講義概要/Course description
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国際取引と私法の統一 急激な少子高齢化による日本国内市場の成長停滞や日本国内の株式市場における年間売買総額の多くを外国人投資家によるものが占めている状況など、経済活動のグローバル化にともない、日本企業にとっても日本人にとっても国際取引の重要性はもはや無視できないほど高まり続けている。日本で働く際にも国際取引法の理解は必要不可欠となっている。 法現象としての国際取引をめぐっては、国内取引と異なる固有の法律問題が生じる。この講義では、日本企業のかかわる国際取引にも適用されるCISG(「国際物品売買契約に関する国際連合条約」)を中心に国際取引関係の条約ほか統一実質法について概説する。
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達成目標/Course objectives
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国際取引にかかわる渉外ビジネス法の全体構造を理解すること。
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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「国際私法A/B」を(事前または同時または事後に)履修することが望ましい。 ※履修条件とはしていない。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
受講ガイダンス ※大学からの指示により初回のみ対面授業は実施しない(講義資料のオンデマンド配信)。 ※講義資料へのアクセス情報はコースパワーで通知する。 |
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2
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3
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授業計画/Class |
統一私法条約による国際取引の規律 |
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4
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授業計画/Class |
国際契約に関する実質法の比較 |
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5
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6
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7
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授業計画/Class |
CISG(3)適用排除と留保 |
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8
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9
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授業計画/Class |
CISG(5)条約の任意規定性と当事者 |
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10
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授業計画/Class |
CISG(6)条約と国際私法 |
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11
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授業計画/Class |
法製品(Law Products)の競争 |
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12
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13
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14
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授業計画/Class |
国際商事仲裁(2)仲裁判断の効力 |
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15
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事前学習/Preparation |
前回授業での学修内容に関する質問やコメントを考える。 |
事後学習/Reviewing |
授業での学修内容を自ら作成したノートにより整理する。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes参加型講義 授業中にWebex(チャット機能のみ)を活用して質問や意見を受けつける。毎回の授業でWebexにログインすること。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
試験 Exam
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100%
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◆期末試験(定期試験期間内:大学の認める範囲ですべて持込み可):100点 ただし ◆Class Contribution(平常学修参加ほか):最大30点を加算する(減点はしない) ※合計60点以上で単位認定する。
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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主としてコースパワーを利用する。
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参考書/Reference books
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price | |
1 |
木棚照一編著
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国際取引法
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成文堂
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2011.8
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9784792332860
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3300円+税
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蔵書情報 / Library information
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メッセージ/Message
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知識の暗記より理解と考えることを大切にして教室での学修体験そのものを楽しんでほしい。
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その他/Others
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原則として毎回の講義資料は個別配付しない。授業中に自らノートを作成すること。
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キーワード/Keywords
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法
条約
私法
民事法
国際
グローバル
取引
ビジネス
契約
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