講義内容詳細:導入演習

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 導入演習
英文科目名/Course Title (English) Introductory Seminar
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 浜辺 陽一郎
英文氏名/Instructor (English) HAMABE Youichirou

講義概要/Course description
「導入演習」は,法学部1年生全員が履修する科目です。皆さんの今後の大学生活には,「調べる」「読む」「話す」「書く」ことが不可欠であり,また「教室内での言葉によるコミュニケーション」を取れることがとても重要になります。「導入演習」は、これら「調べる」「読む」「話す」「書く」という不可欠な活動を経験し,「教室内での言葉によるコ ミュニケーション」を深めるための演習授業です。具体的には,身近な社会問題について,「調べる」「読む」「話す」「書く」といった活動を行い,他者の前で発表したり,他者との議論に積極的に参加したり,他者との共同作業(グループワーク)を展開したりします。導入演習において強調されるのは,学生主体で進められ,学生同士の,そして 学生と教員とのあいだのコミュニケーションが重視されることです。能動的に導入演習の活動に参加してください。
達成目標/Course objectives
受講生が,「調べる」「読む」「話す」「書く」といった今後の大学生活に不可欠な活動を経験し,「教室内での言葉によ るコミュニケーション」を取れるようになることが,達成目標です。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特にありません。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 大学の授業に関するオリエンテーション。
「大学4年間で、何を学び、どのような経験をしたいか」というテーマでみんなで話し合ってみましょう。
2
授業計画/Class 高校において、男女の恋愛禁止という校則は守るべきものか、という問題について、みなさんで議論しましょう。
3
授業計画/Class 図書館ガイダンスの予定(図書館の予約状況により、他の回と入れ替えとなることがある)。
4
授業計画/Class 中学校や高等学校で「ツーブロック禁止」という髪型規制の校則は守られるべきか、という問題について、みなさんで議論しましょう。中学校と高校とで違いますか?
5
授業計画/Class 「日本において、死刑制度は存続すべきか、それとも廃止すべきであるか」という問題をテーマに、議論してみましょう。
6
授業計画/Class 「選挙にインターネット投票を導入することの是非」について、ディベートを行う。これは、想像しやすい身近な社会問題を素材に,民主主義のあり方を考える。賛成派と反対派に分かれて議論しやすい事項について、対立する2つの意見に分かれてディベートを行う。
7
授業計画/Class 「18 歳・19 歳の少年犯罪について、実名報道すべきか」について賛成派と反対派に分かれて議論をしてみる。対立する2つの意見に分かれたディベートを試みます。
8
授業計画/Class 「スポーツ選手の「不倫」を報道すべきか」について、賛成派と反対派に分かれて議論をしてみる。対立する2つの意見に分かれたディベートを試みます。
9
授業計画/Class 「Twitter に匿名で芸能人のプライベートについて発言することの是非」についてディベートを行う。政治家の場合,プロスポーツ選手の場合,甲子園に出場し活躍した高校野球の有名選手の場合との比較。これは、違法・適法の問題にもなり得る現代的でありながら,学生にとっては身近に考えることができる問題について,「是非」の問題として,複数の事項を比較しながら自由に議論する。
10
授業計画/Class 「あなたは,どのようなときに公平でない扱いを受けたと感じるか。その扱いは客観的にみてやむを得ないといえるか。その扱いを是正する方法はあるか」について議論を行う。これは、抽象的に与えられた問題について,自分の価値観で判断した具体例を挙げながら,それに対する客観的な評価も行い,解決方法まで提示する手法を学ぶ。
11
授業計画/Class 国が定める法律とは別に,組織内でルールを定めることには,どんな意義があるか?ここでは、法(ルール)の存在理由を考えることを通して、抽象的に与えられた問題について,自分の価値観で判断した具体例を挙げながら,それに対する客観的な評価も行い,物事を考えていく手法を学ぶ。
12
授業計画/Class 自由発表(その1)。すなわち自由に問題を発掘し、それについて考えてみる。その課題に関するレジュメを作成して,個人が選定したテーマについて,客観的な分析と,自分の意見(主張)を述べる。これはグループで準備して、報告・発表してもらいます。参加者はこれをベースにみんなで議論をします。
13
授業計画/Class 自由発表(その2)。すなわち自由に問題を発掘し、それについて考えてみる。その課題に関するレジュメを作成して,個人が選定したテーマについて,客観的な分析と,自分の意見(主張)を述べる。これはグループで準備して、報告・発表してもらいます。参加者はこれをベースにみんなで議論をします。
14
授業計画/Class 自由発表(その3)。すなわち自由に問題を発掘し、それについて考えてみる。その課題に関するレジュメを作成して,個人が選定したテーマについて,客観的な分析と,自分の意見(主張)を述べる。これはグループで準備して、報告・発表してもらいます。参加者はこれをベースにみんなで議論をします。
15
授業計画/Class 全体のまとめ、この講座で何を学び、どのように成長したかを語り合い、今後の学習の課題を展望する。
 
事前学習/Preparation コースパワーに示されたテキストや資料を事前に読んでくる。
事後学習/Reviewing 授業で示された課題などについて整理してまとめる。

授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes 「調べる」「読む」「話す」「書く」について,受講者が能動的に体験し,発表や議論等のアウトプットを行います。
   本講座は、原則として、対面授業で行う予定であり、第1週もその予定で行う。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 100% 「調べる」「読む」「話す」「書く」の活動に対する積極的参加クラス内での発表や議論等への積極的貢献の観点から評価します。いわゆる定期試験や期末レポートによる成績評価は行いません。

メッセージ/Message
試行錯誤もあろうかと思いますので、予定は変更されることもありますので、適宜柔軟に対応していただければ幸いです。
その他/Others
以下の2つ((A)と(B))のうち1つでも当てはまった場合には,単位を修得できません(成績評価は「X」となります)。

(A) 出席回数が10回未満

(B) 報告担当日全てを正当な理由なく欠席

※上記2つとも当てはまらなかった場合でも,単位を修得できないことがあります(成績評価は「XX」となります)。


実務における具体的な問題も踏まえて、学習を進めていきます。
キーワード/Keywords
実務経験     企業法務     組織法