講義内容詳細:アカウンティング基礎Ⅰ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) アカウンティング基礎Ⅰ
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Accounting Ⅰ
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 矢澤 憲一
英文氏名/Instructor (English) YAZAWA Kenichi

講義概要/Course description
皆さんの多くは、大学卒業後、「○○株式会社」と名のついた組織で働くことになる。しかし今日の企業は、大規模・複雑化、グローバル化しており、その姿を把握するのは容易ではない。なかには1日に何千という取引を行い、金額にすれば何百億もの資金を動かしている企業もある。ではこの複雑・膨大な企業活動をどう整理し、企業活動に役立てればよいだろうか。「会計」はそうした企業の取引を記録・要約し、「財務諸表」という数枚の報告書にまとめる能力をもっている。一方で大企業だけでなく、下町のラーメン屋や魚屋であっても会計は不可欠なツールである。この意味で会計は「企業活動を映し出す鏡」と呼ばれる。
本講義では受講生参加型で講義を進める。受講生には手を動かして会計処理を行ってもらう。なお、アカウンティング基礎Ⅰ・Ⅱは、その他の会計関連科目(財務会計論、管理会計論、制度会計論、財務分析論、中級簿記、原価計算論等)の基礎として位置づけられる。
アカウンティング基礎ⅠとⅡは「簿記基礎」「会計基礎」「財務諸表分析基礎」という3つのパートから構成される。簿記基礎では、日商検定試験商業簿記3級レベルを内容とし、簿記の目的、概念、仕訳、財務諸表の作成などを実際の企業活動にひきつけながら説明する。会計基礎と財務諸表分析基礎では、会計の基本的な論理の理解に加えて、学生が社会に出て行くにあたり「会計メガネ」を用いて企業活動を読み解く能力を育成する。なお、前期の『アカウンティング基礎Ⅰ』では簿記基礎、後期の『アカウンティング基礎Ⅱ』では会計基礎と財務諸表分析基礎を講義する。
達成目標/Course objectives
1 現在の社会における会計の必要性や役割に対する理解力を身につけること
2 日商簿記検定試験3級レベルの知識と技法を習得すること
3 「会計メガネ」を用いて企業活動を読み解く力をつけること
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
機器条件:
Google Chromeブラウザをインストールした端末(PC、タブレット、スマートフォン)を用意し、大学アカウントでGoogle Classroomに参加登録できること(登録方法は講義ガイダンスで説明します)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 講義ガイダンス【オンライン(オンデマンド型)】
本講義は、対面授業(ハイブリッド型ブレンド形式)として実施し、Google Classroom、Google Form、YouTube等のオンラインツールを用いて講義を行う。また、履修計画および成績評価は事前に告知したうえで変更される可能性がある。講義ガイダンスでGoogle Classroomへの登録方法および履修計画・成績評価を説明するので必ず確認すること。
2
授業計画/Class 第1回 簿記基礎(1)簿記と会計
3
授業計画/Class 第2回 簿記基礎(2)仕訳と転記
4
授業計画/Class 第3回 簿記基礎(3)現預金取引
5
授業計画/Class 第4回 簿記基礎(4)商品売買取引
6
授業計画/Class 問題演習(1)
7
授業計画/Class 理解度確認テスト(1)
8
授業計画/Class 第5回 簿記基礎(5)手形取引
9
授業計画/Class 第6回 簿記基礎(6)その他債権債務取引
10
授業計画/Class 第7回 簿記基礎(7)有形固定資産取引
11
授業計画/Class 第8回 簿記基礎(8)決算(1)
12
授業計画/Class 第9回 簿記基礎(9)決算(2)
13
授業計画/Class まとめ
14
授業計画/Class 問題演習(2)
15
授業計画/Class 理解度確認テスト(2)
 
事前学習/Preparation ・講義資料、教科書を用いて予習する
事後学習/Reviewing ・講義資料、教科書を用いて復習する
・課題のフィードバックを確認する
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notes本講義は、対面授業(ハイブリッド型ブレンド形式)として実施し、Google Classroom、Google Form、YouTubeを用いる。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% 講義時および終了後に提出する平常課題を評価する。受講生はパソコン、タブレット、スマートフォン等Google Classroomにアクセスできる端末を講義に持参すること。なお、平常課題の提出が3回以下の場合は履修の意思なしと判断する。
2 試験 Exam 50% 理解度確認テスト(1)(2)により評価する。なお、理解度確認テスト(2)未受験の場合は履修の意思なしを判断する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
課題に対するフィードバックは講義内の説明あるいは講義外の動画等で実施する。
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
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1 渡部裕亘・北村敬子・片山覚 新検定簿記講義3級商業簿記 中央経済社 受講時の最新年度版を購入すること
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
コメント
Comments
 
1 渡部裕亘・片山覚・北村敬子 検定簿記ワークブック3級商業簿記 中央経済社 受講時の最新年度版を購入すること
その他/Others
クラスの適切な運営のため、本講義では以下の行為を禁止する。
・ 許可された用途以外の会話
・ 許可された用途以外の携帯電話、タブレット、パソコン、その他電子機器の使用
・ その他講義の運営を阻害する行為
上記の禁止事項に該当する行為を行った者は退出を命じ(あるいは電子機器を没収し)、10点減点する。これらの行為を繰り返す学生は、テストの成績にかかわりなく単位を取得できない。

・講義に必要な学習環境について
本講義では、パソコン(ノートあるいはデスクトップ)、インターネット接続環境、プリンターが必要になる。

・講義資料および動画の二次利用について
本講義の講義資料および配信動画等の一部およびすべてを複製、転載又は配布、印刷、インターネット等への流布など、第三者の利用に供することは著作権法により固く禁じられる。