講義内容詳細:入門演習

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 入門演習
英文科目名/Course Title (English) Introductory Seminar
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 松本 英実
英文氏名/Instructor (English) MATSUMOTO Emi

講義概要/Course description
【演習内容】Law and Classics
Classics(古典学)は、大学で学ぶあらゆる学問、すなわち西洋で開発され発展してきた学問の根幹であるため、学問の中の学問といってよいでしょう。しかし、日本の大学ではあまり重要視されていません。たいてい「文学」の中の「その他」と分類されています。しかし、この「文学」は広く「哲学」、「歴史(学)」、(狭義の)「文学」を含み、「法学」も含みますから侮るなかれ。法学をはじめどんな学問領域に接する場合も、その根っこから把むことは案外よい作戦なのです。西洋で培われた古典学(古代ギリシア・ローマの研究)は、西洋文化を理解するための王道であり、法を理解するための近道ともなります。「古典学」とは一体何をやっているのか、どのようなことを考え、どのような広がりをもつのか、最新の教科書をもとに、発表形式で検討していきます。










達成目標/Course objectives
古典学の概要を知り、ローマ法についてのイメージをつかむ。
同時に、ゼミ発表の方法を学び、実際に経験する。

授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 導入 Law and Classicsのコンセプト
:法は世界を旅してきた;日本で日本法を学ぶ私のポジション
以下、授業のおおよその計画です。聴講学生の人数に応じて組み立てを考えますので、実施回等は変更の可能性があります。
2
授業計画/Class 導入:法学と古典学 ヘルクラネウムHerculaneumの話

3
授業計画/Class 教科書の一章を例に 壺絵/筆者フランソワ・リッサラーグ教授のレッスン(録画)

4
授業計画/Class (仮)図書館ワーク

5
授業計画/Class  教科書の一章を担当して各自発表するための準備

6
授業計画/Class 教科書の一章を担当して各自発表するための準備
7
授業計画/Class 古典学についてのゲスト・スピーカーによるレクチャー(リモート)

8
授業計画/Class 教科書の一章を担当して各自発表 テクスト批判/パピルス
9
授業計画/Class 教科書の一章を担当して各自発表 ホメロス/神話

10
授業計画/Class 教科書の一章を担当して各自発表 ギリシアは東から?/翻訳
11
授業計画/Class 教科書の一章を担当して各自発表 哲学/歴史
12
授業計画/Class 教科書の一章を担当して各自発表 ギリシア法/ローマ法
13
授業計画/Class 教科書の一章を担当して各自発表 修辞学/妥協
14
授業計画/Class 教科書の一章を担当して各自発表 ギリシア教/日本教
15
授業計画/Class まとめ・ディスカッション
 
事前学習/Preparation 授業で取り上げる部分を読む。できれば英文論稿も読む。/発表の準備
事後学習/Reviewing 授業で扱った箇所を再読しつつ、理解を含める。/発表者として、あるいは聴衆として発表を振り返る。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notes1. 本講義は対面授業で実施します。必要に応じリモートを用いることがあります。
2.一冊の本を、全員で、あるいは分担しながら読んでいきます。
3. 報告テーマを設定し(基本的に教科書の各章を割り当てる)、担当者を決め、一人最低1回の発表を課します。
4. 発表をふまえ、レポートを書いて提出。

活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 30% 最終レポート

2 その他 Others 40% 授業内発表
3 平常点 In-class Points 30% 演習参加態度
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
courseパワーで必要に応じて行う。
教科書/Textbooks
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1 葛西康徳、ヴァネッサ・カッツァート編 『古典の挑戦』 知泉書館 2021 4862853366 5000+税 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4862853363
参考書/Reference books
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1 C. Barnard, J. O'Sullivan, G. Virgo (eds) What about Law? Studying Law at University Hart Publishing 2011 9781849460859 2nd revised version
2 Tony Honoré About law Clarendon Press 1995. 0198763875 蔵書情報 / Library information
メッセージ/Message
法学部海外研修F(イギリス・セミナー)に関心のある人(参加を考えている人、迷っている人、参加できないが関心のある人、すでに参加した人等々)に是非受講してほしい。セミナーと共通の教材も用いる予定。

その他/Others
法学にもさまざまな接近方法があり、法学を学ぶのにもさまざまな作戦を立てることができます。
世界を広く見渡して、その中に自分を位置づけ、自分に開かれている選択肢に気づいてほしいと思います。
キーワード/Keywords
古典学     イギリス・セミナー(イギリス研修)     Law and Classics     歴史