講義内容詳細:現代日本経済史Ⅰ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 現代日本経済史Ⅰ
英文科目名/Course Title (English) Contemporary Economic History of Japan Ⅰ
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 髙嶋 修一
英文氏名/Instructor (English) TAKASHIMA Shuichi

講義概要/Course description
本講義は対面授業(通常型)で実施します。
21世紀初頭の現在から高度成長期まで、日本経済のあゆみをさかのぼって見ていく。
<注意>履修者数等に応じて講義の進め方を変更する場合があるので、履修希望者は留意すること。
達成目標/Course objectives
<目標>
1. 第二次世界大戦後の日本経済史について、一般的な知識を習得すること。
2. 上記のことを通じて、現在の経済社会を批判的に検討し得る自分なりの視座を獲得すること。

「歴史(歴史学)で重要なのは暗記ではない」という言葉はこれまでしばしば耳にしてきたと思う。経済史を含む歴史系の学問の目的は単に史実を追うことにあるのではなく、史実を題材にその意味を考えることにあるのであって、本講義の究極的な目標も、我々が生きている現在の経済社会というものに対して、自分なりの見方を養うことにあるのは言うまでもない。
しかし同時に、何らかの問題について問題関心を共有し、議論を深めていくには、どうしても前提となる知識を共有しておく必要があり、日本の経済について歴史的な視点から考察をしたいのであれば、これまでいかなる事柄がどのように議論されてきたのかを知っておかねばならない。
暗記だけの講義に終始するつもりは毛頭ないが、学生諸君にはいくつかの用語や事項は必ず覚えてもらい、そのうえで自身の考えを展開できるようになってもらいたいと願う。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
前期の同一時間帯に開講される「現代日本経済史Ⅰ」を併せて履修することを強く勧める。
また、「経済史概論」Ⅰ・Ⅱ、「日本経済史」Ⅰ・Ⅱ、「欧米経済史」Ⅰ・Ⅱを併せて履修することが望ましい。


授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス【オンデマンド】
事前学習/Preparation シラバスを読んで理解しておくこと
事後学習/Reviewing ガイダンスの内容を確認し、テキストを準備するとともにプリントのダウンロード方法などについて理解しておくこと。
2
授業計画/Class ポストバブル期(1990年代ー2000年代)【以降、対面授業】
「バブル崩壊」と「失われたウン十年」?
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
3
授業計画/Class プラザ合意とバブル経済(1985年-1990年代初頭) 1
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
4
授業計画/Class プラザ合意とバブル経済(1985年-1990年代初頭)  2
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
5
授業計画/Class 「財政再建」と民営化(1980年代前半) 1
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
6
授業計画/Class 「財政再建」と民営化(1980年代前半) 2
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
7
授業計画/Class ドルショックと石油危機(1970年代初頭) 1
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
8
授業計画/Class ドルショックと石油危機(1970年代初頭) 2
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
9
授業計画/Class 高度経済成長1(1950年代半ば-1960年代半ば)
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
10
授業計画/Class 高度経済成長2(1960年代半ば-1970年代初頭)
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
11
授業計画/Class 戦後復興期 1
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
12
授業計画/Class 戦後復興期 2
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
13
授業計画/Class 戦後改革期
事前学習/Preparation テキストで事前に指定された箇所を読んでおくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストを再読し、講義の内容を確認しておくこと
14
授業計画/Class 理解度確認テスト
事前学習/Preparation 講義全体の内容を確認しておくこと
事後学習/Reviewing プリントとテキストの指定範囲を確認し、試験にそなえること
15
授業計画/Class 理解度確認テストの講評
事前学習/Preparation 自身の解答を思い出しておくこと
事後学習/Reviewing 提示する解答例と自身の解答を比較し、内容りかいにつとめること
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes初回はオンデマンド方式、二回目以降は対面方式で行う。
毎回、対象とする時期についてレジュメを作成し、学生ポータルを通じて事前に配布する。
授業は、プリントとテキストを使って行う。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% 理解度確認テストによって評価する。
ノート・教科書等の持ち込みを認めない。


教科書/Textbooks
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1 武田晴人『新版 日本経済の事件簿 開国からバブル崩壊まで』(日本経済評論社、2009年)
参考書/Reference books
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1 三和良一『概説日本経済史近現代第二版』(東京大学出版会)
伊藤修『日本の経済―歴史・現状・論点』(中公新書)
その他/Others
毎回、学生ポータルを通じてプリントを事前に配布するので、これを各自プリントアウトして講義に臨むこと。また、毎回の内容に対応する教科書の範囲も示すので、事前に読んでおくこと。
授業のすべてが試験範囲であり、プリントだけ参照したり教科書のみ読んだりするだけでは高得点は望めない。