講義内容詳細:日本文学演習Ⅱ[2]

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 日本文学演習Ⅱ[2]
英文科目名/Course Title (English) Seminar in Japanese Literature Ⅱ [2]
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 金澤 和美
英文氏名/Instructor (English) KANAZAWA Kazumi

講義概要/Course description
『古事記』は上中下の三巻から成る、奈良時代成立の書物です。この授業では『古事記』の精読を通して、わが国の古代文学についての理解を深めていきます。
『古事記』は、わが国の成り立ちから始まる、皇位継承を根幹とする天皇の「歴史」を主に語る書物であり、さまざまな物語が収められています。また、そこには多くの歌も含まれています。後期は、前期に続き『古事記』下巻の雄略天皇の時代(後半)を取り上げた後、『日本書紀』にも目を向けていきます。物語に含まれる歌及び地の文の言葉や表現、その発想を捉えると共に、『古事記』において歌と地の文がどのように関わり合っているか、物語において歌は何をもたらしているか、など、『古事記』の物語をめぐる問題について考察します。その後、『古事記』の雄略天皇の物語を『日本書紀』の記事と比較することによって、『古事記』が成り立たせている世界とはどのようなものであるかといった『古事記』の特徴について捉えることも目指していきます。
達成目標/Course objectives
1 『古事記』『日本書紀』を中心とするわが国の古代文学に関する知識を身に付け、理解を深める。
2 歌の注釈及び現代語訳、地の文の読解などを通して、『古事記』『日本書紀』を読み解く力を身に付ける。
3 問題の提示方法、考察の方法を学び、資料に的確にまとめて発表する力を養う。
4 さまざまな視点・角度から新たな問題を発見し、深く考察する力を身に付ける。

履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
 前期の「日本文学演習Ⅰ[2]」から引き続き履修して下さい。(状況によりオンライン授業となった場合は、CoursePowerを主に使用する予定です。受講生は、自分が発表を担当する回に発表資料を作成し(Word等)、CoursePowerに提出可能であることが条件となります)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class  後期ガイダンス(担当範囲決定等) 【オンライン授業(オンデマンド型)での実施】
事前学習/Preparation  前期の内容を振り返っておく。
事後学習/Reviewing  資料を熟読する。担当範囲の発表準備を始める。
2
授業計画/Class  担当者による発表(第1回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
3
授業計画/Class  担当者による発表(第2回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
4
授業計画/Class  担当者による発表(第3回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
5
授業計画/Class  担当者による発表(第4回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
6
授業計画/Class  担当者による発表(第5回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
7
授業計画/Class  担当者による発表(第6回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
8
授業計画/Class  担当者による発表(第7回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
9
授業計画/Class  担当者による発表(第8回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
10
授業計画/Class  担当者による発表(第9回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
11
授業計画/Class  担当者による発表(第10回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
12
授業計画/Class  担当者による発表(第11回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
13
授業計画/Class  担当者による発表(第12回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
14
授業計画/Class  担当者による発表(第13回)と検討
事前学習/Preparation  発表担当者は発表準備を行う(資料を用意)。それ以外の受講者は教科書等を用いて発表者の担当範囲を予習しておく。
事後学習/Reviewing  発表及び検討の内容を振り返り、整理してまとめておく。(発表者以外の受講者はミニレポートを提出)
15
授業計画/Class  後期のまとめ、期末レポート提出
事前学習/Preparation  期末レポートを作成し、提出準備をする。後期の内容を振り返っておく。
事後学習/Reviewing  後期の授業内容をまとめる。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本授業は対面(通常型)で実施します。
後期の第1週目はCoursePowerを使用します。その後は対面授業(通常型)となります。第2回以降は、その回の発表担当者が資料を作成して発表を行い、その後、内容を中心とした検討を行います。また、第2回以降のミニレポートについては、発表者以外の受講者に、内容に関する意見、質問、感想等を簡潔にまとめて提出してもらう予定です。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 その他 Others 40%  発表(資料・内容)
2 レポート Report 40%  期末レポート
3 平常点 In-class Points 20%  意見、質問、感想等(ミニレポート内容を含む)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
Coursepower に提出された期末レポート・ミニレポート・質問等について、コメントの返却を行います。
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
コメント
Comments
1 中村啓信 角川ソフィア文庫『古事記』現代語訳付き 角川書店 2009 前期と同じ教科書を使用します。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
コメント
Comments
 
1 山口佳紀 神野志隆光 新編日本古典文学全集『古事記』 小学館 1997 参考書については授業内で紹介し、必要な分をプリントで配布(またはCoursePowerにアップ)します。
メッセージ/Message
・前期と同様、上記の授業計画に沿って進める予定ですが、詳細については今後の状況や受講者の人数などによって決定します。
・発表担当者以外の受講者も毎回予習を行って下さい。質疑応答や意見の交換なども随時行います。内容の充実した演習になるよう努力していきましょう。
・期末レポートやミニレポート等、Coursepowerも併用しますので、毎回確認して下さい。
・今後の状況の変化に応じて、上記の授業計画を変更する可能性があります。内容等についてはその時に指示します(成績評価方法の変更はありません)。
キーワード/Keywords
古事記     上代文学     古代文学