講義内容詳細:日本文学特講Ⅰ[4]

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 日本文学特講Ⅰ[4]
英文科目名/Course Title (English) Lecture on Japanese Literature Ⅰ [4]
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 山本 啓介
英文氏名/Instructor (English) YAMAMOTO Keisuke

講義概要/Course description
『新古今和歌集』の歌人達の和歌と連歌についての講義。
『新古今和歌集』の成立は和歌の一つの到達点と位置づけられている。その時代にあって後鳥羽院・定家達は連歌も頻りに行っていた。『新古今和歌集』の歌風の形成には連歌の影響もあったとする説もあるが、その検討も踏まえつつ、彼らの和歌・連歌についての精読を行う。これまで個別に扱われがちであった、和歌史と連歌史を統合した韻文学史の構築も視野に入れた講義とする。
達成目標/Course objectives
和歌史の上で看過されがちな連歌についての知識を広げる。テキスト外にある文脈も踏まえた上で、作品解釈を行い、和歌・連歌への理解をさらに深める。また和歌史・連歌師についても理解を深める。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特になし。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 初回授業(今回)のみオンライン授業(オンデマンド型)での実施。導入。授業と評価について。
2
授業計画/Class 『新古今和歌集』以前の和歌史について。
3
授業計画/Class 『新古今和歌集』の成立について。
4
授業計画/Class 『新古今和歌集』以前の連歌の歴史について。
5
授業計画/Class 『新古今和歌集』以後の連歌史概説。『菟玖波集』について。
6
授業計画/Class 新古今歌人の和歌と連歌ー藤原定家(1)
7
授業計画/Class 新古今歌人の和歌と連歌ー藤原定家(2)
8
授業計画/Class 新古今歌人の和歌と連歌ー藤原定家(3)
9
授業計画/Class 新古今歌人の和歌と連歌ー後鳥羽院
10
授業計画/Class 新古今歌人の和歌と連歌ー藤原家隆
11
授業計画/Class 新古今歌人の和歌と連歌ー西園寺公経
12
授業計画/Class 新古今歌人の和歌と連歌ーその他の歌人(1)
13
授業計画/Class 新古今歌人の和歌と連歌ーその他の歌人(2)
14
授業計画/Class 新古今歌人の和歌と連歌ーその他の歌人(3)
15
授業計画/Class まとめ
 
事前学習/Preparation 事前に作品を読み、基礎的な理解をしておく。
事後学習/Reviewing 内容を振り返り、理解を深めておく。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes資料プリントを用いて講義する。適宜、参考となる中世和歌・連歌作品と歌論・連歌論を取り上げる。本講義は面授業(通常型)で実施。但し、社会状況によってはオンライン式で行う可能性もある。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% 期末レポート70%、授業後の質問票の提出状況と内容30%
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 鈴木健一・鈴木宏子編『和歌史を学ぶ人のために』(世界思想社)。
メッセージ/Message
各時代の和歌・連歌を読解するには各自最低限の予習を必要とします。探究心のある学生の受講を望みます。
その他/Others
講義は毎回プリント資料を配付する。