講義概要/Course description
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食料問題と農業問題に関する講義です。主としてミクロ経済学の⼿法を利⽤した分析を⾏います。取り上げるトピックは、国内外の⾷料問題、経済発展と農業問題、⽣産性分析です。
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達成目標/Course objectives
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本講義では、農業問題・⾷料問題を経済的に分析する⼒を養うことを目指します。学んだ知識を実際どの様に活用できるかを確認して貰うため、データ分析のレポート課題を出します。なお、データ分析方法は、繰り返し画面を見ながら、自分のペースで進める方が効率的に習得できるので、オンデマンド授業を活用します。
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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ミクロ経済学と統計学を履修していることが望ましい。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
イントロダクション(オンデマンド)にて実施します。 |
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2
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授業計画/Class |
補論 (講義を履修する上で必要な数学の確認,統計ソフトの使い方の説明) 【オンライン授業(オンデマンド型)】 |
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3
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授業計画/Class |
⽇本の⾷料事情 (⽇本⼈の⾷⽣活の変遷,⾷料⾃給問題,経済成⻑と⾷料需要) |
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4
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授業計画/Class |
農産物の⽣産 I (ミクロ経済学の復習,⾷料供給のシフト要因,伝統的な⽣産分析) |
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5
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授業計画/Class |
オンデマンド授業 レポート課題1の説明 |
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6
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授業計画/Class |
農産物の⽣産 II (農業⽣産性の国際⽐較) |
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7
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授業計画/Class |
農産物の⽣産 III (⽣産性分析,近代的アプローチ) |
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8
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授業計画/Class |
技術⾰新 (農業技術の特⾊,特許権問題)
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9
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授業計画/Class |
オンデマンド授業 レポート課題2の説明 |
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10
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授業計画/Class |
リスク管理 (農業の⽣産リスク,先物市場) |
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11
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授業計画/Class |
農業⽣産と環境問題 (農業⽣産の外部性,資源の共同管理問題) |
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12
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授業計画/Class |
農産物販売 (⾷品マーケティング) |
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13
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授業計画/Class |
オンデマンド授業 レポート課題3の説明 |
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14
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授業計画/Class |
先進国と途上国の農業調整問題 (労働移動の制約と産業間調整問題) |
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15
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事前学習/Preparation |
参考資料の該当箇所を読んでくること。 |
事後学習/Reviewing |
ミニクイズとレポート課題を実施すること。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notesこの授業は火曜日1時限と木曜日2時限で週2回セットの授業になりますので、注意をされてください。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
試験 Exam
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40%
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農業経済論Iは11月初旬に終了し、11月10日頃に最終試験を実施します。40%/回×1回=40%
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2 |
レポート Report
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45%
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データ分析の課題レポートを3回課します。15%/回×3回=45%
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3 |
平常点 In-class Points
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15%
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授業内容を確認するための、ミニクイズを3回程度出します。5%/回×3回=15%
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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ミニクイズはコースパワーで各人実施できます。レポートは採点して返却をするようにします。
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参考書/Reference books
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price | |
1 |
速⽔佑次郎・神門善久
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農業経済論・新版 第5版
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岩波書店
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2010
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4000018124
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4536
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2 |
本間正義
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現代⽇本農業の政策過程 (総合研究 現代⽇本経済分析3)
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慶応大学出版会
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2010
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4766417305
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メッセージ/Message
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授業前にテキストや論文の該当箇所を読んで来ることを期待します。この授業ではミクロ経済学をベースに農業問題の分析をします。従って、1・2年時にミクロ経済学の履修していない⼈には受講をすすめません。おそらく履修してもついていくことができません。 また、講義では知識の積み上げを前提とします。複数回に渡り⼀つ分析⽅法を紹介した後に、具体的な農業問題についてその分析⽅法を適⽤し、考察を⾏います。⼀度⽋席をすると、その後の講義内容はさっぱり分からなくなります。就職活動を含め、出席が不定期になってしまいそうな⼈にも受講をすすめません。
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その他/Others
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前職では政府の依頼を受けて調査報告書等を書いていました。レポート課題を通して、それらの経験を伝えていきたいと思います。
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キーワード/Keywords
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実務経験
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