講義内容詳細:経営演習Ⅰ(1)/経営演習Ⅱ(1)

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 経営演習Ⅰ(1)/経営演習Ⅱ(1)
英文科目名/Course Title (English) Seminar on Business Ⅰ(1)/Seminar on Business Ⅱ(1)
学期/Semester 前期 単位/Credits 2/4
教員名/Instructor (Japanese) 土橋 治子
英文氏名/Instructor (English) TSUCHIHASHI Haruko

講義概要/Course description
 簡単な言葉でいえば、「マーケティング」とは「売れる仕組みづくり」です。新製品開発、目を引く奇抜なパッケージ、イメージ広告などはその一例です。もちろん、その最終目標は自社ブランドを消費者に購入してもらうところにおかれています。とはいえ、市場には競合ブランドが多数存在します。例えば、茶系飲料市場では、キリン「生茶」、伊藤園「おーいお茶」など、ナショナル・ブランドだけでも数十種類、プライベート・ブランドや地域限定ブランドを加えると数百種類になるとも言われています。こうした競争環境の中で、あるブランドは市場から姿を消し、あるブランドは長年存在し続ける。これを最終的に決定しているのが、消費者であることは言うまでもないでしょう。

 では消費者に支持されるために、企業は何をすべきでしょうか。そのひとつは、「消費者行動」に関する理解を深めることです。消費者がどのようなニーズをもち、何を基準に特定のブランドを購入しているのかといった側面を理解してはじめて、企業は進むべき方向性が見えてくるでしょうし、それらを具体的なマーケティング戦略に反映させ、売れる仕組みを常に強化し続けていくことが企業の成長と存続につながっていくからです。

 本演習では、現実世界で起こっているマーケティング現象を、とりわけ消費者行動という観点から観察し、分析し、説明することを目的としています。TV広告に対する消費者の反応、航空会社のマーケティング戦略と顧客満足など、消費者行動とマーケティングとの関わりを扱ったものであればテーマは何でも結構です。具体的な活動としては、グループワークによるアンケート調査・データ解析・事例分析、卒業論文、テキストや資料の輪読などを行う予定です。そうした成果を発表する場として、ゼミ合宿、他大学との討論会なども予定されています。これらの活動を通して、問題発見能力、論理的な分析能力、プレゼンテーション能力など、社会人となっても役立つような能力を身につけてほしいと考えています。
達成目標/Course objectives
問題発見能力、論理的な分析能力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力などの習得
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class イントロダクション【対面授業で実施】
事前学習/Preparation 入ゼミの事前課題
事後学習/Reviewing チーム・ビルディング
研究テーマの設定
2
授業計画/Class 課題①:面白い研究/グループ・ワーク
事前学習/Preparation 課題①:提示課題の検討
グループ・ワーク:研究テーマの設定、問題意識の明確化、研究目的
事後学習/Reviewing 学習内容の振り返り
研究テーマの設定、問題意識の明確化、研究目的に関して更なる検討
3
授業計画/Class 課題②:問いの立てかた/グループ・ワーク
事前学習/Preparation 課題②:提示課題の検討
グループ・ワーク:研究テーマの設定、問題意識の明確化、研究目的の検討
事後学習/Reviewing 学習内容の振り返り
研究テーマの設定、問題意識の明確化、研究目的に関して更なる検討
4
授業計画/Class 課題③:問いの立てかた/グループ・ワーク
事前学習/Preparation 課題③:提示課題の検討
グループ・ワーク:研究テーマの設定、問題意識の明確化、研究目的の検討
事後学習/Reviewing 学習内容の振り返り
研究テーマの設定、問題意識の明確化、研究目的に関して更なる検討
5
授業計画/Class 課題④:概念/グループ・ワーク
事前学習/Preparation 課題④:提示課題の検討
グループ・ワーク:研究テーマの設定、問題意識の明確化、研究目的の検討
事後学習/Reviewing 学習内容の振り返り
研究テーマの設定、問題意識の明確化、研究目的に関して更なる検討
6
授業計画/Class 課題⑤:概念/グループ・ワーク
事前学習/Preparation 課題⑤:提示課題の検討
グループ・ワーク:研究テーマの設定、問題意識の明確化、研究目的の検討
事後学習/Reviewing 学習内容の振り返り
研究テーマの設定、問題意識の明確化、研究目的に関して更なる検討
7
授業計画/Class 課題⑥:文献レビュー/グループ・ワーク
事前学習/Preparation 課題⑥:提示課題の検討
グループ・ワーク:理論的背景の検討
事後学習/Reviewing 学習内容の振り返り
理論的背景に関して更なる検討
8
授業計画/Class 課題⑦:文献レビュー/グループ・ワーク
事前学習/Preparation 課題⑦:提示課題の検討
グループ・ワーク:理論的背景の検討
事後学習/Reviewing 学習内容の振り返り
理論的背景に関して更なる検討
9
授業計画/Class フィールド・ワーク
事前学習/Preparation フィールド・ワークの事前準備
事後学習/Reviewing フィールド・ワークの振り返り
10
授業計画/Class 課題⑧:仮説構築/グループ・ワーク
事前学習/Preparation 課題⑧:提示課題の検討
グループ・ワーク:理論的背景の検討
事後学習/Reviewing 学習内容の振り返り
理論的背景に関して更なる検討
11
授業計画/Class 課題⑨:仮説構築/グループ・ワーク
事前学習/Preparation 課題⑨:提示課題の検討
グループ・ワーク:仮説の検討
事後学習/Reviewing 学習内容の振り返り
仮説に関して更なる検討
12
授業計画/Class 課題⑩:剽窃/グループ・ワーク
事前学習/Preparation 課題⑩:提示課題の検討
グループ・ワーク:仮説の検討
事後学習/Reviewing 学習内容の振り返り
仮説に関して更なる検討
13
授業計画/Class 中間発表(3年生)
事前学習/Preparation 中間発表の準備
事後学習/Reviewing 中間発表の振り返り
14
授業計画/Class 中間発表(4年生)
事前学習/Preparation 中間発表準備
事後学習/Reviewing 中間発表の振り返り
15
授業計画/Class 前期:振り返り
事前学習/Preparation 夏休み中の課題をリストアップ
事後学習/Reviewing 課題への対応方法の検討
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 70% 貢献点(40%)(グループワーク、発言)
参加態度、積極性(30%)
2 レポート Report 20%


3 その他 Others 10% 研究発表
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
学生の報告内容に対しては口頭によるフィードバックを実施する。またレポートについては、レポート課題に関する解説を行い、場合によっては、良く書けているレポートを提示する。
教科書/Textbooks
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出版年
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1 米川和雄・山崎貞政 超初心者向けSPSS統計解析マニュアル: 統計の基礎から多変量解析まで 北大路書房 2010 2021年は左記のテキストを輪読した。今年度の使用テキストは、適宜指示する。
参考書/Reference books
 著者名
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タイトル
Title
出版社
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出版年
Published year
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1 池尾 恭一 入門・マーケティング戦略 有斐閣 2016 マーケティング論
2 池尾 恭一・青木 幸弘・南 知惠子・井上 哲浩 マーケティング 有斐閣 2010 マーケティング論
3 石井 淳蔵・廣田 章光 1からのマーケティング(第3版) 碩学舎 2009 マーケティング論
4 恩蔵 直人 監修・月谷 真紀 訳 コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント(第12版) ピアソン・エデュケーション 2008 マーケティング論
5 恩藏 直人・冨田 健司 1からのマーケティング分析 碩学舎 2011 マーケティング論
6 松井 剛・西川 英彦 1からの消費者行動【第2版】 碩学舎 2020 消費者行動論
7 杉本 徹雄 新・消費者理解のための心理学 福村出版 2012 消費者行動論
8 青木 幸弘・新倉 貴士・佐々木 壮太郎・松下 光司 消費者行動論ーマーケティングとブランド構築への応用 有斐閣 2012 消費者行動論
9 青木 幸弘 消費者行動の知識 日本経済新聞出版社 2010 消費者行動論