講義内容詳細:音楽と心理

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 音楽と心理
英文科目名/Course Title (English) Music and Psychology
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 石川 泰
英文氏名/Instructor (English) ISHIKAWA Tai

講義概要/Course description
音楽的な事象は、きわめて身近なものでありながら、魂の根源的な部分に触れ合う深い体験です。また、音楽を演奏したり、聴いたり、想像したり、音楽に合わせて体を動かすといった様々な音楽的行動は、生物学的な存在であり、社会的、文化的な存在でもある人間存在の多面性、重層性を明らかにしていく上で格好のテーマでもあります。この講義では、音楽という身近な題材を手がかりにして、人間の心や文化や社会について受講者の皆さんひとりひとりに主体的に考えていただくことを目指します。
達成目標/Course objectives
人間の心と音楽についての想像力を高め、理解を深める。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション(講義の進め方等について)
2
授業計画/Class オンライン時代の音楽のあり方について。
3
授業計画/Class 音楽的事象のひろがり 
    縦のひろがり(時間的)と横のひろがり(空間的)
4
授業計画/Class 音楽的事象のつかまえ方1
       行動分析、精神分析
5
授業計画/Class 音楽的事象のつかまえ方2
      社会構成主義、文化中心主義
6
授業計画/Class 心の佇まいと音楽体験1
    喋ることと聴くこと
7
授業計画/Class 心の佇まいと音楽体験2
   モノローグとダイアローグ
8
授業計画/Class 音楽的事象と「自我」、音楽的事象と「自由」について
   即興音楽を題材に‥
9
授業計画/Class 音楽的事象とメディア

   
10
授業計画/Class 音楽的な出来事のデザイン1
    音楽療法の事例を題材に 
11
授業計画/Class 音楽的な出来事のデザイン2   
      表現教育の事例を題材に
12
授業計画/Class 音楽的な出来事のデザイン3
      ワークショップの事例を題材に
13
授業計画/Class 音楽的事象における再帰性
14
授業計画/Class 音楽は心に何をもたらすか
15
授業計画/Class ポリフォニーとしての内的世界、外的世界
 
事前学習/Preparation 授業におけるディスカッションやレポートに活かせるように、日常生活の中で様々な音楽的事象に気を配り、観察し考察するようにしておいてください。
事後学習/Reviewing 授業で学んだり、体験したり、ディスカッションしたことを各自で復習してください。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notes本講義は対面授業(ハイブリット型ブレンド形式)で実施します。オンライン授業(Webex使用)を実施する場合は、Course Powerにて指示をします。※第1回はオンライン授業(オンデマンド)で実施いたします。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 80% 独創性、構成力、表現力、熱意の4項目から評価する。
2 平常点 In-class Points 20% 授業に関する簡単なアンケートを実施し、理解度を評価する

メッセージ/Message
この授業では専門的な知識や技能は一切必要ありませが、素朴な疑問について、その場でディスカッションしたり、発言をしたりすることが比較的多く求められます.また、簡単な実演等も行なっていく予定です.受講生の皆さんには、授業への積極的な参加を、是非お願いします.
その他/Others
教育、心理、福祉の領域で、芸術がどのような役割にないうるか、実例を紹介しながら講義を行います。
キーワード/Keywords
実務経験