講義内容詳細:導入演習

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 導入演習
英文科目名/Course Title (English) Introductory Seminar
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 山下 典孝
英文氏名/Instructor (English) YAMASHITA Noritaka

講義概要/Course description
 「導入演習」は,法学部1年生全員が履修する科目です。皆さんの今後の大学生活には,「調べる」「読む」「話す」「書く」ことが不可欠であり,また「教室内での言葉によるコミュニケーション」を取れることがとても重要になります。「導入演習」は,これら「調べる」「読む」「話す」「書く」という不可欠な活動を経験し,「教室内での言葉によるコミュニケーション」を深めるための演習授業です。
 具体的には,身近な社会問題について,「調べる」「読む」「話す」「書く」といった活動を行い,他者の前で発表したり,他者との議論に積極的に参加したり,他者との共同作業(グループワーク)を展開したりします。
 導入演習において強調されるのは,学生主体で進められ,学生同士の,そして学生と教員とのあいだのコミュニケーションが重視されることです。能動的に導入演習の活動に参加してください。
 3つのグループ(約4名程度)に分かれて、肯定側、否定側、判定側、に分かれて、ディベートの実践を行います。ディベートの実践は3回行い、各グループが3つの役割をそれぞれ経験できるようにします。
 また3つのグループ毎にSDGs(Sustainable Development Goals)にある17の目標のうちの1つを選んでもらい、その選んだ共通目標に関して、各自が少なくとも1回は報告してもらうことにします。1回の報告で2名で報告頂くことも、3名で報告頂くことも各グループの判断で決めて頂ければ良いことになります。
達成目標/Course objectives
受講生が,「調べる」「読む」「話す」「書く」といった今後の大学生活に不可欠な活動を経験し,「教室内での言葉によるコミュニケーション」を取れるようになることが,達成目標です。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
なし
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション(自己紹介、進め方、課題などを検討する。)【対面授業での実施】
事前学習/Preparation なし
事後学習/Reviewing 資料を読んだ上で、次回の課題の内容を把握して準備に取りかかって下さい。
2
授業計画/Class 関連する資料等の検索等を学ぶ。図書館ガイダンス等を予定。教員が図書館にあるデータベース等を使い文献検索の実践についてまず見本等を示す。その方法を見た上で、各自が興味のある文献を探すことを行ってもらうことを予定している。
事前学習/Preparation 事前の予習は今回はありません。
事後学習/Reviewing 各自が図書館のデータベースを利用して、所定の期間内に検索した論文、記事等のPDFファイルを、コースパワーの課題提出方法を利用して提出すること。
3
授業計画/Class レジュメの書き方、レポートの書き方、パワーポイント等を利用したセミナー、ゼミ等での報告方法を学ぶ。教員から与えられた簡単な課題に関して小レポートの作成を行ってみる。
事前学習/Preparation 教員が作成したレジュメの書き方、レポートの書き方に関する動画を見ておくこと。コース・パワーにアップされているレジュメの予習事項を各自がまとめておくこと。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
4
授業計画/Class ディベートの基礎を学ぶ。グループ学習等を行う。
事前学習/Preparation ディベートの方法に関して参考となるYouTube動画を事前に見てもらい、ディベートを行うことがどのような意義があるかを授業中に議論できるようにしておくこと。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
5
授業計画/Class 各グループにおけるディベートの準備について、検討を行う。グループ学習を行う。
事前学習/Preparation 各グループでディベートでの肯定側、否定側、それぞれのテーマにおける関連しそうな資料等を集めておき、当日の演習の時間に持ち寄った資料に基づく、グループ毎に議論して、ディベートの実践のための準備ができるようにしておくこと。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
6
授業計画/Class 各グループにおけるディベートの準備について、検討を行う。
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
7
授業計画/Class グループ(班)対抗のデイベート実践(1)・講評
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
8
授業計画/Class グループ(班)対抗のデイベート実践(2)・講評
事前学習/Preparation 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
9
授業計画/Class グループ(班)対抗のデイベート実践(3)・講評
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
10
授業計画/Class グループ毎による共通テーマの報告準備。グループ学習を行う。
事前学習/Preparation グループ毎にSDGsにおける興味のあるテーマを決め、それに関連する資料等を事前に収集し、授業当日には、誰が共通テーマのどの部分について報告するか等、議論ができるようにしておくこと。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
11
授業計画/Class 各グループにおける報告と質疑応答(1)
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
12
授業計画/Class 各グループにおける報告と質疑応答(2)
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
13
授業計画/Class 各グループにおける報告と質疑応答(3)
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
14
授業計画/Class 各グループにおける報告と質疑応答(4)
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
15
授業計画/Class まとめ
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 提出された課題レポートに関してコメントされた事項について確認する。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes「調べる」「読む」「話す」「書く」について,受講者が能動的に体験し,発表や議論等のアウトプットを行います。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 100% 「調べる」「読む」「話す」「書く」の活動に対する積極的参加と,クラス内での発表や議論等への積極的貢献の観点から評価します。いわゆる定期試験や期末レポートによる成績評価は行いません。


教科書/Textbooks
 
1
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
 
1 井下千以子 思考を鍛えるレポート・論文作成法 初歩から応用まで本物の「書く力」「考える力」を身につける! 第3版 慶應義塾大学出版会 2019年 9784766425772 1200円+税
2 河野哲也 レポート・論文の書き方入門第4版 慶應義塾大学出版会 2018年 9784766425277 1000円+税
3 横田明美 カフェパウゼで法学を 対話で見つける学び方 弘文堂 2018年 9784335357336 1980円+税
4 井下千以子 思考を鍛える大学の学び入門 理論的な考え方・書き方からキャリアデザインまで 第2版 慶應義塾大学出版会 2020年 9784766426519 1200円+税
授業関連情報/Class-related information
 件名/Title内容/Contents備考/Memo
2 SDGsについて https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/31737/
メッセージ/Message
 最初から完璧な人などいません。間違いながら、試行錯誤しながら、資料等の調査や報告書、レポートの作成等の基礎知識を身につけて頂ければと思っています。このセミナーでは、間違うことを恥じる必要はありません。積極的かつ建設的な発言を期待しています。
 図書館を介したデータベース、Web等で入手できる省庁、企業での資料等を読み直して理解を深めることも必要な場合がある。このような地道が努力が必要となる。
 感情的に他者を攻撃せず、他人に厳しく自分に甘いということはせず、客観的に多方面から物事を判断し、他者にも誠意を持って対応できる能力を身につけて頂ければと考えています。
その他/Others
以下の2つ((A)と(B))のうち1つでも当てはまった場合には,単位を修得できません(成績評価は「X」となります)。
(A) 出席回数が10回未満
(B) 報告担当日全てを正当な理由なく欠席
※上記2つとも当てはまらなかった場合でも,単位を修得できないことがあります(成績評価は「XX」となります)。