講義概要/Course description
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本演習では前期と同じように、「翻訳論」「日本文学」「世界文学」の視点から文学作品を考察したい。後期では、特に翻訳の問題をその内にはらみ、作品内外に機能する作者の存在に注目し、「日本」と「世界」の関係を検討したい。後期の最後には受講者が翻訳に関するプロジェクトを発表する。今学期は特に受講者の希望する課題を重視し適切にシラバスの調整を行う。
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達成目標/Course objectives
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受講者は(1)「翻訳」と「世界文学」の理論、(2)日本における翻訳の歴史、(3)日本文学の翻訳の歴史について学び、(4)そしてそれに基づいて翻訳の分析と批判を論理的に行うことが目標である。後期には、自分で翻訳に関するプロジェクトを行い、留意した点について説明することによって、「翻訳」に対する批判的な考えを示す。
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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高等学校の国語科(古典)程度の基礎知識と高等学校卒業程度の英語力があることが望ましい。他の外国語ができる受講者も大歓迎。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
【オンライン授業(オンデマンド型)での実施】オリエンテーション。後期の概要。 |
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授業計画/Class |
水村美苗『日本語が亡びる時』 |
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事前学習/Preparation |
配布資料を事前に読み、発言できるように準備しておく。自分のプロジェクト発表に向けて準備を進めていく。 |
事後学習/Reviewing |
配布資料や参考資料の学習を行い、発表と期末レポートにも反映できるように考察する。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular |
活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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平常点 In-class Points
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60%
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後期では受講者が自ら選んだトピックについて発表する。発表資料やパワーポイントの準備もしておくこと。また、毎週事前に課題の資料を読み、ディスカッションに参加することが期待される。
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2 |
レポート Report
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40%
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後期では、受講者がテーマを決め、発表に対するコメントを受けてから、レポートとして文章化する。理論を踏まえて批判的な論点が明瞭であること、レポートとして根拠の提示、構成の整理が行われていることが評価される。
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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発表については、授業中にコメントする。レポートについてはコメントを書いて返す。
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メッセージ/Message
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シラバスは受講者の希望や人数によって変更する。資料はすべて配布する。
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