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授業計画/Class |
プロローグ―損益構造分析と戦略的意思決定を概観する― 授業のオリエンテーションを兼ねるので、この回の授業内容を受講科目選択の参考にされたい。なお、この回はオンライン授業(オンデマンド型)を行う。受講方法についてはコースパワーを参照すること。 |
事前学習/Preparation |
教科書の「はじめに」および1-25頁を読んでおくこと。加えて、参考書の第1章を通読しておくことが望ましい。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考にして、改めて、教科書の「はじめに」および1-25頁を読んで授業内容を確認すること。加えて、参考書の第1章を再度通読することが望ましい。必用に応じて、アカウンティング基礎Ⅰ・Ⅱ(ないし会計学基礎論)で学んだ内容を復習しておくこと。 |
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授業計画/Class |
日常的意思決定と戦略的意思決定 この授業における日常的意思決定を戦略的意思決定の定義について、損益構造分析の観点から解説する。その上で、「売上高至上主義」の問題点についてシミュレーションを示しながら明らかにする。 |
事前学習/Preparation |
教科書1-18頁を熟読し、疑問点を明らかにする。この事前学習を効率的に行うためには、参考書第1章を同時に熟読することが効果的である。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書1-18頁を再度熟読する。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、授業中もしくはコースパワーを通じて質問すること)。 |
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授業計画/Class |
損益構造分析の主要財務分析指標 3種のレバレッジ指標とその統合指標としてのMSRについて解説する。レバレッジ指標がMSRの関数として記述されることを示し、MSRの値を意識した意思決定について論ずる。
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事前学習/Preparation |
教科書2-18頁を熟読し、疑問点を明らかにする。この事前学習を効率的に行うためには、参考書第1章を同時に熟読することが効果的である。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書2-18頁を再度熟読する。特に、25頁に示されている数式の内容を再確認して、MSRがレバレッジ指標の統合指標となることの意味についての理解を深める。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、授業中もしくはコースパワーを通じて質問すること)。 |
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授業計画/Class |
日常的意思決定で対応可能な損益構造 MSRの低い企業においては日常的意思決定に基づく事業活動が有力な選択肢になってくることを明らかにする。関連して、新たな分析指標としてOPLについても解説する。
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事前学習/Preparation |
教科書6-18頁(1.2.1)を熟読し、疑問点を明らかにする。この事前学習を効率的に行うためには、参考書第1章を同時に熟読することが効果的である。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書6-18頁(1.2.1)を再度熟読する。特に、実践的財務分析指標としてのOPLの意味についての理解を深める。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、授業中もしくはコースパワーを通じて質問すること)。 |
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授業計画/Class |
戦略的意思決定が必要となるケース 戦略的意思決定の1つとしての規模拡大戦略について解説する。実在の企業のデータを用いてシミュレーションを示しながら、規模拡大の基本指針について明らかにする。
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事前学習/Preparation |
教科書1.2.3(18-25頁)を熟読する。そのうえで、教科書25-31頁(1.3.1)に示した規模変化戦略の指針となるSFRはについて予習することが望ましい。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に、教科書1.2.3(18-25頁)を再度熟読する。特に、規模変化戦略の実践的財務分析指標としてのSFRの意味についての理解を深める。この学習を通じて、いまだ残る疑問点を明らかにし、次回の講義においてその疑問点を解消すること(講義で解消されない場合は、授業中もしくはコースパワーを通じて質問すること)。 |
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授業計画/Class |
質疑応答と第1回クイズ(小テスト) オンライン授業(オンデマンド型) クイズをコースパワーに提示するので、授業時間中に解答すること。通信環境等の影響による未解答を防ぐため、解答時間は余裕を持たせて設定している。平行して、これまでの授業内容に関する質問に回答する時間を設ける詳しくはコースパワーを参照。
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事前学習/Preparation |
講義ノートおよび教科書(第1章のうち1-25頁)を参照して第5回までの授業内容を復習すること。 |
事後学習/Reviewing |
クイズの設問と照らし合わせながら、ノートおよび教科書(第1章のうち1-25頁)を参照して第6回までの授業内容を復習すること。
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7
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授業計画/Class |
規模拡大戦略の判断基準 規模拡大戦略実行の判断基準について解説する。簡略的判断基準に加え、より実践的な判断を行うための財務分析指標としてのSFRについて、損益構造分析の統合指標としてのMSRとの兼ね合いで論を進める。 必要に応じて前回のクイズの総評を行い、採点結果を踏まえて補足説明を行う。 |
事前学習/Preparation |
第2回および第5回の講義ノートを参考に教科書1-26頁を再度熟読し、損益構造分析の理論について復習する。加えて、教科書1.3.1(26-31頁)よ読んでSFRについて予習することが望ましい。
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事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に教科書1-26頁を熟読して、規模変化戦略の判断基準を提示する財務分析指標としのSFRについての理解を深める。その際は、教科書1-26頁を再度熟読して損益構造分析について、特にレバレッジ指標とその統合指標としてのMSRの関係について理解を深めることが望ましい。 |
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授業計画/Class |
SFRを用いた規模拡大戦略の検討 規模変化変化戦略のうち規模拡大に焦点を絞り、その判断基準としてのSFRの意味を再考しつつその実践適用について解説する。その際は、実在の企業のデータを用いてシミュレーションを行い、実践感覚を醸成するように努める。 |
事前学習/Preparation |
第6回の講義ノートを参考に教科書26-31頁を熟読し、規模変化戦略に用いられる財務分析指標であるSFRについて予習を行う。その際は、第2回から第5回の講義ノートを参考に教科書1-31頁を読んで、損益構造分析指標について復習することが望ましい。
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事後学習/Reviewing |
今回の授業の講義ノートと第6回の講義ノートを参考に、教科書26-31頁を再度熟読する。加えて、授業中に示したシミュレーションを参考にして、実在する企業のうちどの企業が規模拡大戦略を実行するタイミングにあるかについて受講者自身で検討することが望ましい。検討方法については授業中に解説する。
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授業計画/Class |
規模拡大戦略実行前後のストーリー 規模拡大戦略の実行前及び実行直後の事業年度およびその後の年度の損益構造について考察を行い、規模拡大戦略の意義について解説する。 |
事前学習/Preparation |
第8回の講義ノートを参考に教科書26-31頁を熟読し、規模変化戦略に用いられる財務分析指標であるSFRについて復習する。加えて、教科書1-31頁を再読して損益構造分析指標、特にレバレッジ指標について復習することが望ましい。 |
事後学習/Reviewing |
講義ノートとを参考に教科書26-31頁を再度熟読する。そのうえで、授業中に示したシミュレーションを意識しつつ教科書Ⅰ-25頁を再読して「規模拡大戦略は単なる増収増益戦略ではなく、戦略実行後の損益構造に影響を及ぼすものである」ことを理解する。 |
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授業計画/Class |
規模縮小戦略の判断基準 規模変化戦略のうち規模縮小戦略に焦点をあてて、SFRがその判断基準となることを明らかにする。その際は、シミュレーションを示して、規模縮小のタイミングと戦略実行の意義について解説する。 |
事前学習/Preparation |
教科書26-31頁、特に29-31頁を熟読して、SFRを規模縮小戦略に用いる場合の留意点について予習する。その際は、これまでの授業の講義ノートを参考に、教科書1-31頁を通読することが望ましい。
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事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考に教科書29-31頁を再度熟読し、赤字解消のために規模縮小戦略が有力な選択肢になることを確認する。加えて、これまでの授業の講義ノートを参考にして、教科書1-31頁を通読することが望ましい。
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授業計画/Class |
質疑応答と第2回クイズ(小テスト) オンライン授業(オンデマンド型) クイズをコースパワーに提示するので、授業時間中に解答すること。通信環境等の影響による未解答を防ぐため、解答時間は余裕を持たせて設定している。詳しくはコースパワーを参照。なお、授業時間の初めに質問に回答する時間を設ける。質疑の授業方式としてはオンライン授業(リアルタイム型)を予定している。詳しくはコースパワーを参照。
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事前学習/Preparation |
講義ノートおよび教科書(第1章のうち1-31頁)を参照して第7回から第10回の授業内容を復習すること。 |
事後学習/Reviewing |
クイズの設問と照らし合わせながら、ノートおよび教科書(第1章のうち1-31頁)を参照して第7回から第10回の授業内容を復習すること。
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授業計画/Class |
変動費の固定費化戦略 費用構成変化戦略の1つとしての変動費の固定費戦略について、その判断基準となるVFRの内容とともに解説する。赤字の出ない企業の想定から初めて、変動費を固定費化することの意義について、レバレッジ効果を意識しつつシミュレーションを交えて論ずる。 なお、授業の最初に前回のクイズの総評を行い、採点結果を踏まえて補足説明を行う。 |
事前学習/Preparation |
第2回および第5回の講義ノートを参考に教科書1-25頁を再度熟読し、レバレッジ効果について復習を行う。その際には、赤字の出ない企業の損益構造について受講者自身で検討することが望ましい。
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事後学習/Reviewing |
講義ノートを参考にして教科書31-37頁を熟読し、変動費の固定費化戦略の意義について復習する。なお、教科書31-37頁には固定費の変動費化戦略についても記述されているので、授業内容と照らし合わせて、変動費の固定費化戦略との違いについて受講者自身で検討することが望ましい。
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授業計画/Class |
上場企業の財務分析とシミュレーション これまでの授業の復習の意味も含めて、上場企業の分析と戦略の検討を行う。それぞれ日常的意思決定と戦略的意思決定に適合した損益構造を有する2社を選択し、比較分析を行う。 |
事前学習/Preparation |
教科書1-41頁を熟読しこれまでの授業内容を復習する。また、講義ノートを振り返り、日常的意思決定と戦略的意思決定の意味、および財務分析指標の意思決定への活用の仕方についても復習する。
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事後学習/Reviewing |
講義内容を振り返りつつ、今回及びこれまでの講義ノートを参考に、教科書1-41頁を熟読しこれまでの授業内容を復習する。加えて、受講者自身が企業を選択して分析を行い、戦略・戦術の検討を行うことが好ましい。 |
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授業計画/Class |
授業の総まとめ 質疑応答を兼ねる。また、期末試験に向けて、特に集中的に復習すべきポイントについて解説する。
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事前学習/Preparation |
前回までの講義ノートを参考にしつつ教科書1-42頁を熟読し、これまでに学習した内容を復習しておくこと。特に、テキスト(43-45頁)にまとめて提示している数式1-1~数式1-22の意味を再確認すること。 |
事後学習/Reviewing |
質疑応答の内容も踏まえつつ、教科書1-42頁を再読し、これまでに学習した内容を改めて復習する。その際は、テキスト(43-45頁)にまとめて提示している数式1-1~数式1-22を意思決定に活用する方法について、日常的意思決定と戦略的意思決定の内容を踏まえつつ考察を進めること。 |
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授業計画/Class |
オフィスアワー(質問に対する個別対応) 本日は、本講義全般に関する質問を個別に受け付けます。質問のある学生は佐藤研究室(8号館7階724号室)に来室してください。質問に対する説明の時間を確保するため、来室時間は17時30分までとします。 なお、新型コロナの感染状況(大学執行部から指示があった場合)によっては、オンラインで第3回クイズを実施することもありえます。その際は、CPから受講者に連絡します。
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事前学習/Preparation |
第1回から第14回までの授業ノートを参考に、教科書の第3章(全節)を再度熟読して本授業で学習した内容を総復習すること。その際には、教科書の設例を基に自分自身で分析を行い、さらには、EDINETから財務諸表をダウンロードして実際の企業のデータに基づく分析を行うことが望ましい。 |
事後学習/Reviewing |
期末試験に向けて、財務分析指標(教科書99-100)の数式とその意味内容に関する理解を深めておくこと。 |
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