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授業計画/Class |
プロローグ―キャッシュ・フロー分析の概要 授業のオリエンテーションを兼ねるので、この回の授業内容を受講科目選択の参考にされたい。なお、この回はオンライン授業(オンデマンド型)で行う。受講方法についてはコースパワーを参照すること。 |
事前学習/Preparation |
教科書の「はじめに」を再読しつつ、財務分析論Ⅰで論じた内容を復習する。その際には、参考書の第2章を通読しておくことが望ましい。
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事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考にして、改めて、教科書の「はじめに」を読んで講義内容を確認する。その際には、利益とキャッシュの異同を意識すること。なお、参考書の第2章を再度通読することが望ましい。 |
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授業計画/Class |
利益とキャッシュの差異分析に用いられる主要な財務分析指標―概論 今回から対面形式で授業を実施する。 |
事前学習/Preparation |
教科書69-98頁を熟読し、疑問点を明らかにしておくこと。この事前学習を効率的に行うためには、参考書の第2章の通読が効果的である。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書69-98頁を再度熟読すること。そのうえで、現段階で残る疑問点を明らかにすること。 |
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授業計画/Class |
利益計算と収支計算は異なる―利益とキャッシュの差異要因 「勘定合って銭足らず」の状態は何故起こりうるのか。 |
事前学習/Preparation |
教科書69-80頁(特に69-72頁)を熟読し、疑問点を明らかにする。この事前学習を効率的に行うためには、参考書35-45頁を同時に熟読することが効果的である(参考書は教科書の入門書としての位置づけであり、より読みやすく記述されている)。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書69-80頁(特に69-72頁)を再度熟読する。加えて、自分自身で「勘定合って銭足らず(利益はでているのにキャッシュが得られていない)」の状態が生ずる具体的事例を考えてみる。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、質問を行うこと)。 |
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授業計画/Class |
利益とキャッシュの両睨みで―利益キャッシュ関係式 利益とキャッシュの差異要因を客観化する。 |
事前学習/Preparation |
教科書69-80頁(特に72-79頁)を熟読し、疑問点を明らかにする。この事前学習を効率的に行うためには、参考書46-55頁を同時に熟読することが効果的である。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書69-80頁(特に72-79頁)を再度熟読する。その際は、設例3-1(77頁)のデータをもとに主営業CFの計算を自分自身で行うこと。加えて、EDINETから有価証券報告書をダウンロードして実際の企業の主営業CFの計算を試みることが望ましい。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(EDINETの使い方を含め、講義で解消されない場合は質問を行うこと)。 |
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授業計画/Class |
利益に見合ったキャッシュが獲得できているか―PCR |
事前学習/Preparation |
教科書80-83頁を熟読し、疑問点を明らかにする。PCR(営業利益キャッシュ比率)は利益キャッシュ関係式をもとに算出されるため、第4回授業の内容を再度復習しておくことが望ましい。
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事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書80-83頁を再度熟読する。その際は、設例3-1(77頁)および設例3-2(81頁)のデータをもとにPCR(営業利益キャッシュ比率)の計算を自分自身で行うこと。加えて、EDINETから有価証券報告書をダウンロードして、実際の企業の主営業CFの計算を試みることが望ましい。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、質問を行うこと)。 |
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授業計画/Class |
質疑応答と第1回クイズ(小テスト) オンライン授業(オンデマンド型) クイズをコースパワーに提示するので、授業時間中に解答すること。通信環境等の影響による未解答を防ぐため、解答時間は余裕を持たせて設定している。なお並行して、これまでの授業内容に関する質問に回答する時間を設ける。詳しくはコースパワーを参照。
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事前学習/Preparation |
講義ノートおよび教科書(第3章69-83頁)を参照して第6回までの授業内容を復習すること。 |
事後学習/Reviewing |
クイズの設問と照らし合わせながら、ノートおよび教科書(第3章69-83頁)を参照して第6回までの授業内容を復習すること。 |
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授業計画/Class |
キャッシュ・フロー管理のための回転期間分析(その1) キャッシュ・フロー管理の実践面から見て極めて有効な分析指標としての売上債権回転期間、棚卸資産回転期間、仕入債務回転期間について概観する。 必要に応じて、授業の最初に前回のクイズの総評を行い、採点結果を踏まえて補足説明を行う。 |
事前学習/Preparation |
教科書88-98を熟読し、疑問点を明らかにする。この事前学習を効率的に行うためには、参考書62-64頁を同時に熟読することが効果的である。
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事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書88-98を再度熟読する。加えて、EDINETから有価証券報告書をダウンロードして、実際の企業の回転期間の計算を行い、回転期間とキャッシュ・フローとの関係について理解を深めることが望ましい。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、質問を行うこと)。 |
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授業計画/Class |
キャッシュ・フロー管理のための回転期間分析(その2) 前回の授業に続き、回転期間分析について解説する。今回は、3つの回転期間の統合指標としてのCCC(キャッシュコンバージョンサイクル)にも言及しつつ、分析プログラムを用いてキャッシュ・フロー管理のシミュレーションを行う。 |
事前学習/Preparation |
教科書88-98を熟読し、疑問点を明らかにする。この事前学習を効率的に行うためには、参考書62-64頁を同時に熟読することが効果的である。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書88-98を再度熟読する。加えて、EDINETから有価証券報告書をダウンロードして、実際の企業の回転期間およびCCCの計算を行い、回転期間およびその統合指標としてのとキャッシュ・フローとの関係について理解を深めることが望ましい。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、質問を行うこと)。 |
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授業計画/Class |
財務分析表としてのキャッシュ・フロー計算書 貸借対照表および損益計算書との根本的相違は何か。 |
事前学習/Preparation |
教科書83-88頁を熟読し、疑問点を明らかにする。この事前学習を効率的に行うためには、参考書56-61頁を同時に熟読することが効果的である。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、キャッシュ・フロー計算書のどこに着目すべきかを意識しつつ、教科書83-88頁を再度熟読する。加えて、EDINETから有価証券報告書をダウンロードして、数式3-5(87頁)にもとづいてPCRの計算を試みることが望ましい。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、質問を行うこと)。 |
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授業計画/Class |
質疑応答と第2回クイズ(小テスト) クイズをコースパワーに提示するので、授業時間中に解答すること。通信環境等の影響による未解答を防ぐため、解答時間は余裕を持たせて設定している。なお並行して、これまでの授業内容に関する質問に回答する時間を設ける。詳しくはコースパワーを参照。 |
事前学習/Preparation |
教科書83-100頁を熟読し、売上債権回転期間、たな卸資産回転期間、仕入債務回転期間およびCCCを用いたキャッシュ・フロー分析の内容を把握する。CCCは教科書では省略されているので、講義ノートをよく見直しておくこと。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書83-100頁を再度熟読すること。加えて、新聞雑誌やWEB等に掲載されている記事から回転期間分析ないしキャッシュ・フロー分析およびキャッシュ・フロー管理に関わるものを探し、それを理論的に解釈することを試みることが望ましい。 |
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授業計画/Class |
短期財務バランスの比率分析―流動比率と当座比率 最も古典的かつ広範に用いられている指標の内容と実践活用の仕方。 なお、授業の最初に前回のクイズの総評を行い、採点結果を踏まえて補足説明を行う。 |
事前学習/Preparation |
教科書129-138頁を熟読し、疑問点を明らかにする。この学習を効率的に行うためには、参考書122-130頁を同時に熟読することが効果的である。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書129-138頁を再度熟読する。そのうえで、EDINETで有価証券報告書をダウンロードし、実際の財務諸表データを用いて流動比率と当座比率を算出する。その値の違いから当該企業の財務状態について自分自身の見解をまとめて欲しい。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、質問を行うこと)。 |
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授業計画/Class |
長期財務バランスの比率分析―固定長期適合率と固定比率 |
事前学習/Preparation |
教科書138-144頁を熟読し、疑問点を明らかにする。この学習を効率的に行うためには、参考書122-130頁を同時に熟読することが効果的である。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書138-144頁を再度熟読する。そのうえで、EDINETで有価証券報告書をダウンロードし、実際の財務諸表データを用いて固定長期適合率と固定比率を算出する。その値の違いから当該企業の財務状態について自分自身の見解をまとめて欲しい。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、質問を行うこと)。
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授業計画/Class |
財務分析の実際―実際の上場企業についての分析とシミュレーション 財務分析プログラム(利益とキャッシュの差異分析)を用いた分析、加えて データ取得方法としてのEDINETの使い方を解説する。
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事前学習/Preparation |
教科書69-98頁を熟読し、これまでに学習した内容を復習する。設例3-1、設例3-2、設例5-1のデータをもとに、第3章で学習した財務分析指標(主営業CF、営業利益キャッシュ比率、各種回転期間)、第5章で学習した財務分析指標(流動比率、当座比率、固定長期適合率、固定比率)を算出する。そのうえで、テキスト(99-100頁、160-161頁)にまとめて提示している数式3-3~数式3-9、数式5-1~数式5-4の意味を再確認すること。 |
事後学習/Reviewing |
コースパワーを用いて分析プログラムを提示する予定である。このプログラムを活用して、受講者自身が選択した企業について自主的に分析を進めて欲しい。
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授業計画/Class |
授業の総まとめ 質疑応答を兼ねる。また、期末試験に向けて、特に集中的に復習すべきポイントについて解説する。
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事前学習/Preparation |
前回までの講義ノートを参考にしつつ教科書69-99頁および138-144頁を熟読し、これまでに学習した内容を復習しておくこと。特に、テキスト(69頁-99頁、138-144頁)にまとめて提示している数式3-1~数式3-9および数式5-1~数式5-4の意味を再確認すること。 |
事後学習/Reviewing |
質疑応答の内容も踏まえつつ、教科書69-99頁および138-144頁を熟読し、これまでに学習した内容を再復習する。その際は、テキスト(469頁-99頁、138-144頁)にまとめて提示している数式3-1~数式3-9を意思決定に活用する方法について常に意識すること。
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授業計画/Class |
オフィスアワー(質問に対する個別対応) 本日は、本講義全般に関する質問を個別に受け付けます。質問のある学生は佐藤研究室(8号館7階724号室)に来室してください。質問に対する説明の時間を確保するため、来室時間は16時までとします。 |
事前学習/Preparation |
第1回から第14回までの講義ノートを参考に、教科書の第1章(第2節まで)と第2章(全節)を再度熟読して本授業で学んだ内容を総復習すること。特に、授業で取り上げた企業の財務分析(損益構造分析と利益率分析)を自分自身でも行ってみること。 |
事後学習/Reviewing |
事前学習に同じ。なお、期末試験に向けて、財務分析指標(教科書43-44頁、66-67頁)の数式とその意味内容に関する理解を深めておくこと。 |
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