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授業計画/Class |
Course Powerの自己学習形式での実施 オリエンテーション(講義の目標、内容、教科書)はシラバスで確認、買い物は投票―個人の食の社会的な影響、食情報の真偽や受け取り方・・・肥満,和食の問題とその解決のための減塩について、 食の安全 その1.食品添加物・残留農薬等、化学物質のリスクに関する考え方(政府インターネットテレビ「気になる食品の安全性~みんなで学ぼう“リスク分析”」視聴、内閣府食品安全委員会中学生向け資料「科学の目で見る食品安全 2019年3月改定版」 も参照し、感想等を提出)。 |
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授業計画/Class |
対面授業 食の安全 その2. 放射性物質とそれとは異なる放射線照射食品(放射性物質を含まない)・・・小冊子(ネット上でも読める)等を使い,説明予定 ロールキャベツ断面観察から「リスク(の)トレードオフ」の考え方を理解し、生活に取り入れる。 食塩(正確には、ナトリウム)の過剰摂取の問題がいかに大きいかを理解し、調理実習やご自分の普段の食生活を工夫し実践する意欲を喚起する。 調理実習等の班の確認 |
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授業計画/Class |
対面授業 次回調理実習に向けて 調理とは?、調理実習の衛生や安全等の注意点・・・高濃度の砂糖や塩が腐敗を防ぐ理由の可視化:ココアや抹茶を砂糖で水中に分散させる―を通して,後片付けで水分を残さないことの重要性を含め,衛生の理解を深める、調理の基礎知識、野菜を洗う意義や切り方、炒める調理(フライパン等の調理器具の扱いも含む)、ゆで卵、 5大栄養素や食品群・・・緑黄色野菜とは?可視化による教え方、「わたしがつくる朝ごはん」等指定した教科書を用意
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授業計画/Class |
対面授業 調理実習1・・・野菜炒め(炒める調理・野菜の扱い)、ゆで卵(ゆでる調理・卵料理)、ウーロン茶を茶葉からいれる 食材の衛生的な取り扱いについて体験的に知る。野菜(緑黄色野菜・その他の野菜の分類)や食塩の摂取量(味の付け方)を具体的に知る。秤の使用方法、調理前後の野菜の見た目の大きさの変化・色・香り等を体験的に知る。 環境に配慮する後片付けとして、不要な紙や布で油をふいてから洗う実践も行う。 包丁の扱い方として、皮むき(人参)の手の形を確認する。 自宅での実習の場合、ウーロン茶の茶葉は、第3回の授業か第5回で分けてもらい、第5回の場合は調理実習その2レポートに書き添える。 |
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授業計画/Class |
対面授業 食の安全 その3.遺伝子組換えやゲノム編集、食糧事情 DVD「1600万トンのトウモロコシはなぜ、海を渡るのか」の視聴、対面授業欠席の場合は、青学で視聴してください。そのDVDに合わせた配布資料で、ネット上でも視聴できる小冊子、アメリカ穀物協会「1000万トンのトウモロコシはなぜ、海を渡ったのか?」(2016)を参照 http://grainsjp.org/cms/wp-content/uploads/dlm_uploads/31f6e25db4e8d65e0ed666741ca6edf6.pdf
栄養素の概要ー5大栄養素
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授業計画/Class |
対面授業 野菜・いも・卵の特徴や調理性、ゆでる調理、「10円玉で試してみよう」…「アク」の理解、野菜やいも等には体に影響がない程度のごく少量の悪い成分も含まれる(「食の安全」に関連)ことや,良い成分が豊富なことから総合的に考えて摂取が推奨されることの理解、青菜のゆで方、ゆでる調理を通し環境に配慮する調理を考える、だし、第1回調理実習の反省のもとに調理実習のありかたを考え,次回以降の調理実習に生かす、第2回調理実習説明(盛り付け方も含む) |
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授業計画/Class |
対面授業 調理実習2・・・青菜のお浸し(ゆでる調理、アクの多い青菜の扱い、だしの取り方、)、ブロッコリーのゆで物(ゆでる調理、アクの少ない青菜の扱い、ブロッコリーの茎の利用・・・むだなく使う)、粉ふきいも(ゆでる調理、じゃがいもの扱い―自然毒の除去)、トマトのくし型切り(衛生的な生野菜の扱い、野菜の切り方)、ドレッシング作り、オムレツ(卵料理、示範、難し過ぎる場合はスクランブルエッグ)、野菜やいもの摂取量を具体的に知る。 西洋料理の盛り付けの基本・・・メイン料理は手前,付け合わせは奥,皿のふちは使わない 日本料理の小鉢の盛り付け・・・小高く |
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授業計画/Class |
対面授業 消化・吸収・代謝の基礎、ビタミン、無機質、食材の選択・食物アレルギーについて |
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授業計画/Class |
対面授業 炭水化物、米(米粒の観察含む)・みそ・だし、炊飯の原理、ご飯のよそい方(動画を見る予定)や配膳、米の品種・産地・構造・成長等を取り上げて,他教科との連携を図り,学びを広く深くすることについて |
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授業計画/Class |
対面授業 調理実習3・・・白飯(炊飯、1膳の白飯の重さとエネルギー)、みそ汁(対面授業の場合は食塩分の測定、家庭での実習では、みその栄養成分表示に載る食塩相当量から食塩分の計算、煮干だし・インスタントだし・混合だしの比較、みその種類)、出し巻き卵(卵料理、示範、盛り付けに関する和洋の特徴) 日本料理の盛り付け(メイン料理の右手前に前盛り)と配膳(ご飯が左,汁が右,主料理は右奥)の基本 |
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授業計画/Class |
対面授業 炭水化物・・・でんぷんの検出、PFC比率、日本型食生活の特徴、献立、食事摂取基準、第2回調理実習レポートを受けて補足 |
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授業計画/Class |
対面授業 家族・家庭生活・・・各自が抱く「当たり前」の問い直し、調理実習のねらいと題材、第4回調理実習説明…小麦と米との比較による特徴、白玉粉と上新粉の違い、デンプンの種類、発酵度の違いによる茶の特徴、「鼻をつまんで飴をなめてみよう」…味や香りについて、 |
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授業計画/Class |
対面授業 調理実習4・・・団らんとしての会食―緑茶(お茶のいれ方)、白玉団子フルーツ(後期は、赤い皮のリンゴ・キウイ・バナナを予定)添え、実習室あるいは自宅台所の大掃除 ただし、果物等の食物アレルギーの学生がいる場合は、メニューや食材の種類を変更することがある。 |
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授業計画/Class |
対面授業 脂質(肉ばかりではなく魚も食べる方が良い理由は、主に脂質の種類の違いによるので、化学を苦手とする人も忍耐を覚悟して学んでほしい)、献立、「ポテトチップスやソーセージの油の量を可視化」…おやつの選び方や量、第3回調理実習のレポートを受けて補足 |
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授業計画/Class |
対面授業 たんぱく質とその補足効果、食品を組み合わせてとる理由、食物繊維、水、栄養以外の食生活で考慮すべきこと…食事時間や時刻・回数、よく噛む効用等、食関連統計資料のとらえ方、まとめ |
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事前学習/Preparation |
・調理実習の前回(第3・6・9・12回)は、次回調理実習のメニュー等に関係する部分について、小学校家庭科教科書2冊・『わたしがつくる朝ごはん』・『小学校学習指導要領解説 家庭編』を読む。たとえば、第3回の事前学習としてゆで卵と野菜炒めの部分等を読む。なお、『わたしがつくる朝ごはん』の「基本のき」「ここがコツ」「Point」「eco」の部分は、なるべく早く読み、実生活に取り入れて料理をし、4回の調理実習のメニューでないものについても質問をしてください。 なお、事前学習として、次回実習のメニューを家で作ると、より調理に慣れて上達する。
・調理実習の回は、前回配布資料をよく読み、データの取り忘れが無いようにする。たとえば、第4回の場合、開隆堂教科書(手に入った場合、QRコードを読み込み、「手の洗い方」「ガスコンロの点火の仕方」「火加減 強火」「沸騰の様子」等を予習する。)・「わたしがつくる朝ごはん」の該当料理の部分等(p.4 も含む)を読む。予習せずに実習すると、手際が悪く、時間がかかり、データも取り忘れがちで、レポートも書きにくくなることが先輩たちの様子である。 ・対面授業欠席の場合、自分が調理実習をする日に合わせて、食材(第4回の場合、野菜の種類は『わたしがつくる朝ご飯』p.38を基本とし、入手できない場合は使った野菜をレポートに記載)の用意をする。新たに購入する場合は、各価格と量(たとえば、人参3本〇〇〇 g 150円+消費税、キャベツ1玉〇〇〇 g 税込み200円)をメモし、調理実習レポートに書く。ただし、既に購入済みのもので、価格が不明な場合は、その旨を書く。
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事後学習/Reviewing |
調理実習の回(第4・7・10・13回)は実習レポートの作成(ファイル形式)・提出をする。実習は1回限りでなく再度作るか、あるいは応用メニューを作り、それについてもレポートに書き添えるとより良い。ただし、無理はしないで、提出期限を守る方が大切。 開隆堂教科書該当ページのQRコードを読み込み、それについても論じるとより良い。 調理実習以外の回では、配布資料に目を通し、きちんとファイリングする。「食の安全関連レポート」にも役立つことが多い。 |
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