講義概要/Course description
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本講義は、ゲーム理論の基本的な内容を、多くの設例を通じて、具体的に紹介する予定である。 ゲーム理論とは、経済主体間の相互依存関係を分析する道具である。 例えば、企業間の数量競争や価格競争、労働者と経営者の賃金交渉、株主と取締役との利益相反、税務当局と納税者の駆け引きなど、 我々の身近な事例の中に、ゲーム理論で説明した場合、個々の利益と全体の利益が衝突するなど、色々と興味深い結論が得られる。 そこで、多くの具体的な問題の設定と解法の練習により、入門的なゲーム理論をツールとして使いこなせるようにしてもらいたい。 なお、講義では計算や作図が必要となるが、なるべく平易に解説する予定なので、多くの学生諸君に積極的に参加してもらいたい。
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達成目標/Course objectives
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ゲーム理論の基礎知識を習得して、他の経済学に応用できるようにすること。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
オリエンテーション【オンライン授業(オンデマンド型)】 |
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2
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授業計画/Class |
第1章 戦略形ゲーム(その1:ゲームの基本要素と均衡の概念) |
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3
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授業計画/Class |
第1章 戦略形ゲーム(その2:ナッシュ均衡と囚人のジレンマ) |
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4
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授業計画/Class |
第2章 戦略形の応用(その1:複占市場の理論分析) |
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5
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授業計画/Class |
第2章 戦略形の応用(その2:反応関数と反応曲線) |
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6
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7
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8
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授業計画/Class |
第4章 展開形の応用(その1:複占市場の理論(離散形)) |
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9
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授業計画/Class |
第4章 展開形の応用(その2:複占市場の理論(連続形)) |
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10
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授業計画/Class |
第4章 展開形の応用(その3:情報構造(情報の重要性)) |
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11
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12
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13
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授業計画/Class |
第6章 繰り返しゲーム(その1:繰り返しゲームとトリガー戦略) |
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14
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授業計画/Class |
第6章 繰り返しゲーム(その2:割引現在価値と長期的協調行動) |
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15
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授業計画/Class |
授業内に評価試験を実施(予定) |
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事前学習/Preparation |
前回までの授業内容を復習する。 |
事後学習/Reviewing |
授業当日の授業内容を復習する。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes講義資料や課題資料などはCoursePowerに提示したりWebexで配信したりするので、 それぞれのアカウントを取得してログイン可能な状態にしておくこと。 なお、状況次第では、オンライン型の授業形態になることもあります。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
試験 Exam
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70%
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学期末の評価試験の点数により評価する。
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2 |
レポート Report
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20%
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授業内に提示された課題の点数により評価する。
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3 |
平常点 In-class Points
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10%
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授業内の小テストの点数により評価する。なお、実施しな かった場合、レポートの割合を30%とする。
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参考書/Reference books
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メッセージ/Message
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本講義は一般的なテキストよりも平易な内容を解説するので、高度な内容を期待する学生は注意してもらいたい。 なお、質問等を除き授業中の私語は当然厳禁とする。
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