講義内容詳細：国際法ⅡＡ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 国際法ⅡＡ
英文科目名/Course Title (English) International Law ⅡA
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 阿部 達也
英文氏名/Instructor (English) ABE Tatsuya

講義概要/Course description
国際法4科目（IA・IB・IIA・IIB）の中で、国際法IIAでは、海洋・個人・犯罪・人権・環境を取り上げる。
達成目標/Course objectives
国際社会において生じている具体的な事象を国際法の観点から論理的に理解すること。
国際法の考え方を英語のレジュメを通じて身につけること（講義は日本語で行う）。
講義で勉強した事項を素材として自らの意見をA4紙1枚にまとめる能力を向上させること。
履修条件（事前に履修しておくことが望ましい科目など）/Prerequisite
国際法IAを履修しておくことが望ましい。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス（授業の進め方）【オンライン授業（オンデマンド形式）】
事前学習/Preparation シラバスに目を通しておく。
事後学習/Reviewing Course Powerを通じて小課題を提出する。
2
授業計画/Class 海洋法総論（史的展開／海洋法の考え方）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）230-231頁
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
3
授業計画/Class 領海（内水／領海／接続水域／国際海峡）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）231-239頁
杉原高嶺・酒井啓亘（編）『国際法基本判例50　第2版』（三省堂、2014年）#18コルフ海峡事件
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
4
授業計画/Class 公海（公海における管轄権の行使／旗国主義／旗国主義の例外（臨検・追跡権）／現代的な問題）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）247-248頁
森川幸一・兼原敦子・酒井啓亘・西村弓（編）『国際法判例百選（第3版）』（有斐閣、2021年）#34アイム・アローン号事件
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
5
授業計画/Class 海洋資源の開発（大陸棚／排他的経済水域／深海底）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）240-247, 249-250頁
森川幸一・兼原敦子・酒井啓亘・西村弓（編）『国際法判例百選（第3版）』（有斐閣、2021年）#32オデコ・ニホン事件
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
6
授業計画/Class 紛争解決（国連海洋法条約の紛争解決手続／国際海洋法裁判所／みなみまぐろ事件／豊進丸・富丸事件）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）252-255頁
森川幸一・兼原敦子・酒井啓亘・西村弓（編）『国際法判例百選（第3版）』（有斐閣、2021年）#37南極海捕鯨事件
杉原高嶺・酒井啓亘（編）『国際法基本判例50』（三省堂、2010年）#41みなみまぐろ事件
森川幸一・兼原敦子・酒井啓亘・西村弓（編）『国際法判例百選（第3版）』（有斐閣、2021年）#102富丸事件
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
7
授業計画/Class 中間レポート講評（レポート課題の解説と優秀答案の検討）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 中間予備レポート・中間レポートを作成する。
事後学習/Reviewing 中間レポートから学んだことをまとめる。
8
授業計画/Class 個人（国籍／外国人／難民）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）260-64, 270-276頁
杉原⾼嶺・酒井啓亘（編）『国際法基本判例50 第2版』（三省堂、2014年）＃20エチオピア難民認定事件
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
9
授業計画/Class 犯罪人引渡し（背景／根拠／原則／引渡し手続／国際テロ関連条約）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）264-269, 304-305頁
森川幸一・兼原敦子・酒井啓亘・西村弓（編）『国際法判例百選（第3版）』（有斐閣、2021年）#49ジャッジ事件
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
10
授業計画/Class 国際人権法総論（史的展開／国連憲章／世界人権宣言／国際人権法のアプローチ）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）280-285頁
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
11
授業計画/Class 国際人権諸条約（自由権規約／社会権規約／人種差別撤廃条約／拷問禁止条約）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）285-295頁
杉原高嶺・酒井啓亘（編）『国際法基本判例50　第2版』（三省堂、2014年）#3訴追か引渡かの義務事件
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
12
授業計画/Class 国連による人権保障（国連人権委員会／国連人権理事会）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）295-299頁
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
13
授業計画/Class 国際環境法総論（史的展開／国境を超える環境汚染／地球規模の環境問題／国際環境法のアプローチ）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）392-420頁
杉原高嶺・酒井啓亘（編）『国際法基本判例50　第2版』（三省堂、2014年）#35トレイル溶鉱所事件
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
14
授業計画/Class 国際環境法各論（個別事例の検討）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 浅田正彦（編）『国際法』【第4版】（東信堂、2019年）392-420頁
杉原高嶺・酒井啓亘（編）『国際法基本判例50　第2版』（三省堂、2014年）#37パルプ工場事件
事後学習/Reviewing 授業で学んだことをまとめる。
15
授業計画/Class 期末レポート講評（レポート課題の解説と優秀答案の検討）【対面授業（通常型）】
事前学習/Preparation 期末予備レポート・期末レポートを作成する。
事後学習/Reviewing 期末レポートから学んだことをまとめる。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面授業（通常型）として実施する（初回を除く）。
配布するレジュメ（すべて英語）および資料に従って授業を行う。受講者は個別の問題について意見を求められる。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 70% 中間予備レポート・中間レポート・期末予備レポート・期末レポートにより評価する（中間レポート・期末レポートは採点の上返却し、受講者と共に講評を行う）。
2 平常点 In-class Points 30% 授業に対する積極的な貢献をプラス評価する。
参考書/Reference books
 著者名
Author		タイトル
Title		出版社
Publisher		出版年
Published year		コメント
Comments		 
1 浅田正彦（編集代表） 『ベーシック条約集（2022年度版）』 東信堂 2022年 ※2020年度版または2021年度版でもよい。
2 浅田正彦（編） 『国際法』【第4版】 東信堂 2019年
メッセージ/Message
毎回の授業に先立ってレジュメに目を通し、参考書の該当部分を予習しておくこと。
学習した内容について日本語でも英語でも議論できるようになることが究極の目標である。
その他/Others
レジュメおよび資料は第2回授業までに教務課国際政治経済学部窓口で入手すること。
受講者からの質問などには担当教員が個別のアポイントメントで対応する。