講義内容詳細:法学入門/法学入門(再)

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 法学入門/法学入門(再)
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Law
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 許 末恵
英文氏名/Instructor (English) KYO Sue

講義概要/Course description
この授業では、「法」とはなにか、「法学」とはなにかについて解説し、今後の学習の基礎となる法的知識及び法的思考を身につけることを目標とする。あわせて、法律学を学ぶ上で不可欠な知識、たとえば条文の構造とその読み方、法令用語の基礎知識、答案の書き方、法律学を含む大学での勉強の仕方などについても解説する。
達成目標/Course objectives
(1)法律学の学習に必要な基本的な知識や考え方を理解することができる。
(2)法律の条文を引き、正しく引用することができる。
(3)基本的な法令用語の説明ができる(条文の基本的な構造を説明することができる)。
(4)法律の文章に慣れる(法律学の科目の答案を書くことができる)。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス
法律学の勉強の仕方、授業での注意点
2
授業計画/Class 法学、法律学とは
 ・法・法律・法律学、六法、法典  
 ・法学部で開講されている科目
法律学を学ぶことの意義
 ・法律(学)と職業
3
授業計画/Class 法とは何か(1)社会生活における法
 ・社会生活のルールにはどのようなものがあるか
 ・法と法以外のルールとの違い
 ・法と道徳

4
授業計画/Class 法とは何か(2)
 ・法規範の特色
 ・法と強制
5
授業計画/Class 法の分類
 ・公法と私法  社会法
 ・民事法と刑事法
 ・実体法と手続法
 ・国際法と国内法、外国法
6
授業計画/Class 法の適用と解釈(1)法の存在形式(法源)(1)
 ・裁判所による法の適用  裁判規範としての法
 ・法源(1)
 
7
授業計画/Class 法の適用と解釈(2)法の存在形式(法源)(2)
 ・制定法の階層性
 ・制定法の効力
8
授業計画/Class 法の適用と解釈(3)制定法、法令と法令文
 ・条文の読み方、法令用語の基礎知識
 ・条文の構造  要件と効果
9
授業計画/Class 法の適用と解釈(4)法の解釈
 ・法の解釈とは   法的推論
 ・基本的な解釈の方法
10
授業計画/Class 法の実現(1)―裁判と裁判所
 ・裁判とは  裁判外の紛争解決
 ・民事裁判と刑事裁判
 ・民事手続と刑事手続
 ・裁判所
11
授業計画/Class 法の実現(2)法の担い手ー「法律家」と呼ばれる人たち
 ・裁判官、検察官、弁護士
 ・その他の法律家
12
授業計画/Class 判例
 ・判決、裁判例、判例
 ・判決の引用方法と判例集
 ・判決を読んでみる。
13
授業計画/Class
法律学の答案を書いてみる
・法律学の試験問題の出し方とそれに対する答え方
・何を答えるべきか
14
授業計画/Class 日本法の成り立ちと法学の歩み(1)
15
授業計画/Class 日本法の成り立ちと法学の歩み(2)
授業の振り返り

 
事前学習/Preparation 教科書の該当部分やレジュメを読み、授業内容を確認する。
事後学習/Reviewing 授業を振り替えし、内容を確認して、知識を確実なものにする。
課題が出題されたときは、解答の準備もかねて、必要な検索などを行い、授業内容を確認する。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes講義形式で行う。必要に応じて、受講生の参加を促す方法を試すことを考えている。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 50% 学期末に試験を行う予定。
2 平常点 In-class Points 50% 授業中に行う小テスト(確認テスト)や授業の進行に合わせて課題を出題する。
なお、毎回の授業終了時に提出してもらうリアクションシートの記載は、内容に応じ、加点要素として考慮する。
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
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1 道垣内弘人 プレップ法学を学ぶ前に(第2版) 弘文堂 2017 青山学院購買会で購入ですること。授業の際は、教科書のほかに、『デイリー六法』(三省堂)または『ポケット六法』(有斐閣)を用意して、授業に参加すること。
その他/Others
詳しいことはガイダンスで説明する。