講義内容詳細:民法E

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 民法E
英文科目名/Course Title (English) Civil Law E
学期/Semester 後期 単位/Credits 4
教員名/Instructor (Japanese) 許 末恵
英文氏名/Instructor (English) KYO Sue

講義概要/Course description
民法第4編親族及び第5編相続を中心に、講義を行う。なお、授業時間との関係から、 親族法については婚姻と親子を、相続法については法定相続を中心に取り上げる。
達成目標/Course objectives
親族法及び相続法についての基本的な理解を得ることを目的とする。
具体的な到達目標は、次の通りである。
①親族法・相続法の基本原則を理解すること。
②親族法・相続法の基本的な用語や法律構成について理解すること。
③親族法・相続法の重要論点について、学説や判例の議論を理解し、その論点についての解釈論を展開できること。
④条文を正しく読み、その意味するところを理解すること。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
民法A・B・C・Dを履修していることが望ましい。

授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス(オンライン授業(オンデマンド型)での実施)
2
授業計画/Class (オンライン授業(オンデマンド型)での実施)
民法典の編纂と親族法・相続法の変遷
親族法総論
3
授業計画/Class 親族、婚姻(1) 婚姻法総論
          婚姻の成立①
4
授業計画/Class 婚姻(2) 婚姻の成立②
5
授業計画/Class 婚姻(3) 婚姻の効果① (氏名と戸籍を含む)
6
授業計画/Class  婚姻(4) 婚姻の効果②
      夫婦財産制
7
授業計画/Class 婚姻(5) 婚姻の解消① 総論、協議離婚
8
授業計画/Class 家事事件の処理手続
9
授業計画/Class  婚姻(6) 婚姻の解消②裁判離婚(判決離婚)
10
授業計画/Class 婚姻(7) 婚姻の解消③ 婚姻解消の効果 財産分与
11
授業計画/Class 婚姻(8) 婚姻外の男女関係(婚約、内縁)

親子(1)親子法総論
12
授業計画/Class  親子(2)実親子関係①嫡出子
13
授業計画/Class 親子(3) 実親子関係② 嫡出でない子
14
授業計画/Class 親子(4) 養親子関係
15
授業計画/Class 親子(5) 生殖技術と親子関係
16
授業計画/Class  親権(1)身上監護
17
授業計画/Class 親権(2)財産管理
18
授業計画/Class 相続法総論
相続人
19
授業計画/Class 相続の効力
相続財産の範囲(1)
20
授業計画/Class 相続財産の範囲(2)
21
授業計画/Class 相続の承認と放棄
22
授業計画/Class 相続分
23
授業計画/Class 遺産共有と遺産分割(1)
24
授業計画/Class 遺産共有と遺産分割(2)
25
授業計画/Class  遺産共有と遺産分割(3)
26
授業計画/Class 相続と登記
27
授業計画/Class 相続回復請求権
28
授業計画/Class  遺言と遺留分(1)
29
授業計画/Class 遺言と遺留分(2)
30
授業計画/Class  遺言と遺留分(3)
 
事前学習/Preparation 各回授業の内容に相応する教科書の該当部分を読み、条文を確認しておくこと。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、内容を確認して、知識を確実なものにしておくこと。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes講義形式によるが、なるべく受講生の参加を促すような方法を取り入れるように心がけたい(受講生同士の議論、教員との議論など)。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 50% 学期末試験を行う予定。
なお、感染状況により試験の実行が困難な場合には、課題等により試験に替えることがある。詳しくは、ガイダンス時に説明するほか、授業の進度に応じて説明する。


2 平常点 In-class Points 50% 授業の進行に応じて、授業内容に応じて、小テスト(授業内容を確認するもの)や課題を出題する。
毎回の授業終了時に提出してもらうレスポンス・シートも、加点要素として考慮する。
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
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1 高橋朋子・床谷文雄・棚村政行 民法7 親族・相続(第6版) 有斐閣 2020 授業時には、教科書及び冊子体の小型六法を持参すること。
メッセージ/Message
詳しくはガイダンスのときに説明するが、特に重要なことだけを記す。
①授業中の私語を慎むこと。
②携帯電話やその他の電子機器の電源を切ってから授業に出席すること。授業中のメールの送受信を禁止する。
③授業の録音を禁止する。録音を必要とする事情のある場合には、申し出ること。相談に応ずる。
④授業開始後30分を過ぎてからの入室を認めないことがある。
⑤教員や他の受講生の迷惑になり、授業の進行に支障を生ずる状況であると教員が判断した場合には、退室してもらうことがある。