講義概要/Course description
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国際経済学は国と国の間の財・サービス・資金の配分・取引メカニズムと明らかにし、それに伴う生産者・消費者・あるいは国全体にもたらす経済厚生上の影響と、国際取引への政策介入がもたらす効果を明らかにすることを基本的な目的としています。 国際取引には、財・サービスの実物的取引と通貨・金融の金融的取引の両面から接近できます。前者は「国際貿易」、後者は「国際金融」として区分され、本講義では「国際貿易」について主に貿易政策を中心に以下の講義計画の内容を取り上げます。
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達成目標/Course objectives
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・貿易政策が生産者・消費者・あるいは国全体にもたらす経済厚生上の影響について理論的に説明することができる。 ・国際貿易ルールと地域貿易協定の進展と課題について、その概要を説明することができる。
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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・本講義は前期集中科目(後半)として6~7月に月曜4・5時限2コマ連続で実施されます。4時限だけ、あるいは5時限だけの出席では単位取得できませんのでご注意ください。 ・国際経済学Ⅱのみの履修も可能ですが、国際経済学Ⅰの知識と関連性が強く同じ教科書・参考書を使用するので、両方履修することを推奨します。 ・ミクロ経済学(入門レベル)を履修済みであることが望ましい。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
貿易自由化の進展と保護主義の台頭【オンライン授業(オンデマンド型)】
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2
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授業計画/Class |
関税制度の基礎・関税の効果【オンライン授業(オンデマンド型)】 |
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3
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授業計画/Class |
保護政策の厚生効果【対面授業】 |
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4
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授業計画/Class |
関税の一般均衡分析【対面授業】 |
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5
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授業計画/Class |
関税の政治経済学【対面授業】 |
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6
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授業計画/Class |
関税引き下げの国際交渉【対面授業】 |
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7
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8
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授業計画/Class |
国内産業保護政策の選択【対面授業】 |
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9
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10
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授業計画/Class |
不完全競争市場下の貿易政策【対面授業】 |
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11
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12
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授業計画/Class |
個人と政治家の貿易政策に関する選好【対面授業】 |
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13
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授業計画/Class |
GATT/WTOによる貿易の自由化【対面授業】 |
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14
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授業計画/Class |
地域貿易協定の広がり【対面授業】 |
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15
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事前学習/Preparation |
・ミクロ経済学で学習する部分均衡分析を予習復習しておく ・貿易政策の効果は基礎から応用へと連続性があるため基礎をよく理解しておく
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事後学習/Reviewing |
・授業後にコースパワーで練習問題を解いておく ・学習した箇所の復習と、次回の教科書該当箇所を読んでおく ・貿易政策や貿易紛争について現実のニュース報道から理論と整合的なものがないかよく見ておく |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular |
活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
平常点 In-class Points
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40%
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講義で複数回課す課題の提出、理解度によって評価
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2 |
試験 Exam
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60%
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授業最終回で実施する授業内試験での評価
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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講義内あるいはコースパワー上で提示する
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教科書/Textbooks
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price |
1 |
阿部顕三, 遠藤正寛著
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国際経済学
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有斐閣
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2012.12
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9784641124806
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2400円+税
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参考書/Reference books
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