講義内容詳細:財務会計論Ⅰ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 財務会計論Ⅰ
英文科目名/Course Title (English) Financial Accounting Ⅰ
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 矢澤 憲一
英文氏名/Instructor (English) YAZAWA Kenichi

講義概要/Course description
「事業の言語」といわれる企業会計は、投資家や債権者の意思決定に資する情報を提供し、経営者と株主や債権者との間の利害を調整する機能を有する。本講義の目的は、こうした企業会計の論理と体系を解き明かすことにある。さらに企業の公表する財務諸表から、いかに企業の実態を浮かび上がらせるかについても論じる。
この講義は後期に開講の『財務会計論Ⅱ』の基礎科目として位置づけられるため、後期も連続受講することを前提として講義を進める。本講義では、財務会計をめぐる現在の潮流から始まり、財務会計の基本思考とフレームワーク、企業経営や経済社会への影響などについて講義する。
達成目標/Course objectives
1 現在の社会における財務会計の必要性や役割に対する理解力を身につけること
2 財務会計の論理と体系に関する知識を身につけること
3 「会計メガネ」を用いて企業活動を読み解く能力を身につけること
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
経営学部:アカウンティング基礎Ⅰ・Ⅱの単位を取得していること、またはそれと同等の知識を有すること
他学部:日商簿記3級(全商でも可)の資格を有していること、またはそれと同等の知識を有すること

機器条件:
Google Chromeブラウザをインストールした端末(PC、タブレット、スマートフォン)を用意し、大学アカウントでGoogle Classroomに参加登録できること(登録方法は講義ガイダンスで説明します)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 講義ガイダンス【オンライン(オンデマンド型)】
本講義は、対面授業(ハイブリッド型ブレンド形式)として実施し、Google Classroom、Google Form、YouTube等のオンラインツールを用いて講義を行う。また、履修計画および成績評価は事前に告知したうえで変更される可能性がある。講義ガイダンスでGoogle Classroomへの登録方法および履修計画・成績評価を説明するので必ず確認すること。
2
授業計画/Class 第1回 企業会計の本質とフレームワーク
3
授業計画/Class 第2回 会計制度の論理と体系
4
授業計画/Class 第3回 企業のディスクロージャー
5
授業計画/Class 第4回 損益計算書のパラダイム(1)経営成績の表示
6
授業計画/Class 第5回 損益計算書のパラダイム(2)収益と費用の会計
7
授業計画/Class 第6回 損益計算書のパラダイム(3)損益計算書の分析
8
授業計画/Class 第7回 貸借対照表のパラダイム(1)財政状態の表示
9
授業計画/Class 第8回 貸借対照表のパラダイム(2)資産の会計
10
授業計画/Class 第9回 貸借対照表のパラダイム(3)負債と純資産の会計
11
授業計画/Class 第10回 貸借対照表のパラダイム(4)貸借対照表の分析
12
授業計画/Class 第11回 キャッシュ・フロー計算書のパラダイム
13
授業計画/Class 特別講義:新時代の財務報告
14
授業計画/Class まとめ
15
授業計画/Class 理解度確認テスト
 
事前学習/Preparation ・講義資料、教科書を用いて予習する
事後学習/Reviewing ・講義資料、教科書を用いて復習する
・課題のフィードバックを確認する
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notes本講義は、対面授業(ハイブリッド型ブレンド形式)として実施し、Google Classroom、Google Form、YouTubeを用いる。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% 講義時および終了後に提出する平常課題を評価する。受講生はパソコン、タブレット、スマートフォン等Google Classroomにアクセスできる端末を講義に持参すること。なお、平常課題の提出が3回以下の場合は履修の意思なしと判断する。
2 試験 Exam 50% 理解度確認テストにより評価する。講義の進捗状況により小レポートを組み合わせる場合もある。なお、理解度確認テスト未受験の場合は履修の意思なしと判断する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
課題に対するフィードバックは講義内の説明あるいは講義外の動画等で実施する。
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
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1 伊藤邦雄 新・現代会計入門(第4版) 日本経済新聞出版社 2020 4532134986 3780 受講時の最新年度版を購入すること
その他/Others
クラスの適切な運営のため、本講義では以下の行為を禁止する。
・ 許可された用途以外の会話
・ 許可された用途以外の携帯電話、タブレット、パソコン、その他電子機器の使用
・ その他講義の運営を阻害する行為
上記の禁止事項に該当する行為を行った者は退出を命じ(あるいは電子機器を没収し)、10点減点する。これらの行為を繰り返す学生は、テストの成績にかかわりなく単位を取得できない。

・講義に必要な学習環境について
本講義では、パソコン(ノートあるいはデスクトップ)、インターネット接続環境、プリンターが必要になる。

・講義資料および動画の二次利用について
本講義の講義資料および配信動画等の一部およびすべてを複製、転載又は配布、印刷、インターネット等への流布など、第三者の利用に供することは著作権法により固く禁じられる。