講義概要/Course description
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この入門演習では、労働法に関する裁判例の検討を通じて、「判例の読み方」、「文献・資料収集の方法」、および「議論の作法」を習得することを目標とします。具体的には、裁判例の読み方、関連する裁判例や学説の調べ方、議論の整理の仕方を一通り学習するとともに、プレゼンテーションの実践練習を行います。
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達成目標/Course objectives
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1.物事を調査するためのツールの習得、2.判決文の読み方・判例研究の方法論の基礎の習得、3.さまざまな論点についての学説の調べ方・読み方に加え、4.プレゼンテーション・議論の経験の蓄積と議論の作法の体感まで実現できればと考えています。
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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応募資格のために履修を義務付ける科目はありません。 しかし、演習科目という性格上、労働法の基礎的な内容について授業の中で細かく解説する余裕はありません。したがって、労働法の講義を履修するか、もしくは入門書等で一通り自分で学習しておくことが望ましいです(ゼミと同時並行で自学独習することも可能だとは思います)。 また、民法の講義で学ぶ内容も、労働法を理解する上での助けになります。こちらも科目登録の条件とはしませんが、各自で学習しておくことが望ましいです。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
テーマ選択、ゼミの運営方針・スケジュールの確認(対面授業で実施します。第2回以降も同様です) |
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2
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授業計画/Class |
文献調査についてのガイダンスを行います。
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3
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授業計画/Class |
裁判例の読み方等についてのガイダンスを行います。
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4
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授業計画/Class |
裁判例の読解についての実践練習を行います。(事例1)
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5
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授業計画/Class |
労働法における特定の論点について、その理論状況を整理する練習をします。(事例1) |
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6
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授業計画/Class |
前2回の報告を踏まえ、課題とした裁判例の分析と評釈、それを踏まえた議論を行います。(事例1) |
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7
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授業計画/Class |
裁判例の読解についての実践練習を行います。(事例2) |
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8
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授業計画/Class |
労働法における特定の論点について、その理論状況を整理する練習をします。(事例2)
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9
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授業計画/Class |
前2回の報告を踏まえ、課題とした裁判例の分析と評釈、それを踏まえた議論を行います。(事例2) |
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10
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授業計画/Class |
裁判例の読解についての実践練習を行います。(事例3) |
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11
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授業計画/Class |
労働法における特定の論点について、その理論状況を整理する練習をします。(事例3) |
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12
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授業計画/Class |
前2回の報告を踏まえ、課題とした裁判例の分析と評釈、それを踏まえた議論を行います。(事例3) |
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13
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授業計画/Class |
裁判例の読解についての実践練習を行います。(事例4) |
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14
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授業計画/Class |
労働法における特定の論点について、その理論状況を整理する練習をします。(事例4) |
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15
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授業計画/Class |
前2回の報告を踏まえ、課題とした裁判例の分析と評釈、それを踏まえた議論を行います。(事例4) |
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事前学習/Preparation |
第4回以降は、素材とする裁判例や論点について、事前に予習課題を提示します。それなりの予習量になりますので、そのつもりでいてください。 |
事後学習/Reviewing |
授業で学んだこと、気づいたこと、疑問に思ったこと、気になったことなどをまとめて、毎回ミニレポートとして提出してもらいます。予習と合わせて、それなりの負担になると思いますので、そのつもりでいてください。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes上記の授業計画の通り、各裁判例について、①事案の概要と判決の読解、②論点についての学説の整理・理解、③判決の分析と評価、という3回セットで進める予定です。 ただし、あくまでも上記したのは予定です。ゼミは本来、みなさん学生自身が作り上げていくものだと考えていますので、みなさんの要望に応じて、ゼミの進め方を適宜変更することはありえます。 なお、2022年度については多くの講義が初回はオンデマンド型講義となっていますが、本講義は第1回から教室での対面授業で実施します。注意してください。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
平常点 In-class Points
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100%
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各回のゼミにおける発言・行動、報告担当時の準備とゼミにおけるプレゼン・議論を中心として、ゼミへの貢献の蓄積によって評価します(詳細については、「その他」の欄の記載も確認して下さい)。 基本的に、(報告担当時であるか、そうでないかを問わず)ゼミにおける議論への貢献が、評価の中で最も大きなウェイトを占めます。とはいえ、ゼミへの貢献の方法はいろいろありますので、各自が自分の得意な方法で貢献して下さい。
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教科書/Textbooks
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| コメント Comments |
1 |
指定の教科書はありません。ゼミの中で、適宜関連する条文を参照することがありますので、六法等を持参するなど、いつでも条文が参照できる態勢でゼミに参加するようにしてください。なお、労働関係の法令集として、『労働関係法規集』(労働政策研究・研修機構編)がハンディで便利ですが、一般的な六法をお持ちであればそちらで対応可能です(ポケットサイズで十分です)。また、労働法をより深く勉強したい方は『労働六法』(旬報社)も収録法令や参考情報が多くオススメです。 労働法を学習するための教材(体系書・入門書等)については、労働法Aまたは労働法Bのシラバスの参考書欄に記載していますので、そちらも参考にしてください。
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参考書/Reference books
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| コメント Comments | |
1 |
参考文献については、演習内容の方針およびテーマ決定後に適宜指示します。
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メッセージ/Message
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毎回のゼミでは、報告担当者以外の方にも発言をしてもらいますので、毎週一定の予習が必要になりますし、課題も相応にこなしてもらいます。したがって、座って話を聞いているだけで単位を貰えればいいという方には勧められません。 「間違い」をおそれずに自由な発言ができるのは、「学生」(「若さ」)の特権です。できる限り、自分が考えていることを発言しましょう。と同時に、ゼミでの議論を通じて、1つの問題に対しても様々な考え方・物の見方があることを知り、多様な見方・考え方を尊重できるようになりましょう。
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その他/Others
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*成績評価についての補足説明 「成績評価」欄に「ゼミへの貢献度」によって評価すると記載しましたが、それだけでは分かりにくいと思いますのでもう少し具体的な補足をします。成績評価は、ゼミにおける報告担当時の報告の準備・プレゼン内容に加え、報告後の議論において積極的な発言がなされたか(議論を深める内容であればさらにPoint UP)が重要な要素となります。したがって、ゼミの欠席時は必然的にこの点の貢献度が0になり、欠席が多くなれば必然的に単位認定に至らない可能性が高まります(欠席に合理的な理由(公用、体調不良等)が認められる場合には、もちろん配慮します)。他方、「出席」それ自体の評価はそれほど多くのウェイトを占めません。したがって、ゼミに出席するのみで、積極的な参加がなされない場合も、よろしくない成績となる可能性があります。このほか、各回における予習復習や、ゼミの課外活動における貢献も評価を加算する対象となります(シラバスを閲覧している皆さんにはわかりにくくて申し訳なく思いますが、「成績評価欄に出席・欠席について記載することはまかりならん」という指導が文部科学省からなされているとのことですので、ご容赦下さい)。
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