講義内容詳細:都市共生論/地域計画論

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 都市共生論/地域計画論
英文科目名/Course Title (English) Symbolic Study of Cities Study of Cities/Regional Planning
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 團 紀彦
英文氏名/Instructor (English) DAN Norihiko

講義概要/Course description
都市は身体よりもはるかに大きな人間生活の受け皿であり、それをどのような認識モデルによって理解するかによって様々な見え方をするものである。都市は人間の考え方が反映されることもあり、また様々な生活の営みが都市空間を紡いでいくこともある。そしてそれらの問題や素晴らしさは見る人の目によって発見されることも多い。
世界の都市観と自然観を概観することで日本の都市の特殊性と可能性を浮き彫りにしながら工学的な観点に偏ることなく、広く都市文化として都市空間を捉えることを試みる。
都市共生論は現在世界の都市デザイン思潮の中で特に注目される「共生」と「再生」に焦点を当て、具体的な都市デザインとそれらの設計思想の関係に触れ、現代都市の未来について様々な角度から考察する。


達成目標/Course objectives
「共生の思想」は生物学に端を発しているが都市論で一層の発展を遂げた概念である。現実の都市空間の中で、広く世界の都市観に触れることで人間社会の文化を読み解く能力を身につける。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特になし
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス 初回オンライン授業(オンデマンド型)
2
授業計画/Class 疾病と都市 以下原則対面授業。但し感染拡大情況に情況に応じてオンライン リアルタイム型に切り替える可能性あり。
3
授業計画/Class 共生の思想の系譜ー黒川紀章の功績
4
授業計画/Class 共生思想の原型
5
授業計画/Class 都市空間の中のグローバリズムとヴァナキュラリズム
6
授業計画/Class 大地との共生
7
授業計画/Class 他者との共生
8
授業計画/Class 時間との共生
9
授業計画/Class 自然の再生・都市の再生
10
授業計画/Class 「造る」と「なる」と「宿る」
11
授業計画/Class ホワイトヘッドの有機体論
12
授業計画/Class メタボリズムと共生の思想
13
授業計画/Class 世界の分断と共生思想
14
授業計画/Class 自身の建築作品を語る
15
授業計画/Class 総括
 
事前学習/Preparation 事前に配布する文献資料または動画がある場合には目を通しておくこと。
事後学習/Reviewing 2~3回に1度授業の感想を200~300字程度のshort essayとして翌日24時までに提出を求めることがある。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notesハイブリッド型ブレンド形式(対面又はオンライン リアルアイム)
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 25% 授業参加率 25%
2 レポート Report 50% レポート内容評価 50%
3 試験 Exam 25% 中間試験評価25%
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
コメント
Comments
1 團 紀彦 都市を看る 財団法人忠泰建築文化芸術基金会 2019年 無料配布
その他/Others
建築設計の実務経験を活かし建築と都市における共生の問題を実践と社会思想の両面から考察する。
キーワード/Keywords
実務経験