講義内容詳細:祭祀文化論

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 祭祀文化論
英文科目名/Course Title (English) Festive Culture Studies
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) KUSHELL, Michael
英文氏名/Instructor (English) KUSHELL, Michael

講義概要/Course description
「祭りの現状」

驚くべき数のみならず、それだけの多様性も誇る日本の「祭り」。各地の「伝統」としてそれらはいかに古く不変に見えても、人の手で継承されている以上、祭りとは時代と共にダイナミックに変わり続ける「生きている文化」に他ならない。本授業では、近年特に激しい転換を経験している祭りの現場に飛び込み、その現代的な意義と今後に向けた可能性を探っていく。
達成目標/Course objectives
主に盆踊りを中心に、日本各地の祭りが持つ多様なアイデンティティを探求し、それぞれ独特なリズムや舞踊の面白さを体感すると同時に、それらを支えるコミュニティが直面する課題と今後の政策、広く言えば「文化」そのものの「継承」と「創造」について考えを深めていく。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 序論・ガイダンス 【初回授業のみ:オンライン授業(オンデマンド型)での実施】
2
授業計画/Class 概論①:祭りとは何か?「現象学」と「文化人類学」の観点から
3
授業計画/Class 概論②:祭りの音楽と踊りの何が大事なのか?「音楽民族学」の観点から
4
授業計画/Class 岐阜・郡上おどり&白鳥おどり
5
授業計画/Class 東京・錦糸町河内音頭大盆踊り
6
授業計画/Class 秋田・西馬音内盆踊り
7
授業計画/Class 青森・大川平の荒馬踊りとねぶた祭
8
授業計画/Class 震災と盆踊り・国境を越える盆踊り(ドキュメンタリー『盆唄』上映会の予定)
9
授業計画/Class 埼玉・秩父夜祭
10
授業計画/Class ゲストとの対談(予定・詳細は後日発表)
11
授業計画/Class 徳島・阿波おどり
12
授業計画/Class 東京・高円寺阿波おどり
13
授業計画/Class 沖縄・本島と浜比嘉島のエイサー
14
授業計画/Class 21世紀の新たな祭り
15
授業計画/Class 総括
 
事前学習/Preparation 指定された文献を熟読し、その内容と共に自分の関心点・疑問点・不明点を整理しておく。

事後学習/Reviewing 講義内容を自分の興味関心とどう繋げていけるかについて反省し、またさらに探究してみたい関心点、疑問点、不明点などが残っていれば、次回の授業でそれらを追求できるよう、コースパワーで設置される「授業後のアンケート」で書いておく。

授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 60%
2 レポート Report 40%
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
1 大石始(著)、ケイコ・K・オオイシ(写真) 『ニッポンのマツリズム - 盆踊り・祭りと出会う旅』 アルテス 2016年 9784865591453 2200円
メッセージ/Message
上記の内容は暫定的なものであって、詳細は初回授業で説明する。また、受講生の興味関心や進み具合、コロナ禍の状況などに合わせて調整していくつもり。