講義概要/Course description
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「日本芸能」と言えば、典型的なイメージにこそ馴染んでいても実際に経験したことがないという人は多くいるでしょう。だからこそ「入門」が必要とされることも多いが、決まった「鑑賞法」のみが「正しい」として、また「正統」な古典だけが「本物」として紹介されるほど、勿体無いことはない。というのは、いかに敷居が高いと思われる「伝統芸能」でも、もっと多彩な形態や表現方法に、もっと多様な感覚や姿勢が可能な楽しみ方が他にも無数にあるはず。そしてその中、普段なら関心が全くないという人もきっと、興味を沸かせる「入り口」が見つかるに違いない――かしこまって「鑑賞」するのではなく楽しく飲食しながら「やる」地歌舞伎の盛り上がりであれ、ライブハウスでDJが回す民謡の深いグルーヴ感であれ、「環境音楽」としてリミックスされ一気にリラックスさせてくれる優しい雅楽の音色であれ. . . 「日本芸能」に対する固定観念をいざ手放してみれば、自分ならどのような可能性が見つけられるでしょうか?
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達成目標/Course objectives
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本授業では、伝統芸能の「定番」をより楽しく触れるための基礎知識を身に付けつつ、それらを新しい文脈で再解釈する試みや、長年「正統」から外れてきた「周縁的」な伝統なども探究することで、多彩な「日本芸能」への「入り口」を開いていこうとする。またこれらを日本の社会文化史に位置付けながら、「正統」と「異端」、「継承」と「革新」、「芸術」と「娯楽」の関係性やそれらをめぐる議論を始め、いわゆる伝統文化の「政治性」について考えを深めていく。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
ガイダンス・イントロ(序論:「入門」とは何か?)【初回授業のみオンライン授業(オンデマンド型)での実施】 |
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授業計画/Class |
概論 ②「日本芸能」とは何か?
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授業計画/Class |
民謡 × DJ(ゲスト出演・対談)
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授業計画/Class |
箏 × 現代音楽(ゲスト出演・対談)
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授業計画/Class |
神楽 × ポップス、雅楽 × 電子音楽
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事前学習/Preparation |
指定された文献を熟読し、その内容と共に自分の関心点・疑問点・不明点を整理しておく。 |
事後学習/Reviewing |
講義内容を自分の興味関心とどう繋げていけるかについて反省し、またさらに探究してみたい関心点、疑問点、不明点などが残っていれば、次回の授業でそれらを追求できるよう、コースパワーで設置される「授業後のアンケート」で書いておく。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular |
活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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平常点 In-class Points
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60%
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レポート Report
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40%
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メッセージ/Message
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上記の内容は暫定的なものであって、詳細は初回授業で説明する。また、受講生の興味関心や進み具合、コロナ禍の状況などに合わせて調整していくつもり。
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