講義内容詳細:演習ⅡA

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 演習ⅡA
英文科目名/Course Title (English) Seminar ⅡA
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 倉松 中
英文氏名/Instructor (English) KURAMATSU Tadashi

講義概要/Course description
テーマ「国際関係史:一国外交史を越えて」
「歴史学は万学の祖」といわれますが、国際関係を勉強する上でも歴史的な知識をもち歴史的なものの見方をすることが必要とされます。本ゼミでは、みなさんがこれまで高校の世界史や日本史で学んできたような、知識を詰め込むだけの受身の学習ではなく、自分から積極的に学びとる歴史学習をする楽しみをおぼえていただきたいと思います。
 このためには、教科書にでてくるような一般的歴史理解を鵜呑みにせずに、一次史料(外交文書・書簡等)を参照しながら自分なりの批判的検討を加えることによって、より深い歴史認識というものを持つことが必要となってきます。そして国際関係史の分野では、一国の視点から研究をするいわゆる「一国外交史」の枠組みを越えて、複数の国の視点から多角的な研究をする本当の意味での「国際関係史」としての研究をすることが大切であり、そうすることで現在の国際政治を見る上でのいわば比較の視座をもつことができ、さらには理論的なアプローチを補完する、国際関係学における(地に足のついた)歴史的なアプローチを身につける事ができると考えます。また、こういった視点はいわゆる「教科書問題」を考える際にも一つの手がかりを与えてくれることでしょう。(図書館報「AGULI」65号の拙文を参照して下さい。)
 ゼミの具体的な内容については、「演習II」では学年末論文(卒業論文)の作成が中心となります。各自が選んだ歴史的なトピックについて、公刊外交文書(本学図書館にも日・英・米・仏・瑞・加・新・愛・濠・イスラエルのものが所蔵されています)他一次史料を使った論文の作成およびその発表をしてもらいます。
達成目標/Course objectives
国際政治を考えるにあたっての歴史的視点を身につけることを目標とします。
学年末論文(卒業論文)の作成。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
「演習IA・IB」(必須)
「外交史I・II」(必須)
「国際関係史II」
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション、授業の進め方の説明
【初回授業はオンライン授業(オンデマンド型)で実施するのでコースパワーにアクセスすること】
事前学習/Preparation 授業を受けるにあたっての問題意識の確認と質問事項のリストアップ
事後学習/Reviewing 学期全体を通しての学習スケジュールの策定
2
授業計画/Class 「演習I」学年末レポートの発表(1)
事前学習/Preparation 発表原稿の準備
事後学習/Reviewing 発表の際のフィードバックを生かしての修正点の確認
3
授業計画/Class 「演習I」学年末レポートの発表(2)
事前学習/Preparation 発表原稿の準備
事後学習/Reviewing 発表の際のフィードバックを生かしての修正点の確認
4
授業計画/Class 学年末論文(卒業論文)テーマの発表(1)
事前学習/Preparation 発表原稿の準備
事後学習/Reviewing 発表の際のフィードバックを生かして論文作成計画の策定
5
授業計画/Class 学年末論文(卒業論文)テーマの発表(2)
事前学習/Preparation 発表原稿の準備
事後学習/Reviewing 発表の際のフィードバックを生かして論文作成計画の策定
6
授業計画/Class 歴史ドキュメンタリーの鑑賞・ディスカッション
事前学習/Preparation 歴史ドキュメンタリーのテーマに関する文献の検索と読解
事後学習/Reviewing 追加学習(関連文献の検索と読解)
7
授業計画/Class 文献講読・発表・ディスカッション(1)
事前学習/Preparation 配布文献の読解と疑問点のリストアップ(発表担当の場合はレジュメの作成と発表準備)
事後学習/Reviewing 追加学習(関連文献の検索と読解)
8
授業計画/Class 文献講読・発表・ディスカッション(2)
事前学習/Preparation 配布文献の読解と疑問点のリストアップ(発表担当の場合はレジュメの作成と発表準備)
事後学習/Reviewing 追加学習(関連文献の検索と読解)
9
授業計画/Class 文献講読・発表・ディスカッション(3)
事前学習/Preparation 配布文献の読解と疑問点のリストアップ(発表担当の場合はレジュメの作成と発表準備)
事後学習/Reviewing 追加学習(関連文献の検索と読解)
10
授業計画/Class 文献講読・発表・ディスカッション(4)
事前学習/Preparation 配布文献の読解と疑問点のリストアップ(発表担当の場合はレジュメの作成と発表準備)
事後学習/Reviewing 追加学習(関連文献の検索と読解)
11
授業計画/Class 文献講読・発表・ディスカッション(5)
事前学習/Preparation 配布文献の読解と疑問点のリストアップ(発表担当の場合はレジュメの作成と発表準備)
事後学習/Reviewing 追加学習(関連文献の検索と読解)
12
授業計画/Class 歴史資料館訪問
事前学習/Preparation 訪問先資料館に関する情報収集
事後学習/Reviewing 追加学習(関連文献の検索と読解)
13
授業計画/Class ゼミ合宿テーマ準備
事前学習/Preparation ゼミ合宿テーマ案の準備
事後学習/Reviewing ゼミ合宿計画の策定
14
授業計画/Class 歴史ドキュメンタリーの鑑賞・ディスカッション
事前学習/Preparation 歴史ドキュメンタリーのテーマに関する文献の検索と読解
事後学習/Reviewing 追加学習(関連文献の検索と読解)
15
授業計画/Class 前期授業の総括、学生・教員からのフィードバック
事前学習/Preparation 授業全体を振り返っての疑問・問題点の洗い出し
事後学習/Reviewing 追加学習(関連文献の検索と読解)およびゼミ合宿の準備
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes学生による発表、ディスカッション、教員からのフィードバック等。
【本講義は対面授業(通常型)で実施する】
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 50%

2 平常点 In-class Points 30%
3 その他 Others 20% 提出課題
教科書/Textbooks
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Comments
1 文献・資料を適宜配布する。
参考書/Reference books
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Comments
 
1 適宜指示する。