講義内容詳細:外交史Ⅱ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 外交史Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) Diplomatic History Ⅱ
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 高光 佳絵
英文氏名/Instructor (English) TAKAMITSU Yoshie

講義概要/Course description
第一次世界大戦以降、冷戦初期に至る外交史:戦争違法化、帝国の変容、文化外交に焦点を当て、国際社会の歴史を理解する。この講義では、アジア・太平洋地域に重点を置きつつ、国際関係秩序の大局的変動を概観する一方で、一次史料に触れる機会を提供する。したがって、年表をなぞった網羅的な通史としての歴史的知識の獲得よりも、それぞれの出来事の背景についての理解を得ることに主眼が置かれる。
なお、事前に配布された外交史料・文献(主に英文)についての予習課題をコースパワーで提出することが要求される。
達成目標/Course objectives
講義の目的は、国際秩序の根幹をなす原理や理念の変容と、その中で国家を中心とするアクターの位置づけを示すことである。人々は国際社会をどのように形成してきたのかという歴史的視点を得ることで、これからの社会をつくっていくアクターとしての教養を獲得することが期待される。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
授業は、受講者が高校の教科書レベルの世界史の知識を持っていることを前提として行われる。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション、授業の進め方の説明
2
授業計画/Class 第一次世界大戦と戦争違法化(1)大戦までの過程
3
授業計画/Class 第一次世界大戦と戦争違法化(2)総力戦における休戦
4
授業計画/Class 第一次世界大戦と戦争違法化(3)パリ講和会議
5
授業計画/Class 第一次世界大戦と戦争違法化(4)ワシントン会議
6
授業計画/Class 第一次世界大戦と戦争違法化(5)国際連盟と不戦条約
7
授業計画/Class 「民族自決」と帝国の変容(1) 満洲事変と国際連盟
8
授業計画/Class 「民族自決」と帝国の変容(2) 日中戦争
9
授業計画/Class 「民族自決」と帝国の変容(3) ヨーロッパにおける宥和政策
10
授業計画/Class 「民族自決」と帝国の変容(4)第二次世界大戦の勃発
11
授業計画/Class 「民族自決」と帝国の変容(5)脱植民地化と人種差別撤廃
12
授業計画/Class 冷戦下の文化外交(1)1950年代を中心に
13
授業計画/Class 冷戦下の文化外交(2)1960年代を中心に
14
授業計画/Class 冷戦下の文化外交(3)1970年代を中心に
15
授業計画/Class 授業の総括、レポート講評、学生からのフィードバック
 
事前学習/Preparation 予習用配布史料を読む
事後学習/Reviewing 講義内容を参考にしての配布史料の読み直しとポイントの確認
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 100%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
最終回にフィードバックを行う。