講義内容詳細:日本の防衛/日本の平和と安全保障

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 日本の防衛/日本の平和と安全保障
英文科目名/Course Title (English) Defense of Japan/Peace and Security in Japan
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 武田 興欣/飯島 秀俊/松尾 智樹/井草 真言/田中 登/森広 芳光
英文氏名/Instructor (English) TAKEDA Okiyoshi/IIJIMA Hidetoshi/MATSUO Tomoki/IGUSA Makoto/TANAKA Noboru/MORIHIRO Yoshimitsu

講義概要/Course description
この授業は防衛省と青山学院大学国際政治経済学部の協力によって2006年度から始まったものである。防衛省の高官4人が本学に来て日本の防衛政策を講義するユニークな科目である。将来、官庁に入りたい学生だけでなく、政策の現場がどう考え、動いているのかを知りたい学生に受講をすすめたい。
授業内容は防衛省が派遣する4人の講師と調整のうえ、15回の授業内容が決められる。それらには,以下のものがふくまれる予定(内容の変更あり。)
達成目標/Course objectives
防衛政策一般の知識を習得すること。とくに日本政府の防衛政策の現場を知ること。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特になし。但し、国際政治学科の関連科目を取っている学生は、それらの科目で学んだ内容と有機的に本科目の知識を結合することが期待される。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 第 1回 イントロダクション
(大学の方針により、初回授業はオンデマンド型のオンライン授業を Course Power で配信予定、シラバス等関連書類も Course Power で配信予定)
2
授業計画/Class 国際情勢認識 ➀  講師:防衛政策課長 飯島 秀俊
3
授業計画/Class 国際情勢認識 ②  講師:防衛政策課長 飯島 秀俊
4
授業計画/Class 国際情勢認識 ➂  講師:防衛政策課長 飯島 秀俊
5
授業計画/Class 国際情勢認識 ④  講師:防衛政策課長 飯島 秀俊
6
授業計画/Class 我が国の防衛政策 ➀  講師:防衛政策課長 飯島 秀俊
7
授業計画/Class 我が国の防衛政策 ②  講師:防衛政策課長 飯島 秀俊
8
授業計画/Class 我が国の防衛政策 ➂  講師:防衛政策課長 飯島 秀俊
9
授業計画/Class 我が国の防衛政策 ④  講師:防衛政策課長 飯島 秀俊
10
授業計画/Class 自衛隊の運用(国際平和協力活動、災害派遣等)①
11
授業計画/Class 自衛隊の運用(国際平和協力活動、災害派遣等)②
12
授業計画/Class 自衛隊の運用(国際平和協力活動、災害派遣等)③
13
授業計画/Class 各国との防衛協力・交流① 松尾 智樹 国際政策課長
14
授業計画/Class 各国との防衛協力・交流② 松尾 智樹 国際政策課長
15
授業計画/Class ⑮コーディネーター(武田興欣)によるまとめ、授業改善のためのアンケート実施、期末レポート提出期限
(授業の冒頭にそれらを行ったら授業が14:50よりかなり以前に終了するので、レポート提出期限については特に注意すること)
 
事前学習/Preparation 『防衛白書』の関連するページを読んでおくこと。
事後学習/Reviewing 講義内容を聞いてリアクションペーパーを提出すること。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ハイフレックス形式 / hybrid high flex
補足事項/Supplementary notes講師の方が青学まで対面で来られるかどうかわからないので、リアルタイムで対面に近い講義を行ってもらうため、PC教室を用意してある。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 その他 Others 60% 毎回の講義の後に、リアクションペーパーを書いてもらいます(字数制限:400字程度。最大600字)。その日の講義内容に関連する内容が書いてあれば4点、よいコメントが書いてあれば5点をつけます。リアクションペーパーの提出は、履修登録期間が終わった第3回から、第14回までの計12回行います(最大得点 5×12=60点)。リアクションペーパーの提出先は Course Power とし、締め切りは翌日日曜日午後3時とします。
2 レポート Report 40% 期末レポートを書いてもらい、第15回の授業冒頭で回収します(その時点が締め切りとなります)。講義を通じて学んだ日本の防衛政策の中から、あるリサーチ・クエスチョンを疑問文の形で立ててもらい、それに答えるレポートにしたいと思います。詳しくは、追って授業中に説明します。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
リアクションペーパーで各回何点取れたかは、最終回の第15回に各自に開示します。
教科書/Textbooks
 著者名
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タイトル
Title
出版社
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1 防衛省 『日本の防衛--防衛白書』(後期には令和4年版が出ている予定である) 防衛省 全文が <https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/index.html> からダウンロード可能。また受講人数によっては、冊子体が防衛省から寄贈される可能性がある。
メッセージ/Message
 講師の方は、防衛省で高い地位にあり、受講生を「青山学院大学の代表」として判断するので、授業中は私語・居眠り・スマホいじりはやめるのはもちろんのこと、講師の方には敬意をもって接すること。また、講師の方が述べること(特に東アジア情勢や日本との関係)は、アジア地域からの留学生にとっては異論もあるかもしれないが、講師の方は日本政府の公式見解を述べるのが仕事なので、その点は理解した上で出席すること。さらに、講師の方がプライベートなお話をしてくれることがあるかもしれないが、本講義の内容は、授業外では全てオフレコとして扱い、無許可で録画・録音・SNSへのアップロードや書き込みをすることは禁止する。これに違反した者は、本講義の成績を不可とし、さらに学則により大学全体の処罰にかけることがある。
 期末レポートに関しては、受講生の政治的態度は評価の対象とせず、リサーチ・クエスチョンの設定能力、論理的な議論を立てる能力、エビデンスを示す能力、文章全体の構成を整える能力、独創性などを評価の対象とする。  
キーワード/Keywords
防衛     自衛隊     平和     国際協力