講義内容詳細:人権法特論G

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 人権法特論G
英文科目名/Course Title (English) Topics in Human Rights Law G
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 谷口 洋幸
英文氏名/Instructor (English) TANIGUCHI Hiroyuki

講義概要/Course description
 この講義のテーマは「LGBTQと人権」です。LGBTQ(性的マイノリティ)/性の多様性に関する概念を理解した上で、国際法と含む国内外の関連する法政策について学びます。世界では同性どうしで結婚して家庭を築いたり、自らの望む性別で平穏に生活でき国や地域がある一方で、同性を好きになることが死刑を含む刑罰の対象となったり、性別があいまいなだけで暴力や殺害の危険にさらされる国や地域があります。2013年に国連は「自由と平等キャンペーン」を立ち上げ、性的マイノリティの人権保障に向けた取り組みを開始しています。
 講義は担当教員によるレクチャーのほかにも、受講生によるグループディスカッションやプレゼンテーションを交えながら、基礎知識を確実なものにするとともに、LGBTQに関連する事例を通して、セクシュアリティに敏感な人権保障のあり方を考えます。
 なお、講義でとりあげるべき時事問題の発生や社会情勢の変化による授業形態の変更等により、授業計画記載事項には大幅な変更が生じる可能性があります。ご了承の上、履修してください。
達成目標/Course objectives
1. 性の多様性にかかわる概念を体系的に理解し、場面に応じて、的確に説明する。
2. グローバルな視点からLGBTQと人権保障に向けて取り組むべき課題を発見する。
3. セクシュアリティに敏感な視点から現行の法政策を含めた社会制度のあり方を問い直す。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class イントロダクション【第1週目のみオンライン授業(オンデマンド型)で実施】
2
授業計画/Class LGBTQと性の多様性①
3
授業計画/Class LGBTQと性の多様性②
4
授業計画/Class 性別と法①:性のあり方と幸福追求権
5
授業計画/Class 性別と法②:性別記載の変更
6
授業計画/Class 性別と法③:性別はどのような人権か
7
授業計画/Class 性愛と法①:府中青年の家事件
8
授業計画/Class 性愛と法②:性関係の刑事規制
9
授業計画/Class 性愛と法③:性別による婚姻の制限
10
授業計画/Class 性愛と法④:比較法からみる課題
11
授業計画/Class 時事問題とLGBTQ①
12
授業計画/Class 時事問題とLGBTQ②
13
授業計画/Class 時事問題とLGBTQ③
14
授業計画/Class 時事問題とLGBTQ④
15
授業計画/Class 総括講義と期末試験
 
事前学習/Preparation 指定された資料・文献の該当箇所をあらかじめ読んできてください。
事後学習/Reviewing 講義の内容についてわからなかったことや疑問点等をまとめてください。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面授業(通常型)
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 30% 講義内での質問や意見等の発言、ミニッツペーパーの提出等の受講態度
2 その他 Others 30% プレゼンテーションやディスカッションへの積極的な参加
3 試験 Exam 40% 論述試験(問題は事前に公表します)
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
 
1 石田仁 『はじめて学ぶLGBTー基礎からトレンドまで』 ナツメ社 2019 9784816365829 1600(+tax)