講義内容詳細:国際制度論Ⅱ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 国際制度論Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) International Institutions Ⅱ
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 古城 佳子
英文氏名/Instructor (English) KOJO Yoshiko

講義概要/Course description
 国際制度は様々な問題領域で増加しており、現在の国際関係においてほとんどの問題領域で国際制度は、なんらかの形で(明示的なルールから暗黙の規範まで)存在している。現状では、国際組織がグローバル・ガバナンスに欠かせない行為主体(アクター)と評価される一方、グローバルな国際組織(WTO、IMF、国連)への批判があるようにその実効性に懐疑的な見方もある。また、国際制度を支える多国間主義に批判的である米国大統領が出現した。 国家は、常に多国間主義を支持している訳ではなく、単独主義や二国間主義的な政策の選択肢を有している。本演習では、国際制度についての論点を検討することによって、現代の国際制度のあり方についてグローバルな国際組織を事例として考察する。
 本授業は、講義と討論(履修生の発表とディスカッション)を1セットとする形態をとる。
達成目標/Course objectives
 授業は、以下の3点を目標とする。

(1)国際制度に関する主要な概念や理論を習得すること

(2)現代の国際政治における国際制度の現状を理解すること

(3)グローバルな国際組織の事例を通して国際制度の現在の課題を検討すること

授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class イントロダクション:授業の説明【オンライン(オンデマンド型)で実施】
2
授業計画/Class 国際政治における国際法規範 
 国際法に対する国際政治学の見方<講義>
3
授業計画/Class 国際政治における国際法規範 
 国際法に対する国際政治学の見方<討論>
4
授業計画/Class 現実主義とネオリベラル制度論 <講義>
5
授業計画/Class グローバルな国際組織としての国連 <討論>
6
授業計画/Class 国際制度の正統性 <講義>

7
授業計画/Class 国際制度に正統性はあるのか <討論>
8
授業計画/Class 大国と国際制度<講義>
9
授業計画/Class 大国と国際制度<討論>
10
授業計画/Class 国際制度と規範の衝突<講義>
11
授業計画/Class 国際制度間の関係<討論>
12
授業計画/Class 国家間制度と私的レジーム(private regime)<講義>
13
授業計画/Class 課題解決と官民連携(Public-Private Partnership)<討論>
14
授業計画/Class 現代国際関係における国際制度の課題<講義>
15
授業計画/Class 現代国際関係における国際制度の課題<講義>
 
事前学習/Preparation 講義の参考文献等を読んで準備すること。討論の回は課題文献を読み、準備すること。
事後学習/Reviewing 授業の復習を行う
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面授業で実施します。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 40% 授業中の課題への回答、授業への貢献
2 試験 Exam 60%
メッセージ/Message
初回の授業で詳しいシラバスを配布するので、履修希望者は必ず出席すること