戦から――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
10
授業計画/Class 「祖法」の発見――近世の日本と交易と政策――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
11
授業計画/Class 国際都市東京の発見と帝国主義――明治大正期の雑誌メディアの擡頭と身近になる世界――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
12
授業計画/Class 周縁化される悲劇――旧植民地と歪みの文学――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
13
授業計画/Class グローバリゼーションとそこになじめないもの――移民、クレオール、パトリオシズム、グローカリゼーション――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。 
事後学習/Reviewing 復習する。
14
授業計画/Class 差異・階級・卓越性――複雑化する現代社会と文化の統合と分断――
事前学習/Preparation 配付資料を読んでおく。
事後学習/Reviewing 復習する。
15
授業計画/Class まとめ
事前学習/Preparation いままでの講義のノートをしっかり読み直す。
事後学習/Reviewing 復習しておく。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 80% ・書式が整っているか。
・引用と自説を明確に区別できているか。
・適切な問題設定であるかどうか。
・設定した問題にたいして適切な回答を寄せることができているかどうか。
・論理的かつ合理的な記述ができているかどうか。
以上を評定基準とし、さらに調査量や思考の卓越性を総合的に評価する。
2 平常点 In-class Points 20% リアクションペーパーや小課題で評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
リアクションペーパーを毎回出し、優れた回答を授業中に紹介する。最終レポートについては事前にアカデミックライティングセンターでの校正を受けることを強く勧める。
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 授業中に紹介します。
メッセージ/Message
みなさんの好奇心や関心を広げることができれば幸いです。気になるトピックや興味の引かれた事例があれば、自分でどんどん調べて欲しいと思います。
その他/Others
感染症対策や様々な事情から、授業形態が変更される可能性があります。また、シラバスの通りに進まないかもしれません。
キーワード/Keywords
日本学     日本文学