講義概要/Course description
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本講義では、イギリス私法の「総論」と「各論」をそれぞれ講じる。講義前半の「総論」部分では、英米法の中のイギリス法の位置づけ、EUとの関係、イギリスの司法制度、イギリス法の歴史について概観する。講義後半の「各論」部分では、契約法、不法行為法、財産法を取り扱い、それぞれ、日本法と類似点・相違点などの特徴を講じる。 本講義の進め方としては、パワーポイントスライドを用いながら授業を行う。また、アクティブラーニングも導入しており、講義内で問題を提示をしながら、学生とのディスカッションの時間を設ける予定である。適宜、映像資料(15分程度の短いもの)を用いることで、受講生の理解を促す。
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達成目標/Course objectives
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受講者の目標を下記の3点に設定し、イギリス私法について講じる。 1.イギリス私法の基本用語を理解する。 2.その基本用語が生まれた歴史・政治・経済・文化的背景も理解できるようにする。 3.イギリス私法の法制度を理解した上で、日本法の問題点等を比較法的視点で考える力を身につける。
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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特になし。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
イントロダクション:イギリス私法とは (オンライン授業(オンデマンド型)での実施)
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2
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授業計画/Class |
裁判所の歴史:コモン・ローとエクイティ |
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3
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4
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5
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授業計画/Class |
イギリス法とEU法:Brexitの影響 |
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6
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7
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授業計画/Class |
契約法②:Considerationについて考える |
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8
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授業計画/Class |
契約法③:英語で判例を読んでみる |
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9
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10
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授業計画/Class |
不法行為法②:英語で判例を読んでみる |
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11
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12
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13
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授業計画/Class |
財産法③:信託法①信託の成立 |
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14
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授業計画/Class |
財産法④:信託法②信認関係とは |
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授業計画/Class |
講義のまとめと最新判例の紹介 |
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事前学習/Preparation |
事前にアップロードされた講義スライドを復習する。同じ範囲の日本法の知識について復習しておく。 |
事後学習/Reviewing |
講義で提示された復習ワード(講義スライド最終ページ)をきちんと完成させる。講義の復習を行う。
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本講義は、対面授業(通常型)で実施する。 通常の講義であるが、質疑応答・ディスカッションをすることもあるため、積極的な参加が望ましい。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
試験 Exam
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80%
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2 |
その他 Others
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20%
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数回(告知はしない)、講義内でリアクションペーパーを配布するので、自分の意見を書いて提出する。
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教科書/Textbooks
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参考書/Reference books
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メッセージ/Message
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受講者の理解度・興味関心によって、授業の進度や内容を調整する場合があります。 新型コロナウイルスの流布の状況によっては、リアクションペーパーの提出方法、定期試験の方法等、変更する場合があります。
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