講義概要/Course description
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現実の経済活動の分析や経済理論の実証的な検証を的確に行うためには、統計学・計量経済学と並んで、経済に関する様々な統計データについての知識・理解が不可欠です。本講義では、経済統計制度、各種経済統計データの作成方法、それらの特徴点や利用上の留意点等、経済統計に関する基礎的な事項を体系的に解説すると同時に、経済統計データを用いて現実の経済を分析する様々な方法を学びます。その際、数回の課題を通じて、受講者自身が実際に統計データに触れ、自分の手で分析作業等をしながら、データの性質や分析手法についての知識を、実際に使える形で身につけることを重視します。あわせて、講義期間中に重要な統計データが公表された際には、その意味、解釈等について簡単な解説を行い、経済統計からみた最新の日本経済動向について、理解を深めていきます。
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達成目標/Course objectives
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①基本的な経済統計資料の読み方を修得することと、②その分析方法の基礎を実際に使える形で身につけること、③経済統計からみた最新の日本経済動向について理解を深めること、が本講義の目標です。
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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基本的な統計学の知識、および経済統計Ⅰで扱う内容を身につけていることを前提とします。予備知識として想定する最低限の水準は「統計検定」の3級程度です。講義の中で、「統計学の復習」として、基本的な事項の解説は行いますが、「統計学概論」などの科目を履修していない場合は、基礎知識を習得する自習努力が求められます。
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授業計画/Lecture plan
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1
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2
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授業計画/Class |
人口と労働に関する統計(1)
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3
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授業計画/Class |
人口と労働に関する統計(2)
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4
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授業計画/Class |
家計・消費に関する統計(1)
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5
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授業計画/Class |
家計・消費に関する統計(2) |
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6
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7
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授業計画/Class |
経済統計を用いた景気判断・予測の実際
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14
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15
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事前学習/Preparation |
経済統計Iおよび統計学概論の内容を復習しておくこと。 |
事後学習/Reviewing |
授業の内容を復習するとともに、課題に取り組むこと。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notesオンデマンドで行う。 ただし、第15回のテストは面接型(対面型)で実施する。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
試験 Exam
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70%
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試験とレポートのウェイトは変更する可能性があります。授業内の告知に気をつけてください。
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2 |
レポート Report
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30%
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試験とレポートのウェイトは変更する可能性があります。授業内の告知に気をつけてください。
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教科書/Textbooks
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher |
1 |
中村・新家・美添・豊田
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『経済統計入門(第2版)』
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東京大学出版会
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参考書/Reference books
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | |
1 |
元山・伊藤・高橋
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『経済・経営系のための統計入門』
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実教出版
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2016
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2 |
美添、荒木、元山
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経済データの統計分析
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培風館
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2020
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その他/Others
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授業計画および成績評価の詳細、連絡先等は、開講時に説明します。 また、オンデマンド授業を実施する可能性もあります。その場合は、事前に連絡をするので、コースパワーからのメッセージに気をつけてください。
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