講義内容詳細:導入演習

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 導入演習
英文科目名/Course Title (English) Introductory Seminar
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 松本 英実
英文氏名/Instructor (English) MATSUMOTO Emi

講義概要/Course description
「導入演習」は,法学部1年生全員が履修する科目です。皆さんの今後の大学生活には,
「調べる」「読む」「話す」「書く」ことが不可欠であり,また「教室内での言葉によるコミュニケーション」を取れることがとても重要になります。「導入演習」は,これら「調べる」「読む」「話す」「書く」という不可欠な活動を経験し,
「教室内での言葉によるコミュニケーション」を深めるための演習授業です。
具体的には,身近な社会問題について,「調べる」「読む」「話す」「書く」といった活動を行い,他者の前で発表したり,
他者との議論に積極的に参加したり,他者との共同作業(グループワーク)を展開したりします。
導入演習において強調されるのは,学生主体で進められ,学生同士の,そして学生と教員とのあいだのコミュニケーションが
重視されることです。能動的に導入演習の活動に参加してください。


達成目標/Course objectives
受講生が,「調べる」「読む」「話す」「書く」といった今後の大学生活に不可欠な活動を経験し,
「教室内での言葉によるコミュニケーション」を取れるようになることが,達成目標です。


授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 本演習のテーマ、自己紹介
2
授業計画/Class 基本コンセプト「法の世界旅行」:モデルは二つしかない??
発想の出発点はLee論文The Civil Law and the Common Law -- A World Survey(1915年)
3
授業計画/Class 「Mixed Legal System, Mixed Jurisdiction, 混合法」
 Juriglobe (University of Ottawa)の紹介: http://juriglobe.ca/index-en.html
4
授業計画/Class Juriglobeを参照しつつ、発表担当を決定する。
5
授業計画/Class イギリス ここより、担当者による発表開始
6
授業計画/Class 南アフリカ
7
授業計画/Class カナダ
8
授業計画/Class トルコ
9
授業計画/Class ブラジル
10
授業計画/Class エジプト
11
授業計画/Class イスラエル
12
授業計画/Class スイス
13
授業計画/Class ベトナム 発表、ここまで
14
授業計画/Class さて、日本は?
15
授業計画/Class ディスカッション、まとめ (プロジェクトは続く・・・後輩へのアドバイスはいかが?)
 
事前学習/Preparation 毎回、授業前にJuriglobeのサイトをチェックする。
http://juriglobe.ca/index-en.html

自分の担当地域が決まったら、当該地域の法について、Juriglobeとその他の情報源から情報収集をし、当該地域の法についての発表を準備する。
また、常に「外から見た日本法」を意識し、日本の法と裁判に関する情報を新聞記事その他で収集する。
事後学習/Reviewing 授業で得た知識を整理し、理解できた点、疑問点を明らかにする。
発表が済んだら、発表内容を文章化し、他の受講者とシェアする。
発表の対象となった地域の法に対する理解をふまえつつ、日本法についてどのように外に向けて発信・説明すべきか考える(最終レポートのテーマとするので、その準備を行う)。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes「調べる」「読む」「話す」「書く」について,受講者が能動的に体験し,発表や議論等のアウトプットを行います。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 100% 「調べる」「読む」「話す」「書く」の活動に対する積極的参加と,クラス内での発表や議論等への積極的貢献の観点から評価します。いわゆる定期試験や期末レポートによる成績評価は行いません。


参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
コメント
Comments
 
1 R. W. Lee The Civil Law and the Common Law -- A World Survey Michigan Law Review 1915 Michigan Law Review, Vol. XIV, No. 2 (1915) p.88-101
メッセージ/Message
世界の法の状況の中に日本法を置く視点、日本で日本語で日本法を学んでいる自分を世界のlawyers の中に関係づけ、位置づける感覚を是非身につけてほしいと思います。
その他/Others
以下の2つ((A)と(B))のうち1つでも当てはまった場合には,単位を修得できません(成績評価は「X」となります)。
(A) 出席回数が10回未満
(B) 報告担当日全てを正当な理由なく欠席
※上記2つとも当てはまらなかった場合でも,単位を修得できないことがあります(成績評価は「XX」となります)。


キーワード/Keywords
Mixed Legal System     Mixed Jurisdiction