講義概要/Course description
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グローバル経済史という学問分野が注目を集めている。グローバル経済史は、これまで特定の国や地域のみに焦点を当てながら解釈されてきた歴史事象を、他国・他地域との関係を強く念頭に置きながら再解釈しようとする試みである。グローバル経済史が注目されるようになった背景には、18世紀イギリスの特定地域で起きた産業革命のような歴史事象が、実は当時のイギリス・南アジア・アフリカなど多地域間の交流を念頭に置かずには説明できない、など近年の経済史研究の新たな知見がある。いうまでもなく、産業革命のみならず、戦前・戦後日本の経済発展、「世界の工場」としての中国の台頭、平成不況・アジア通貨危機など、現在の私たちの生活の基盤を形成する経済事象は、グローバルな視点なくしてはその多くが説明できない。 本演習は、私たちの生活と深くかかわる経済事象の歴史的背景を、グローバルな視点から考察するために必要な作法の習得を目的とする。その際、本演習では次の手続きを踏む。4年前期は、卒論作成に向け、必要な理論と史料の収集・整理を行う。4年後期は、収集・整理した理論と史料を基に、卒論を執筆する。
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達成目標/Course objectives
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本演習の到達目標は、本演習を通じ、グローバル経済史に関する特定のテーマに関し、卒業論文を執筆するための作法を習得することである。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
ガイダンス(対面授業での実施) |
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事前学習/Preparation |
前週の授業の要点を口頭で報告できるようにする。また、前週までの議論をもとに、卒論原稿に修正を加える。 |
事後学習/Reviewing |
今週得たコメントを、卒論原稿の反映させる。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes文献の輪読、学生の報告、及び研究指導。なお、この授業は対面形式で行う予定である。
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活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
平常点 In-class Points
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100%
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