講義内容詳細:専門演習Ⅱ/専門演習

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 専門演習Ⅱ/専門演習
英文科目名/Course Title (English) Seminar (Advanced) Ⅱ/Seminar (Advanced)
学期/Semester 後期/通年 単位/Credits 2/4
教員名/Instructor (Japanese) 岩下 誠
英文氏名/Instructor (English) IWASHITA Akira

講義概要/Course description
教育史研究の蓄積には、時代的な偏りが存在しています。近代的な教育思想の理念型が提示されたとされる18世紀や、公教育制度の実質的な展開が見られた19世紀に関する研究が膨大に蓄積されているのに比べるならば、古代教育史や中世教育史に関する研究は僅かな蓄積しかなされていないと言えるでしょう。
 しかし、古代や中世と並んで、最も研究蓄積がなされていないのは、20世紀、とりわけ第二次世界大戦後の時期を扱った研究です。「現在」と最も連続している時代でありながら、20世紀教育史に関する体系的な研究はほとんどなされていません。しかし、第二次世界大戦の終結からすでに70年以上が経過しており、20世紀後半は、すでに歴史研究の対象とするべき長さになっています。
 そこで本ゼミでは、20世紀、とりわけ第二次世界大戦後のヨーロッパを中心とした教育史研究を輪読し、検討を行います。これは教育史研究のフロンティアを探ると同時に、直近の歴史的経緯を理解することを通じて、現在のわれわれが置かれている状況に対して、歴史的・批判的に検討を行う視座を獲得するための作業でもあります。
 
達成目標/Course objectives
西洋教育史研究に関する基礎的な知識を得ると同時に、研究を進めるための方法について理解を深めることが第一の目標です。並行して、4年次の卒業研究へ向けた準備を行い、各人の問題意識を深めることもねらいとしています。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
西洋教育史Ⅰ・Ⅱ、教育史特殊講義を受講する/していることが望ましい。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション(オンデマンド授業 Coursepower参照)
2
授業計画/Class 「短い20世紀」論を読む
3
授業計画/Class 「長い20世紀」論を読む
4
授業計画/Class 20世紀教育社会史概観①
5
授業計画/Class 20世紀教育社会史概観② 
6
授業計画/Class 1945年の教育史的意味①ドイツの場合
7
授業計画/Class 1945年の教育史的意味②日本の場合
8
授業計画/Class 福祉国家と教育①
9
授業計画/Class 福祉国家と教育②
10
授業計画/Class 児童労働から見た20世紀①ヨーロッパの場合
11
授業計画/Class 児童労働から見た20世紀②発展途上国の場合
12
授業計画/Class 新自由主義と教育①
13
授業計画/Class 新自由主義と教育②
14
授業計画/Class 新自由主義と教育③
15
授業計画/Class まとめ、夏季休暇中の課題設定
16
授業計画/Class 研究活動のスケジュール設定
17
授業計画/Class 研究発表の準備
18
授業計画/Class 研究発表と質疑応答①
19
授業計画/Class 研究発表と質疑応答②
20
授業計画/Class 研究発表と質疑応答③
21
授業計画/Class 研究発表と質疑応答④
22
授業計画/Class 研究発表と質疑応答⑤
23
授業計画/Class 中間考察と課題・研究方法の再検討・再設定
24
授業計画/Class 研究発表と質疑応答⑥
25
授業計画/Class 研究発表と質疑応答⑦
26
授業計画/Class 研究発表と質疑応答⑧
27
授業計画/Class 研究発表と質疑応答⑨
28
授業計画/Class 研究発表と質疑応答⑩
29
授業計画/Class 総括討論
30
授業計画/Class 次年度に向けての課題と展望
 
事前学習/Preparation 指定された課題の提出
事後学習/Reviewing 指定された課題の提出
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面授業(ハイブリッド型ブレンド方式)
オンライン授業を行う回についてはCoursePower等で指示します。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 100% レポート(50パーセント)、プレゼンテーション(30パーセント)、議論への貢献度(20パーセント)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
レポートに関しては、最終的な提出の前に、推敲・改善・修正すべき点を何度かやりとりするというプロセスを踏みます。
教科書/Textbooks
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1 授業中に指示します。
参考書/Reference books
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