講義内容詳細:教育学研究法

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 教育学研究法
英文科目名/Course Title (English) Research Methods in Pedagogy
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 樋田 大二郎/福元 真由美
英文氏名/Instructor (English) HIDA Daijirou/FUKUMOTO Mayumi

講義概要/Course description
教育学科での学びは能動的な学びである。既存の知識を一方的に注入されるだけでなく学生が自らの関心に基づいて教育に関する問を立て,この問に基づいて自発的で自律的で自立的に教育事象を探索したり働きかけていく。本講義は,教育学科の一連の演習や卒業研究の基礎となるものである。
 授業ではまず教育学分野に於ける研究の意義・目的がどこにあるのかを考える。そして,問題意識の設定,仮説の設定と検証,共時的研究と経時的研究,既存資料の収集と分析,文献研究,エスノグラフィー,アクションリサーチ,ケース・スタディ,教材・授業開発,質問紙調査,参与観察,非参与観察,インタビュー,質的な分析,統計的な分析,研究倫理などの実際の研究に必要な知識と方法を概観する。この授業は福元(調査研究法)と樋田(文献研究法)が交代で行う。
達成目標/Course objectives
 教育学研究法を入門する
 教育学の主要な研究方法を概観し、それらが必要とされた背景および意義・方法を具体例を紹介しながら検討する。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
この授業は、他の教育学科の授業、教育学科における学生の研究の基礎となる研究方法を講義する。他の授業、自分の研究との関連の視点を忘れないこと。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ( 1)授業紹介と授業のコミュニティ作り
※第1回目の授業はオンデマンド型のオンライン授業を行う。2回目以降はコロナ感染拡大の状況に応じて授業の方法・内容ともに変更する事がある。変更等はCoursePower、授業等で指示する。
2
授業計画/Class ( 9).問題を意識する
3
授業計画/Class (10).問題の明確な把握と明確な問題意識
4
授業計画/Class (11).「概念と言葉の広がり」
5
授業計画/Class (12).「目的論的理解、因果論的理解」
6
授業計画/Class (13).論文の書き手の意識から見た論文の読み方
7
授業計画/Class (14).文献研究法 レポートの書き方例
8
授業計画/Class (15).文献研究のテクとコツとツボ
9
授業計画/Class ( 2).質問紙調査研究の手法と統計的分析
10
授業計画/Class ( 3).エスノグラフィーの手法と研究事例:参与観察,非参与観察
11
授業計画/Class ( 4).インタビューの手法と研究事例
12
授業計画/Class ( 5).アクションリサーチの手法と研究事例
13
授業計画/Class ( 6).質的研究の分析方法①:KJ法,グラウンデッド・セオリー・アプローチ,内容分析
14
授業計画/Class ( 7).質的研究の分析方法②:ディスコース分析,ナラティブ分析
15
授業計画/Class ( 8).教育学研究の倫理
 
事前学習/Preparation 前回までの授業で学んだことを整理しておく。
事後学習/Reviewing 授業内で学んだことを各自が発展させて検討すること。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method ハイブリッド型ブレンド形式 / hybrid blend
補足事項/Supplementary notes対面授業(ハイブリッド型ブレンド方式)。オンライン授業を行う回については、CoursePowerや授業内で周知する。
2つに分けられたクラスの内一方は(1)~(15)の順に授業を行い、他方のクラスは(1)、(9)~(15)、(2)~(8)の順に授業を行う。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 80%
2 その他 Others 20% 福元と樋田のそれぞれの講義の中で小試験・課題(20%)を複数回実施し、最後に学びのまとめとしてのレポートを課題(80%)とする。
教科書/Textbooks
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1 授業中にそれぞれの教授から提示する。
参考書/Reference books
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1 授業中にそれぞれの教授から提示する。