講義概要/Course description
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はじめの比較法とコモンロー アメリカ合衆国およびオーストラリアは経済や文化などにおいて現在の日本と極めて関係の深い重要な国であるにもかかわらず、法制度の違いから日本企業とアメリカやオーストラリアの企業との間のビジネスなどで予期しない誤解の生じることがある。日本は、いわゆるヨーロッパ大陸法系に属しており、アメリカ合衆国およびオーストラリアは、いわゆる英米法(コモンロー)系に属している。成長の著しいアジア圏の諸国でのビジネスには英米法が用いられることも多く、日本企業にとってますます無視できないものとなっている。 この授業では、現在および将来の日本企業のビジネスなどに直接かかわるアメリカおよびオーストラリアの法制度について、コモンロー発祥の地である英国の法制度と比較しながら概説する。
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達成目標/Course objectives
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日本法との比較による英米法の特徴の理解から日本法の相対化の手がかりを獲得すること。
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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外国の法制度に関心のある学生の履修を歓迎する。 ※例年は法学部生以外の履修者も多いため法律に関する特段の前提知識を要求していない。 ※2022年度入学生から科目名が「比較法入門A」に変更されている。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
受講ガイダンス:外国法を学ぶ意義 ※大学からの指示により初回のみ対面授業は実施しない(講義資料のオンデマンド配信)。 ※講義資料へのアクセス情報はコースパワーで通知する。 |
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2
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授業計画/Class |
開国と明治維新:外国法との遭遇 |
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3
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授業計画/Class |
外国法の輸入:不平等条約の改正と外国法の継受 |
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4
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5
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6
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授業計画/Class |
コモンローの形成と展開(1) 英国:イングランド |
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7
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授業計画/Class |
コモンローの形成と展開(2) 英国:スコットランド |
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8
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授業計画/Class |
コモンローの継受(1) アメリカ合衆国法の形成(1) |
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9
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授業計画/Class |
コモンローの継受(2) アメリカ合衆国法の形成(2) |
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10
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授業計画/Class |
コモンローの継受(3) アメリカ合衆国法の形成(3) |
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11
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授業計画/Class |
コモンローの継受(4) オーストラリア法の形成(1)
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12
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授業計画/Class |
コモンローの継受(5) オーストラリア法の形成(2) |
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13
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授業計画/Class |
コモンローの継受(6) オーストラリア法の形成(3) |
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14
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授業計画/Class |
連邦制度(1) アメリカ合衆国の立法と司法 |
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15
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授業計画/Class |
連邦制度(2) オーストラリアの立法と司法 |
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事前学習/Preparation |
前回授業での学修内容に関する質問やコメントを考える。 |
事後学習/Reviewing |
授業での学修内容を自ら作成したノートにより整理する。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes参加型講義 授業中にWebex(チャット機能のみ)を活用して質問や意見を受けつける。毎回の授業でWebexにログインすること。 ※新型コロナウイルス感染症対応基準に則って履修登録者多数のため強制移動された先の教室で十分なネットワークアクセス環境が提供されないことから、授業中のWebexアクセスは任意とします。(2022年4月29日追記)
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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試験 Exam
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100%
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◆期末試験(定期試験期間内:大学の認める範囲ですべて持込み可):100点 ただし ◆Class Contribution(平常学修参加ほか):最大30点を加算する(減点はしない)※新型コロナウイルス感染症対応基準に則って履修登録者多数のため強制移動された先の教室で十分なネットワークアクセス環境が提供されないことから、2022年度前期のこの授業に限りClass Contributionによる加点を中止します。(2022年4月29日追記) ※合計60点以上で単位認定する。
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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主としてコースパワーを利用する。
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教科書/Textbooks
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| コメント Comments |
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授業中に適宜紹介する。
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参考書/Reference books
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| コメント Comments | |
1 |
授業中に適宜紹介する。
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メッセージ/Message
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知識の暗記より理解と考えることを大切にして教室での学修体験そのものを楽しんでほしい。
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その他/Others
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原則として毎回の講義資料は個別配付しない。授業中に自らノートを作成すること。
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キーワード/Keywords
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法
外国
国際
グローバル
比較
連邦
イギリス
アメリカ
オーストラリア
入門
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