講義内容詳細:演習ⅡB

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 演習ⅡB
英文科目名/Course Title (English) Seminar ⅡB
学期/Semester 後期 単位/Credits 4
教員名/Instructor (Japanese) 武田 興欣
英文氏名/Instructor (English) TAKEDA Okiyoshi

講義概要/Course description
現代アメリカ合衆国の政治と社会(英文名:Contemporary American Politics and Society)

このゼミでは一冊の教科書を輪読するという形式は取りません。毎年何をするかは、その年の受講生と相談しあって決めますが、広い意味でアメリカ合衆国(以下アメリカ)を対象とし、学問的なテーマの範囲のトピックを選びます。
達成目標/Course objectives
このゼミは、現代アメリカの政治・社会問題について、狭い意味の政治学に捉われず学際的な視点から理解を深めることが主な目的です。アメリカという国を必ずしも好きである必要はありません。アメリカについて何か調べてみたいテーマがあれば、日米比較などを通じて日本に住む私たちの身近な問題を考えたい人も歓迎します。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
その他の履修要件は特にありません(政治学方法論I・IIなど、担当者の授業を履修している必要はありません)。過去のゼミ生には、長期の海外経験がある人も、純日本育ち(アメリカの大学院に7年間留学した担当者の私もかつてはそうでした)もいました。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class (以下前年度実績)
今学期やることの打ち合わせ
2
授業計画/Class Eテレ「ドキュランドへようこそ! ハリウッド発 #Me Too—ワインスタイン・スキャンダル」(2018年)
3
授業計画/Class “Don’t Ask Don’t Tell” についての発表、それに続いて米軍内で同性愛者を認めることの是非についてのディスカッション
4
授業計画/Class (公開ゼミ) BS世界のドキュメンタリー「9・11の子どもたち」(カナダ、2020年)
(2001年9月11日、ニューヨークで同時多発テロが発生した時、ブッシュ(子)大統領が訪れていた小学校の生徒は、現在どんな暮らしをし、あの日をどう記憶しているかについてのドキュメンタリー)
5
授業計画/Class (公開ゼミ) BSドキュメンタリーWave 「アメリカン・ムスリム—憎しみの連鎖は止められるか」(2011年)
6
授業計画/Class NHKスペシャル「紛争ビジネス—知られざる民間軍事会社」(2002年)
7
授業計画/Class 合衆国政府の重要な役職についての発表(4限からの続き)
8
授業計画/Class BS世界のドキュメンタリー「麻薬中毒の町—ルイ・セローが見たアメリカ」(イギリス、2017年)
9
授業計画/Class NHK ひとモノガタリ「曖昧な境界を生きて—“ハーフ” から見た日本のカタチ」(2019年)
10
授業計画/Class 米日カウンシルのJapanese American Speaker Program (JASP) で派遣された在京日系アメリカ人による日本語での zoom 講演と質疑応答
11
授業計画/Class 土屋豊監督・脚本・編集・制作ドキュメンタリー「あなたは天皇の戦争責任についてどう思いますか?(96. 8. 15靖国編)」(1997年)
(翌週靖国神社遊就館を見学する前に、靖国神社について批判的な角度から学習する)
12
授業計画/Class 野外研修 靖国神社遊就館を批判的に観る(任意参加、いかなる理由で欠席しても成績には影響しない)(4限からの続き)
13
授業計画/Class NHK「日米開戦への道—知られざる国際情報戦」(2013年)
14
授業計画/Class 4年生卒論最終発表(4限からの続き)
15
授業計画/Class 映画「好きだ、」を見て生と死について考える(4限からの続き)。
 
事前学習/Preparation ・その週に読む文献が決まっている時は、それを読んで、疑問点、ディスカッションしたい点などを準備してくること。
・発表が当たっている週は、発表の準備を(信頼できる英語資料をできるだけインターネットなどで探すなどして)整えてくること。
・ビデオを見る週は、そのテーマについて、信頼できる英語資料をできるだけインターネットなどで探すなどして理解を深めておくこと。
事後学習/Reviewing ・授業で行ったディスカッションを振り返り、その週のテーマについて理解を深めること。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notesこの授業は第1週から対面授業(通常型)によって行う(第1週目も他の授業のようにオンデマンド方式にはしない)。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% 以下がこのゼミに入る要件です。成績評価にあたっては、ディスカッションへの参加は特に重視します。
・正当な理由や連絡なく欠席・遅刻・早退せず、2年間ゼミを続けられること。4年生は決められた期日までに卒論の完成稿を提出すること(この要件を満たさない者には単位を出さないことがある)。
・毎週の文献(日本語の週は約50頁、英語の週は約10頁)を読んできて、「正解のない」社会問題に対して自分の考えを積極的に発言する一方、他のゼミ生の意見に耳を傾けられること。
・現代アメリカを対象とする以上、時事ニュースに注意を向け、インターネットで英語を読んでリサーチすることが苦にならない(あるいは、苦にならないようになる努力をしたい)こと。
・パソコンメールを最低一日おきに開いてゼミのメーリングリストをチェックできること。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
発表やディスカッションへのコメント、助言は、授業中、受講生の発言を邪魔しない程度に適宜入れます。
教科書/Textbooks
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1 受講生の問題関心に沿って決めます。
参考書/Reference books
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Comments
 
1 2年生の時の会合で、詳しい日本語参考文献リストを配布するので、参考にして下さい。
その他/Others
連絡なくゼミを欠席したり、ゼミに来なくなってしまったゼミ生には厳しい措置を取ります。
キーワード/Keywords
アメリカ         政治     社会