講義概要/Course description
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各回、課題となる文章を担当者が調査分析し、口頭発表、質疑応答、レポート、論文など、研究成果を人につたえるまでの方法を学びます。 題材は、大正、昭和初期、戦後の批評、論争、小説です。 作品を通して研究の方法を学ぶとともに、近現代の思想を学ぶことを意識して進めます。
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達成目標/Course objectives
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大正末から昭和初期の文学論争を通して、時代と文学思想の関係を理解する。 戦前と戦後の思想の枠組みを理解する。 評論文を読んで、筆者、時代背景、その時代の問題意識を調査、分析し、口頭で発表する技能を身につける。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
ガイダンス オンライン(オンデマンド)で実施 |
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2
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授業計画/Class |
「論争」の観点から大正から昭和の文壇状況を理解する |
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3
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4
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授業計画/Class |
「宣言一つ」論争 2 有島武郎「宣言一つ」 廣津和郎の反論 |
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5
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授業計画/Class |
「宣言一つ」論争 3 有島武郎の再反論 広津和郎の「散文芸出論」 |
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6
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15
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事前学習/Preparation |
有島武郎の作品を読んでおくこと |
事後学習/Reviewing |
前期の学習の成果をレポートの形にすること |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes第一回授業はオンラインで実施、第二回から対面となります。
研究の方法に関する講義を行ったのち、各自の研究成果の発表や議論をまじえてゼミ形式の授業を行います。
研究成果発表の際には、 (1)同時代評、周辺言説、作者自解、先行研究などの資料、 (2)テキスト内の語彙に関する注釈、 (3)問題編成、 (4)テキストの分析と考察、 (5)結論、 などを明確にし、議論の叩き台となるようにします。 参加者はテキストを精読し、自分の「読み」を示すことができるようにして演習に臨むこと。 ゼミでは他者への敬意をはらいつつ、容赦のない相互批評を展開してもらいます。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
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100%
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発表質疑など、授業への貢献度5割とまとめのレポート5割の総合評価。、
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参考書/Reference books
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | |
1 |
佐藤泉
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戦後批評のメタヒストリー 近代を記憶する場
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岩波書店
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2005
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2 |
佐藤泉
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一九五〇年代、批評の政治学
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中央公論社
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2018年
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